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世界ラリー選手権(WRC)で開幕2連勝【フォルクスワーゲン グループ ジャパン】

2015年2月16日

フォルクスワーゲン 世界ラリー選手権(WRC)で開幕2連勝
雪に覆われた「ラリー・スウェーデン」で接戦の末1位と3位を獲得


フォルクスワーゲンは、ラリー競技の最高峰「FIA 世界ラリー選手権(通称:WRC)」の2015年シーズン第2戦「ラリー・スウェーデン」に市販車をベースとした3台の「ポロR WRC」で参戦、フランス人のセバスチャン オジェ選手が勝利を挙げました。ノルウェー人のアンドレアス ミケルセン選手は接戦を繰り広げた末に3 位表彰台を獲得しました。

2015年2月12日(木)〜2月15日(日)にかけて開催された「ラリー・スウェーデン」は、スウェーデン南西部のハグフォースを拠点とし、隣国ノルウェーにも足を延ばすラリーです。全13戦のうち唯一のスノーラリーとして、スパイク(スタッド)が打ち込まれた専用のタイヤで争われます。競技区間(スペシャルステージ、通称:SS)は21、SS距離308km、総走行距離1441.57kmで行われました。

12日(木)の夕方、カールスタッド市内でセレモニアルスタートを行った選手たちは、SS1を走行。2台同時スタートの特設コースで行われ、ヤリ‐マティ ラトバラ選手が3番手に入賞しました。ミケルセン選手は5番手、オジェ選手は7 番手タイムでそれぞれ初日を終えました。13日(金)からは本格的な林道SSがスタート。フォルクスワーゲン勢はトップタイムを連発していましたが、午後のSS9で首位のオジェ選手と2番手のラトバラ選手が相次いで大きくタイムロス。特にラトバラ選手は深い雪でスタックを喫してしまい、8分36秒5遅れのSS41番手タイムでフィニッシュ、総合23番手となり、上位入賞は難しくなってしまいました。オジェ選手は総合4番手まで順位を落としました。このアクシデントでラリーリーダーとなったのは、3番手にいたミケルセン選手でした。

初優勝に向けて燃えるミケルセン選手は、その後2日間にわたってライバルやオジェ選手と僅差の激闘を繰り広げ、最終SSを前に総合首位に立っていました。3秒差で背後に迫るのは、前年チャンピオンであり、チームメイトでもあるオジェ選手です。最終SSを走り始めたミケルセン選手でしたが、なんと途中でスピンを喫してしまい、このSSでトップタイムを出したオジェ選手から遅れること42.8秒でゴール。この瞬間、オジェ選手の逆転勝利が決まりました。オジェ選手はこれで自身26度目の勝利。一方のミケルセン選手は3位表彰台を獲得しました。最終SSのパワーステージでトップタイムを出したオジェ選手にはボーナス3点が加算されます。

この結果、フォルクスワーゲン・モータースポーツはマニュファクチャラーズ選手権ランキングで首位を守り、リードを広げました。次戦は3月5日(木)〜8日(日)の第3戦「ラリー・メキシコ」です。


■ フォルクスワーゲン モータースポーツ ディレクター : ヨースト カピート
「ミケルセン選手は世界チャンピオンと、友人でもあるティエリー ヌービル選手を相手に果敢に挑みました。そしてオジェ選手は冷静に戦い勝利しました。最高の戦いを見せた選手たちを賞賛します」

■ カー#1 : セバスチャン オジェ(フランス)  最終結果 : 総合1位
「この勝利を心から誇りに思います。過去最もスリリングな結末でした。アンドレアスのことは残念ですが、彼とは今後も激戦になるでしょう。本当に素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました」

■カー#2 : ヤリ‐マティ ラトバラ(フィンランド)  最終結果 : 総合12位
「WRC 初勝利を目前で逃したミケルセンは残念でした。私は金曜日の段階でミスをしてしまったので、残りを2015年型のポロR WRCを学ぶことに費やしました。次戦メキシコでもアタックします」

■カー#9 : アンドレアス ミケルセン(ノルウェー)  最終結果 : 総合3位
「結局、最後の最後に初優勝のチャンスを逃してしまいました。それでも、この週末に得られた結果を誇りに思います。また次戦メキシコでも優勝争いに加わることができるよう、ベストを尽くします」


■ FIA 世界ラリー選手権 第2戦ラリー・スウェーデン 最終結果


■ FIA 世界ラリー選手権 マニュファクチャラーズ選手権ランキング(第2戦終了時点)


■ FIA 世界ラリー選手権 ドライバーズ選手権ランキング(第2戦終了時点)








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