照明設計解析
照明設計解析ソフトウェア LightTools
概要
ヘッドランプの設計においては、いかに光源が正確に再現出来ているかがシミュレーションの要であると言っても過言ではありません。発光体だけでなく、バルブを構成する部品も細かく再現する事で、より精度の高いシミュレーション結果を得る事ができます。
バルブから発する光を受けて配光を形成するリフレクター設計は複雑です。最適化機能を用いる事でより短時間で設計解に到達できます。
また、リフレクタ-側壁に当った光やリフレクター以外の部品に当った光などが、どこに飛び、どの位の光量を持っているか?といった解析を容易にする機能として「受光器のフィルタ」機能、「RayPath」機能が効果を発揮します。
特徴
◇最適化モジュール
最適化機能により、希望する配光分布の計算をより早くする事が
できます。
例えば、メーターパネルの速度の数字や警告表示がムラ無く光る
ようにするための、最適な形状を求める事などができます。
◇3Dテクスチャー機能
意図的に微細な凹凸などを作成する機能です。自由な形状を配置
することができ、並べ方も多様に設定できます。
カーナビディスプレイのバックライト、メーターパネルの薄型化に効果を
発揮します。
◇解析結果のフィルタリング機能
特定の条件における、各種結果の検討は重要です。
LightToolsでは、指定した部品に当った光線の結果を表示するなどの、
要因解析に有効な機能「受光器のフィルタ」を複数種ご用意しており、
今後も追加予定です。
◇測定データの取り込み
測定した各種光源の配光分布などの入力ができます。モデリングでは
再現が難しい光源やニアフィールドデータが必要な場合などに有効です。
また、サンドブラストなどにより表面が荒れている部材で起こる光の散乱
特性を測定し、LightTools 内のモデルに反映することができます。