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三菱自動車とプロトン社の協業拡大について【三菱自動車工業】

2011年9月15日

三菱自動車とマレーシア最大の自動車メーカーであるPROTON Holdings Berhad*(以下、プロトン社)は本日、両社が協業関係の更なる強化・拡大に向け協議入りしていることを発表した。

両社は、その市場競争力の強化を視野に、協業によりシナジー効果が見込める分野について、2010年後半より共同して検証を進めてきた。現在、両社間で検討がされている協業プロジェクトは次のとおりである。

• マレーシアでのエンジン共同生産
• 三菱自動車向け車両のプロトン社での生産
• 三菱自動車が来年3月にタイを皮切りに世界展開を図る「グローバルスモール」と、プロトン社新型小型車の主要コンポーネントの共用化
•  EV/PHEVなどの将来技術の供与

両社は、2008年12月にプロトン社における新型車両の開発・生産に関する契約を締結し、現在プロトン社は、三菱自動車の車両をベースとした4ドアセダン「インスピラ」をライセンス契約によって生産している。

今後協議が進められる新規案件は、両社に更なるWin-Win関係をもたらすことが期待されている。これらの協業プ ロジェクトを通じて、三菱自動車はアセアン市場における事業展開の拡大を目指す。またプロトン社は、その商品ラインナップの拡充並びに生産設備の有効活用 を目指す。

PROTON Holdings Berhad*(プロトン社)の概要

(1) 本社所在地 : マレーシア スランゴール州

(2) 主な事業 : 自動車の開発・設計・製造

(3) 会社紹介 : プロトン社は、マハティール前首相の国民車構想に基づき、マレーシア重工業公社(当時)・三菱自動車・三菱商事の三者合弁事業として1983年に 設立。三菱自動車・三菱商事の全面的な支援の下、1985年に最初の国民車「SAGA」の生産を開始した。2000年には初の自主開発車「WAJA」を発 売、2004年2月には初の自主開発エンジンを搭載した「GEN-2」を発売するなど、年々技術力を高め、マレーシア工業化のシンボルとして国民に広く支持されている。


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