プラグ
グロープラグ
概要
排気ガス規制や低公害車の普及が求められている中、ディーゼルエンジン車においても、排気ガスの大幅規制強化が進められています。ディーゼルエンジンの始動補助用として使用され、排気ガス中のエミッション低減や始動性向上に貢献しています。
グロープラグは制御システムやエンジンの種類の違いによって要求性能や形状が異なり、メタルグロープラグとセラミックグロープラグの二種類があります。
特徴
■AQGS(Advanced Quick Glow System) 【写真上段】
従来のクイックグローシステム(QGS)と比べ、更に昇温性能を向上させた高性能メタルグローのシステムです。急速昇温させることにより、ディーゼルエンジンの始動性を向上させ、始動時のエミッション低減に貢献しています。
・1000℃到達2秒が可能な優れた昇温特性。(従来は4,5秒で800℃に到達)
・急速昇温後、PWM制御により高温状態を維持しつつ、長時間のアフターグローに対応。
■NHTC(New High Temperature Ceramic)グロープラグ 【写真下段】
ヒータの高温化及び長寿命化をはかるために、ヒータ部にファインセラミックス(窒化ケイ素)を採用し、更に始動性を向上させた高性能セラミックグロープラグです。
急速昇温かつ高温化することによりディーゼルエンジンの始動性の向上及びエミッション低減(HCと白煙)に貢献しています。
・1000℃到達2秒が可能な優れた昇温特性。
・アフターグローの高温化(MAX1350℃)が可能
・セラミックヒータ採用による長寿命化。