色彩評価装置

ヘーズメーター HZ-V3

概要

ヘーズメーターは物質を通過する全光線に対する拡散光の割合をヘーズ値として求めます。プラスチック、ガラス、ジュース、果汁、医薬品(液)、化粧水のほか、液晶ディスプレイや太陽電池モジュールに使用されるフィルム、封止材など、様々な分野の透過性のある製品の品質管理や、商取引の場で広く活用されています。HZ-V3は多くのお客様の声に応え、多様化する試料に対応できるよう、使いやすさと測定値の正確性を追及したモデルです。試料に合わせて縦置きでも横置きでも測定することができます。

特徴

1. 本体は、測定したい試料に合わせて縦置き・横置きの設置方向を選ぶことができます。
また、自動測定モードでは、試料を入れ扉を閉めると、自動で測定を開始します。
試料室内は最大260×180×厚さ30mmの試料が置けます(縦置きの時)。試料室に入らない大きな試料も測定可能なフラットな構造です。

2. JIS K 7136、JIS K 7361-1の測定には、白板と試料の置き直しが必要ですが、HZ-V3では、補償開口の光トラップ・白板自動切換機構を組み合わせることにより、ワンタッチ測定が可能で、置き直しは不要です。

3. 光学部と計測部一体型で、幅32×奥行き32cmのコンパクトサイズ(縦置きの場合)。省スペースに設置できます。操作表示は、5.7インチ高精細TFTカラータッチパネル採用により、見やすく操作も簡単です。

4. 当社独自のTMダブルビーム(2光路)方式により、光量の変動を常に補償しているため、長時間安定した測定が可能です。光源からの光が2つの光路に分けられ、平行度の高い平行光が、積分球の試料透過光側(測定開口)と補償開口側から交互に自動入射し測定します。

5. 付属の校正標準板は国際標準NPL(英国国立物理研究所)とのトレーサビリティを確立しています。装置の校正は当社JCSS光校正技術に基づき正確を期しています。ASTM D1003に規定の校正標準板による標準合わせ方式(PAT.)も可能です。

6. 新設計のランプユニットにより、ランプ交換作業が簡単(交換2000時間毎)、ランプ交換後の光軸合わせを不要にしました。

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