汎用プリ・ポスト
衝突安全解析のための専用モデリングセットアップ HyperCrash
概要
HyperCrash は、大規模な衝突解析モデルを迅速かつ確実に生成するための衝突解析専用モデリングツールです。共通の品質チェック、共通のデータベース、共通のパラメータ設定を用い、一連の手順を踏むことにより、衝突解析モデル作成時間の大幅な短縮と共に、モデル作成者を問わず同一品質のモデルを作り出すことが可能です。
また、衝突解析に必要な機能に特化して直感的で使いやすいGUIとなっており、マウスなど画面操作はHyperMeshと統一されています。
特徴
利点
衝突解析に特化した、グラフィカル ユーザーインターフェース
HyperCrashのユーザーインターフェースは、衝突安全モデルの作成、編集、設定向けに特化されています。この効率的なインターフェースは、使い方を習得しやすいだけでなく、各ソルバーに特化した強力なモデルチェッカーを利用することで、よくあるミスを防ぐことができます。
高速、高品質のモデル作成能力
プロシージャ主導の環境により、衝突モデルの設定や管理をスピードアップして、効率性と結果の一貫性、品質を高めています。HyperCrashはさらに、数百万の要素から構成される衝突モデルを効率良く前処理できるよう構築されています。
標準的および特殊なエンジニアリング手法の両方をサポート
貫通および交差の除去、結合生成など、衝突安全性能モデルの作成に必要となる標準的、およびカスタマイズされたエンジニアリング工程の管理と自動化を行います。
データベース主導によるパート入れ替え
データベース主導型設計により、コンポーネントやサブシステム、あるいは全システムレベルでのパート交換を、効率的かつロバストな形で実行できるプロセスを提供しています。
HyperMeshとのシームレスな統合
- HyperCrash よりHyperMesh を起動し、メッシュ修正を実行
- Tcl やCommandファイルを利用して、HyperMeshをバッチで実行可能
- Drag、Remesh、Split などの編集機能の追加
- 追加ライセンスは不要
特長
インクルードファイル、ID の管理
- インクルードファイルの作成、修正、書き出しコントロール
- インクルードファイル毎のID レンジを指定
- 存在しないIDを参照しているエンティティを入出力しても、IDの参照関係
- を保持
- インクルードファイルのみの編集
- 新しい溶接の保存場所を指定可能
- CSVファイルによるインクルードID レンジのチェックが可能
*SET カードのみの作成に対応(LS-DYNAのみ)
- *SET カードのみの作成、修正、表示、入出力が可能
- *SETカードの自動 / 手動作成の切り替え
- 接触インターフェース設定時に、適切なセットタイプのみを表示
その他
- モデルマネージャー(モデルデータベース)
- 感度解析、最適化解析データ生成
- 応力、ひずみのパートへのマッピング
- ‐ Altair RADIOSS、 AutoForm、 PAM-STAMP、LS-DYNA、NASTRAN結果の対応
- 各種バリヤーデータのセットアップ
- 出力設定(断面、加速度計 他)
- RADIOSSのエンジンファイル
- ‐ Control Cardにて設定可能
- ‐ AMSカードを作成可能