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次世代カメラ「S-Cam4」製品群の詳細を発表【TRW】

2014年9月24日

米国ミシガン州ロックタウンシップ(2014年9月15日)-世界有数の自動車部品メーカーで、アクティブセーフティ(予防安全)・パッシブセーフティ(乗員安全)システムの世界的リーダーであるTRWオートモーティブ・ホールディングス(本社:米国ミシガン州リボニア、以下TRW)は、現在開発中の次世代カメラシステムS-Cam4製品群の詳細について発表しました。S-Cam4では、対象物の検知範囲と視野がこれまで以上に広がり、ますます厳格化されている運転支援システム(DAS) に求められる規制上の要件に対応することが可能となります。

S-Cam4製品群には、歩行者検知での自動緊急ブレーキ(AEB)、また自転車横断に対応するAEB試験など新たな要件を満たすよう設計された単眼モノカメラに加えて、ハイグレードな3種類のレンズを搭載し高度な半自動運転機能をサポートする複眼カメラTriCam4カメラも含まれています。

次世代単眼カメラS-Cam4は、TRWの実証済み単眼カメラS-Cam3を基盤に構築されており、2018年の市場投入に向けて開発を進めています。また、3種類のレンズを搭載した複眼カメラTriCam4には、長距離検知機能をさらに高めたレンズと、高速走行支援や渋滞走行支援といった半自動運転機能をサポートする短距離用の魚眼レンズが採用されています。S-Cam4製品群は、モービルアイ社のイメージプロセッサEye Q4に加え、TRWの縦方向および横方向の制御アルゴリズムと対象物認識アルゴリズムを統合することで、高度な運転支援システムや半自動運転システムとして活用するための性能強化を図っています。

S-Cam4は、統合プロセッサとイメージャを含めトランプ1セット程度の大きさに小型化した世界最高水準のパッケージングを実現しています。さらに、温度特性に優れたマグネシウムハウジングを採用することで、性能を低下させることなく、放熱性を高めることができます。

TRWの営業および事業開発部門上級副社長であるピーター・レイク(Peter Lake)は、次のように述べています。
「TRW の次世代カメラS-Cam4製品群の開発は、高度な運転支援機能の提供と、安全性および快適性のさらなる向上につながる大きな一歩だといえます。単眼モノカメラS-Cam4は、極めて高い処理能力を有し、最先端のアルゴリズム技術が活用されており、手頃な価格で世界最高水準の性能を提供することが可能となります。また、複眼カメラTriCam4は半自動運転をサポートするカメラとして最高レベルの機能を有しています」。


TRWについて
TRWオートモーティブは世界有数の自動車部品サプライヤー。ニューヨーク証券取引所上場。米国ミシガン州リボニアを本拠とし、子会社を含め24カ国で事業を展開する。従業員数は世界で約65,000人。主要製品は、車両コントロールシステム、ドライバーアシストシステム、ブレーキシステム、ステアリングシステム、サスペンションシステム、セーフティシステム(シートベルトおよびエアバッグ)、電子部品、エンジンコンポーネント、ファスナー部品など、この他アフターマーケットの交換部品と各種サービスの提供も行っている。2013年度の売上高は174億ドル。日本国内では、TRWオートモーティブジャパン株式会社として事業を展開、主要日本自動車メーカーに製品を提供している。
同社に関する詳細な情報は、Webサイトhttp://www.trw.comでもご覧いただけます。

本プレスリリースにおける「TRWオートモーティブ」、「TRW」、「当社」などの文言は、別途記載がない限り、すべてTRWオートモーティブ・ホールディングスとその子会社を指します。


※本リリースは、9月15日(現地時間)に米国ミシガン州ロックタウンシップで発表されたリリースの日本語版です。







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