流体解析
ギヤポンプに強い流体過渡特性解析ソフトウェア PumpLinx(ポンプリンクス)
概要
PumpLinx(ポンプリンクス)は、回転/容積変化する部位を含む、ギヤ(歯車・ギア)ポンプや流体機械の過渡特性(エアレーション/キャビテーション、流量、圧力、流体力、トルク、流速等)を計算することが出来るシミュレーションソフトウェアです。
PumpLinxの一番の強みは、汎用的なシミュレーションソフトとは違い、内接ギヤや外接ギヤに代表される、容積ポンプの解析の機能を特化しています。
特徴的な機能としては、お客様のお悩みでよく聞かれる面倒な計算メッシュの生成を自動で行い、そのメッシュを形状に沿って移動・変形・スライドを自動で行うことが出来ます。
また、その安定した動作による発散しにくさ、複雑な操作がいらない統合された一つの画面(GUI)等、使い勝手の良さも評価いただいております。
気になるサポート体制も、長年の流体解析の知見を元にした技術サポートに高い評価をいただいております。
特徴
(1)計算メッシュの自動生成！
複雑な流路に対しても、簡単なボタン操作で計算メッシュの自動生成が可能です。
(長さスケールの異なる部位を含む流路の形状の場合でも、独自のアルゴリズムを用い、効率的で高解像度の計算メッシュを作成)
また、回転／容積変化を伴うポンプ室に対しては、専用のメッシュ作成モジュールを用いることで、精度の高い計算メッシュを自動生成します。
面倒な作業要らずで、高精度のメッシュの移動／回転／変形を自動実行することが可能です。
(2)様々なギヤポンプの流体解析が可能！
PumpLinxは様々なギヤポンプを始めとしたポンプのメッシュ作成機能を持っているので、様々なポンプの計算を容易に行うことが可能です。
また、バルブのメッシュ作成機能も有り、バルブを含んだ流路の計算を行うことも出来、連成解析も可能です。
事例詳細はコチラ↓
http://www.wavefront.co.jp/CAE/PumpLinx/gallery_index.html
(3)エアレーション／キャビテーションをより正確にモデル化！
精度の高いキャビテーションモデルが含まれており、非凝縮性ガスの膨張やキャビテーションによる蒸気の発生を予測することが可能です。
気泡の崩壊に関連したエネルギーの消失する領域を表示することで、キャビテーションによって機器が損傷する可能性がある箇所の指標を得る事が可能です。
(4)自由表面流れの計算
新機能として自由表面流れの計算が可能になりました。
自動車のギヤボックスの中のオイルのかきあげや、エンジン始動時のオイルパンからのオイルの吸い込みの解析等も可能になりました。
ギヤボックス
http://www.wavefront.co.jp/CAE/PumpLinx/gallery/gear_box_150rpm.html
オイルポンプの自吸性能
http://www.wavefront.co.jp/CAE/PumpLinx/gallery/self-priming_gerotor.html
かく拌槽
http://www.wavefront.co.jp/CAE/PumpLinx/gallery/mixing_tank.html
実績
PumpLinx(ポンプリンクス)は、国内では自動車メーカー様や部品メーカー様を中心にご利用頂き、自動車のATやCVTに使われるオイルポンプやエンジンオイルポンプ等、数々の実績がございます。
また、全世界では自動車業界は勿論、幅広い導入実績がございます。
開発元による全世界での実績例
http://www.simerics.com/testimonials/
一度ご導入いただくと、汎用ソフトでは複雑な作業が必要だったシミュレーションが、圧倒的に短時間・高精度でシミュレーションでき、もう手放せないと大変ご好評を頂いております。
既に流体解析ソフトウェアを複数購入済みの企業様でも、容積ポンプ、特にギヤポンプの解析における使い勝手の良さ、精度向上、計算時間短縮を目的に購入頂く事例が多数ございます。
今まで使っていた汎用的なソフトウェアから切り替えるのはなかなか難しいとは存じますが、容積ギヤポンプの解析だけでもお使い頂ければ大幅なコスト削減が期待できます。
また、ライセンスの購入だけでなく、受託解析の実績も豊富です。
ライセンスを購入する前にお試しで受託解析をお願いしたい等、柔軟に承っております。
まずはぜひ一度お問い合わせ頂ければと存じます。
