可視化
可視化単気筒エンジン
概要
可視化単気筒エンジンは、各種センサによるデータ収集はもちろんの事、
実際にエンジン内部でどのような燃焼が行われているか、リーンバーン、スワール・タンブル状態等を
ガラスシリンダーを通して、リアルに見る事が出来ます。
特徴
耐熱強化ガラス(石英ガラス)をシリンダー360度、ピストン頂部に装着、さらにピストン下部に鏡を配置し反射させる事により、燃焼状況、流動特性、NOxの発生場所や広がり、シュミレーション結果との整合性等をリアルに確認する事ができます。
また従来アイドリング程度の回転数が限界だった物に対し、ガラスシリンダーの保持と樹脂系ピストンリング、特殊ガスケットの導入、バランサーによる低振動により最大4000回転(仕様による)までの試験が可能。
ハード面はもちろんの事、制御機器等のソフト面も一括して提案・サポートさせて頂きます。
仕様
エンジン形式 : 4サイクル
シリンダー数 : 1シリンダー
スリーブ : 石英ガラス(無反射コーティング可能)
可視方向 : ボトムビュー(石英ガラス埋込みピストン下方向より燃焼室)
(要選択) アッパービュー(石英ガラスシリンダー円筒状)
ペントルーフ
石英ガラス : 無反射コーティング可能
燃料 : ガソリン / ディーゼル / バイオ
燃料噴射方式 : DI or MPI
燃料噴射圧力 : Max0.5MPa or Max15MPa(ガソリン),
Max180Mpa(ディーゼル)
最高回転数 : 2800rpm or 4000rpm(※仕様・条件による)
シリンダーヘッド : 任意(自動車メーカー各種)or オリジナル
ヘッド加工 : 単気筒にカットし使用or 鋳物(設計委任)
計測用センサー取付 : 筒内圧センサー用(任意)
排気量 : 50~500cc前後(要相談)
圧縮比範囲 : 7~18
圧縮比変更方法 : シム(手動)or ジャッキボルトによる(自動・半自動)
クランクケース : オリジナル
クランクシャフト : オリジナル(ストロークご指示による)
コンロッド : オリジナル
その他追加可能機構 : スワール・タンブルバルブ
可変バルブタイミング(スイッチングor連続可変)
EGRシステム / 過給機 / VVL 電子制御 : オリジナルECU(マップ運転)
運転モード : マップ自立運転or手動ボリュームによる運転のみ
点火方式 : デスビレス
スタータ : モータドライブ
バランス : カウンターウエイト&バランスウエイト
冷却 : 外部電動強制循環冷却ユニット
潤滑 : 外部電動強制循環潤滑ユニット
運転方法 : モータリング / ファイアリング