流体解析

構造格子系三次元熱流体解析ソフトウェア「STREAM」

概要

STREAMは、様々な分野において熱・流体の挙動を容易に捉えることができる構造格子系熱流体解析システムです。 1984年に販売を開始して以来、その操作性・計算スピードを追求し続け、さらに使いやすいソフトへと発展しています。 STREAMは、WindowsからPCクラスターなどのハイパフォーマンスコンピュータまで、お客様の環境に合わせてご利用いただけます。

特徴

①CADデータの有効活用
三次元CADからモデルデータをインポートすることにより、形状作成の簡略化と詳細形状の再現を行うことができます。
また、GIS用のSHAPEファイルやプリント板のガーバーデータなども読み込むことが可能です。
各形状で必要な物性や条件は、別途表計算ソフトウェアで作成した、条件一覧表を読み込むことにより瞬時に一括設定することができ、解析作業全体の時間を短縮に貢献します。

②部品作成とライブラリ
CADデータのほかに、STREAMでも形状を作成することができます。直方体や円柱などの基本形状の他に、図面画像を下敷きにして形状を作成するスケッチ面機能なども備えています。
また、室内空調解析で利用されるアネモ形状の吹出し口や、回転成分を考慮できるファン、配管部品などの作成も可能です。繰り返し利用する部品はライブラリへ登録することができ、毎回の形状・条件作成の手間を軽減します。

③豊富な解析機能と分かり易い条件ウィザード
熱と流れだけではなく、ガス拡散や自由表面、化学反応や燃焼、粒子追跡など様々な解析機能があり、世の中の多くの現象に対応します。
一方で、条件設定ではユーザーが必要とする項目のみを表示するウィザードを備えているため、分かり易く、設定の漏れなどが生じにくく、短時間で設定が完了できるものになっています。

④マルチブロックメッシュと自動格子生成
マルチブロックメッシュは、解析上重要なところや、細かく把握したい部分だけにメッシュを追加できる機能です。屋外風環境の対象建物周辺や、電子機器の微小隙間の部分などに重点的にメッシュを配置することができ、必要十分な計算精度を維持しながら、計算に必要なメモリの低減や計算時間の短縮を実現できます。
マルチブロック対応となっても、従来からの格子生成の簡便さは変わりません。分割数や格子幅などを指定しておくだけで、自動的に格子生成が可能で、マルチブロック部の分割数も制約はありません。

⑤高速で安定な計算ソルバー
構造格子の演算は、高速と安定性に最大の特徴があります。限られた設計期間で何ケースの検討ができるかは、製品の設計・開発段階での解析ソフトウェアを利用では大変重要なことです。
実際の計算状況はJOB管理画面で管理し、計算のバッチ処理や途中経過、中断、継続などの操作が可能です。また、計算終了をメールで知らせる機能なども備えているため、計算機が離れたところにある場合でも、時間管理が有効に行えます。

⑥多彩で美しい結果表示
解析の評価を目的とした可視化機能は、簡便な操作で表示させることができるほか、必要な各種情報も数値で取り出せるようになっています。また分かり易くリアリティの高い表現や、アニメーション機能などは、解析結果をより多くの人に伝えるという点で大変有効です。
さらに、大規模な計算結果をより高速で描画する機能や、ビューワファイルの利用など、ユーザーを強力にサポートします。

詳細情報は http://www.cradle.co.jp/products/stream/index.html

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