音響シミュレーション
全周波数帯域向け統合振動音響解析ソフトウェア VA One
概要
全周波数帯域の振動騒音問題に対する唯一のソリューション
ESIグループが提供する全周波数帯域の振動・騒音問題に対するソリューション。低周波から高周波まで、統一解析環境のもとでシームレスな振動音響解析が可能となります。
特徴
●全周波数帯域向け統合振動音響解析
低周波向け構造FEAモジュール
低周波向け構造FEAモデルの固有値解析のためにCosmic NASTRANソルバーが使用可能となりました。材料特性、形状特性、境界条件の設定から固有値解析まで、「VA One」のインターフェースで容易に解析可能です。
また、外部NASTRANソルバーとの強力なインターフェースを有しているため、既存のNASTRANソルバーと組み合わせた解析システムの構築も可能です。
高周波向けSEAモジュール
AutoSEA2で定評のある、信頼性の高い統計的エネルギー解析ソルバーを採用しています。
中周波モジュール
低周波構造FEA解析と高周波SEA解析をシームレスに結合するFEA/SEAハイブリッド・ジャンクション技術を採用しています。同一モデル内にFEA 要素とSEAサブシステムが混在するモデルを解析することで、従来は解析が困難だった中間周波数帯域の振動・騒音問題への対応が可能となりました。この技術は、自動車産業、航空宇宙産業など多くの振動音響解析技術者から「振動音響解析分野におけるこの20年間で、最も重要な進歩」との評価を得ています。
また、このハイブリッドモジュールのほかにも、EIC、Virtual SEAの2種類の 中間周波数モジュールを用意しています。
●強力な吸遮音材解析機能
FEA/SEAハイブリッド・ジャンクション技術を応用し、構造FEモデルに対する吸遮音材の影響を容易かつ短時間で評価できます。ハイブリッド・エリア・ジャンクションには複雑な吸遮音材の特性を容易に設定することが可能で、構造FEサブシステム、SEA音響キャビティに対するトリム部品の効果予測解析が短時間で実施できます。
●優れたインターフェース
AutoSEA2で定評のある、ソルバーとプリポストプロセッサが一体化した使いやすいインターフェースにより、モデリングから計算実行、結果表示まで一連の作業が迅速に行えます。初心者にもわかりやすいメニュー構成で、豊富な機能を取り揃えています。
●主なオプションモジュール
Foam
積層多孔質材の吸音、透過特性の算定
TemplateModeler
モーフィング技術を利用した半自動モデル作成モジュール
QuickScript
VA Oneのカスタマイズ機能開発キット
(これらのほかにも豊富なオプション機能の提供が可能です。)
適用分野
車内音低減、車外音評価、吸遮音材性能評価(透過損失評価)、空気伝搬音・構造伝搬音解析
対応OS
Windows 7/Vista/XP