素材
特許技術“ハニカム・エンボス”採用スズキ新型「スイフト」遮熱板
概要
昨年発売となったスズキ新型「スイフト」に採用された遮熱板には、弊社の特許技術“ハニカム・エンボス”が適用されています。この技術により、剛性を犠牲にすることなく、30%もの大幅な薄板、軽量化を実現することができ、燃費性能の改善は勿論、コスト低減や省資源化対応にも役立つことが期待されています。
特徴
床下の排気管のほぼ全長に沿って取り付けられている遮熱板。普段は見えない部品ですが、軽量化とコスト低減の他、風圧、水圧等の外的な力による変形を抑止するため20年ほど前からエンボス加工を施した材料の適用が広がっています。当初は汎用テクスチャ（模様）の応用に過ぎませんでしたが、弊社ではシミュレーション技術を使って最適化を図ることで、複雑な形状に加工する後成形のための成形余力を残しつつ、従来品に比べ大幅な剛性向上を達成しました。
また、従来“遮熱板”にほぼ限定的にしか使われていないこの技術ですが、それは単なる既成概念に過ぎません。薄板、軽量、高剛性、低コスト且つ省資源になって困るものがあるでしょうか？
私達の提案は、遮熱板以外の自動車部品に、更に自動車以外の幅広い産業へと応用を拡大することで、あらゆる産業における多様化する要求に、従来使いなれた材料のままで成果を上げることを目指しているのです。
