ニュース
高荷重対応電動パーキングブレーキを 小型トラック市場向けに提供開始【TRW】
2015年3月6日
本リリースは、3月4日(現地時間)に米国ミシガン州リボニアで発表されたリリースの日本語版です。
米国ミシガン州リボニア(2015年3月4日)-世界有数の自動車部品メーカーで、アクティブセーフティ(予防安全)・パッシブセーフティ(乗員安全)システムの世界的リーダーであるTRWオートモーティブ・ホールディングス(本社:米国ミシガン州リボニア、以下TRW)は本日、軽量化と多機能化を実現する電動パーキングブレーキ(EPB)を小型トラック市場向けに提供を拡大することを発表しました。まず2017年より、北米市場における小型トラックの量産車向けに、高荷重対応EPBの提供を開始する予定です。
TRWのグローバルブレーキ部門担当副社長兼ジェネラルマネージャーであるエド・カーペンター(Ed Carpenter)は次のように述べています。「TRWの電動パーキングブレーキを小型トラックおよびSUVにまで提供を拡大することは重要な意義があります。たとえば、従来のドラムインハット(DIH)パーキングブレーキと比較した場合、EPBの採用によって大型トラックやSUVの1台あたりの重量が9kg以上軽量化され、これは燃費向上と二酸化炭素排出量の削減につながります。加えて、機械式から電子制御に変更することにより、他の車載システムと連携する様々な新機能を利用して、付加価値を提供することが可能になります。たとえば、EPBと横滑り防止装置(ESC)を連携させてタイヤのロックを防止することで、緊急停止時の安全性を高めると共に、渋滞の際には必要に応じて車両を停車した状態で維持し、走行が安全であれば、車両の前進を許可することで、ドライバーの疲労を軽減することができます」。
EPBを導入することにより、機械式のパーキングブレーキレバーやペダル、ブレーキケーブルが不要になり、すべてがシンプルなボタンやスイッチ、配線に替わることで、車室内スペースの自由度が増します。これにより、車体のアセンブリが簡素化され、より柔軟なインテリアデザインを可能にすると同時に、さらなる軽量化を実現できます。
全世界で累計5,000万以上のEPBキャリパーを提供しているTRWは、電動パーキングブレーキ技術におけるパイオニアとして市場をリードしています。TRWの高荷重対応EPB技術は、大型乗用車、小型トラック、中型SUV向けの18.5キロニュートン(kN)から25kNの高荷重版まで、高い締め付け荷重に対応しています。
TRWについて
TRWオートモーティブは世界有数の自動車部品サプライヤー。ニューヨーク証券取引所上場。米国ミシガン州リボニアを本拠とし、子会社を含め24カ国で事業を展開する。従業員数は世界で約65,000人。主要製品は、車両コントロールシステム、ドライバーアシストシステム、ブレーキシステム、ステアリングシステム、サスペンションシステム、セーフティシステム(シートベルトおよびエアバッグ)、電子部品、エンジンコンポーネント、ファスナー部品など、この他アフターマーケットの交換部品と各種サービスの提供も行っている。2014年度の売上高は175億ドル。日本国内では、TRWオートモーティブジャパン㈱として事業を展開、主要日本自動車メーカーに製品を提供している。
同社に関する詳細な情報は、Webサイトhttp://www.trw.comでもご覧いただけます。
本プレスリリースにおける「TRWオートモーティブ」、「TRW」、「当社」などの文言は、別途記載がない限り、すべてTRWオートモーティブ・ホールディングスとその子会社を指します。
本件に関するお問い合わせ先 :
クレアブ・ギャビン・アンダーソン㈱ (電話 : 03-5404-0640)
将来の見通しに関する記述
本プレスリリースには、すでに発生した事項ではないものの、1995年の米国私募証券訴訟改革法に定められた範囲内の「将来の見通しに関する記述」が含まれています。これらの記述は、あくまで該当する日付に発表されたものであり、これらの記述に過度に依拠しないようご留意下さい。当社の2014年12月31日を期末とする事業年度についての年次報告書(Form 10-K)に記載されている記述も含め、すべての「将来の見通しに関する記述」には、多くの想定、リスク、不確定要素が伴い、これらの要因により当社の実際の業績が「将来の見通しに関する記述」で示唆されたものとは大きく異なるものとなる可能性があります。例えば、当社および当社の株価に悪影響を及ぼす恐れがある、ZFによる合併契約の取消につながる恐れがある出来事、変化、その他の状況の発生および提案されているZFの合併を完了させる能力の欠如または現在想定されている期間内あるいは方法によって合併を完了させる能力の欠如、ZFの合併によりTRWの継続的な事業から経営陣の集中がそがれることに関連するリスク、ZFとの合併発表による当社と顧客、サプライヤー、合弁パートナー等との関係に及ぼす影響ならびに当社の業績および事業全般に与える影響、エンジンバルブ事業の売却が悪影響を与えるリスク、経済環境が当社の事業、業績、供給基盤に及ぼす悪影響、一部地域における経済的および政治的不確定要素を含め米国以外での事業に関連するリスクが当社の事業、業績または経営状況に及ぼす悪影響、現行の事業拡大計画の失敗が事業または業績に及ぼす悪影響、独占禁止法に係る調査が当社の経営、業績、キャッシュフロー、評判に与える悪影響、当社の顧客による値下げ圧力が当社の収益性に及ぼす悪影響、国際的な競争が当社の売上、収益性、経営状況に与える悪影響、当社の情報システムの寸断が事業および業務に及ぼす悪影響、供給不足に起因する顧客または当社における生産の混乱、当社の大口顧客における甚大な損失や大幅な減産が当社に及ぼす悪影響、米ドルの高騰やその他の為替変動が当社の業績に与える影響、偶発負債や税制によって発生する大きな損失や費用、当社の知的財産権の喪失が当社の事業または競争力に及ぼす悪影響、商品インフレの圧力が当社の収益性または部品供給に及ぼす悪影響、政府当局の規制に起因する費用または当社事業・評判・業績に及ぼす悪影響、当社の施設またはサプライチェーン上における当社の顧客または他の関係者の施設等におけるストライキまたはその他の労働問題が当社の事業、業績もしくは経営状況に及ぼす悪影響、当社年次報告書(Form 10-K)および米国証券取引委員会(SEC)に提出するその他の当社書類に記載されている上述以外のリスクと不確定要素などの要因が想定されます。これらの注意事項により、すべての「将来の見通しに関する記述」には完全かつ明示的に適格性が与えられるものとします。当社は、こうした「将来の見通しに関する記述」のいかなる改訂や変更についても公開する義務を負いません。
TRWオートモーティブジャパン株式会社ホームページはこちら