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新型PHV・EV用充電スタンドを2015年秋に発売【豊田自動織機】
2015年5月11日
新型PHV・EV用充電スタンドを2015年秋に発売
複数台設置に最適な充電システムにより運用コストを低減
㈱豊田自動織機(社長:大西 朗、以下 豊田自動織機)は、プラグインハイブリッド自動車(以下、PHV)および電気自動車(以下、EV)用の新型充電スタンドを、日東工業㈱と共同開発し、2015年秋に発売します。
新型充電スタンドは、通信機能やICカードによる利用者認証、課金、充電などの機能を搭載した親機と、充電機能に特化することで低価格と小型化を実現した子機の2機種をラインアップします。親機には現行モデルが持つ機能に加え、大型ディスプレイを採用して感覚的な操作ができるタッチパネルインターフェースとし、さらに子機の制御機能を新たに追加しました。現行モデルで複数台導入の場合は1台ずつそれぞれが独立して充電・通信等を行っていましたが、新型モデルでは親機1台で低価格な子機を10台まで制御可能なため、導入コストと通信費等の運用コストの低減を実現します。
また、公共施設、商業施設や時間貸し駐車場など、複数台のPHV・EVを同時に充電する環境では、充電設備の契約電力量に合わせた電力の制御が求められます。今回、これまでの実証事業で培った知見を織り込んだ独自開発のスマート充電システムを親機に搭載することで、充電する車両ごとに入力電流を制御し、充電設備の契約電力量にあわせてピーク電力を制限することにより運用コストの低減を実現します。また、これにより契約電力量の範囲内で充電設備の設置・増設が可能となります。
2010年10月に通信機能を搭載した現行モデルを販売して以来、蓄積してきた運用実績と各種実証データをもとに、充電インフラに求められるより良い機能・サービスを検討してこの新型充電スタンドを開発しました。
豊田自動織機は、新型充電スタンドを、充電インフラのスタンダードモデルに位置づけ、今後も利用者および設置者のニーズに応えるよう、さらなる高機能化とサービスの充実に取り組んでまいります。
商品の特長、仕様の概要、問合せ窓口は次のとおりです。
※仕様・デザイン・サービス内容は変更の可能性があります。
1. 商品の主な特長
1) 複数台制御機能
・ 親機による複数台の子機への充電認証、制御
・ スマート充電システム(ピーク電力制御)
2) 利用者の操作性向上(親機)
・ 見やすいディスプレイ、タッチパネルによるかんたん操作
・ 操作手順のガイダンス表示
3) 小型・軽量(子機)
・ 現行製品比で体積を約38%、重量を約44%削減
〔現行モデルから引き継いだ基本コンセプト〕
4) 管理機能
・ 通信機能搭載により充電設備の利用情報や稼動状況を一元管理
・ ICカードを用いた利用者認証・課金
5) 充電インフラに適した安心/安全機能
・ コネクターケーブルを装備し、車載ケーブル取り出しの手間が不要
・ 感電や過電流に対する保護機能を搭載
3. 商品に関するお問い合わせ窓口
㈱豊田自動織機エレクトロニクス事業部 事業企画部営業室 TEL : 0562-48-9127
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