モータースポーツ関連試験装置
風洞用試験装置ローリング・ロード
概要
風洞実験用移動地面場(板)は、高速走行車輌(自動車、高速鉄道)等の空気力学特性を風洞実験装置内で実験計測する場合において、走行車輌が走行する地上面も、実際の車輌走行状態と同様の速度で移動させる装置です。
特徴
近年、高速車輌の開発が盛んになり、空気力学特性が重要な要素を持つようになってきました。そこで、車輌と走行する接地面間の空気の流れをより忠実に再現するべく、この装置が開発されました。
最近は、自動車レース・F1の車輌開発用や、乗用車の新車開発用として風洞実験棟の中に数多く設置されるようになってきました。
MTSの風洞実験用移動地面場(板)は、盤面の剛性の高さ、高速走行性、耐久性、低騒音、走行精度の高さなど、この種類の装置としては世界的に評価されています。
また、自動車用の装置においては、走行中のタイヤ設置面にかかる荷重を、走行面のベルト裏面から計測する特殊な技術も高い評価を受けています。
お客様のご要求に合わせ、新しい技術を生み出しながら常に進化を続けているMTSの技術の一端をご紹介しました。