機構解析

SIMPACK

概要

SIMPACKは、ドイツSIMPACK社(日本法人名シムパックジャパン)が開発するマルチボディダイナミクス解析(機構解析)ツールです。複雑なマルチボディシステム内の荷重や加速度を、独自のアルゴリズムと最新の機構解析技術により、業界最高レベルの計算精度と計算速度で算出し、振動現象や接触問題などの運動をシミュレートします。
自動車、鉄道、エンジン、風力発電機など幅広い分野で採用され、国内外の一流企業から高い評価を得ています。

特徴

SIMPACKには、自動車・鉄道・エンジン・風力発電機などに特化したモデルライブラリを備える『特定用途向けモジュール』や、周波数応答や接触問題、応力計算などの『解析目的に応じたモジュール』、CADや他のCAEツールと連携するための『インターフェース』が豊富に用意されています。一つ一つのオプションモジュールが開発現場の問題を解決することで培われたノウハウにより作られており、組み合わせて使うことで用途が広がります。

<SIMPACKの特長>
●最高レベルの計算速度
運動方程式のリカーシブ定式化と、方程式の数を減らし、より少ない計算量を実現する相対座標系、この二つの相乗効果で業界最速の計算速度を実現します。

●数値積分ソルバーが実現する高精度計算
SIMPACK のために開発された優れた数値積分手法により、高周波領域でも高い計算精度を維持し、非線形性の強い問題に対して計算が発散しない高い安定性を確保します。

●外部ツールとの連携
FORTRANおよびCコードへのモデル出力機能は、代表的な制御系設計ツールMATLAB/Simulink をはじめとする任意の外部シミュレーションツールとの強力な連携を可能にします。

●最適化されたモジュール構造
SIMPACK Kinematics & Dynamics をベースにして、適用分野向けのモジュール、必要な機能モジュール、外部ソフトウェアとのインターフェースを組み合わせて、特定用途向けの高度な機能と外部ツールとの連携を、高度に、柔軟に、しかも迅速に実現します。

■自動車の走行シミュレーション(SIMPACK Automotive)
自動車用機械部品、メカトロニクスコンポーネントをはじめ、エンジンから車両全体にいたるまでの動特性予測を実現します。サスペンションデザイン、バーチャルな台上試験機、ハンドリング・ドライビングダイナミクス、パワートレイン・ドライブライン、NVH・耐久性予測などの充実したシミュレーションに加え、SIL、HILへの展開も可能です。

■エンジンのシミュレーション(SIMPACK Engine)
個々のエンジンコンポーネントからエンジン全体にいたるまでの動特性の詳細なシミュレーションを実現します。様々なエンジンタイプに対応するモデルデータベースと豊富なモデル要素ライブラリを用意しています。 クランクトレイン、バルブトレイン、チェーンなどのエンジンコンポーネント単体から、これらを組み合わせたフルエンジンモデルの振動解析、荷重予測、耐久性予測を実現します。 SIMPACK Automotiveと完全な互換性があり、エンジンを搭載した車両走行シミュレーションも可能です。

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