汎用プリ・ポスト
CAE・実験結果処理および可視化 HyperView
概要
HyperViewは、有限要素解析およびマルチボディダイナミクス解析等のシミュレーション結果のアニメーション表示、数値データのグラフ化、実験映像の再生など、様々な結果処理を実現する可視化ツールです。
HyperViewは、大規模モデルのアニメーションにもストレスを感じさせない高いパフォーマンスを発揮します。シミュレーションと実験データの比較、過去のデータとの比較、定型レポートの自動作成、エンジニアリングデータ処理など、CAEのポスト処理業務に必要なあらゆる機能を提供します。
特徴
比較処理効率を上げるマルチウィンドウシステム
1ページに最大16個配置できるウィンドウには、それぞれ入力ファイル、結果アニメーション、プロット、動画、およびテキストエディタを自由にレイアウトでき、アニメーション時にはすべてのウィンドウの同期を取ることが可能です。これにより、解析ケースの結果比較やアニメーションとプロットの同時表示、解析と実験との比較が自在に行えます。作成するページ数に制限はありません。
モデルブラウザ
HyperMesh と同様のモデルブラウザを搭載しており、アセンブリやコンポーネント単位での情報表示やグラフィックス表示が簡単に行えます。
多彩な解析結果とモデルの可視化
- コンター図 / 等値面(等高線) / 変形図
- ベクトル / テンソル / 流線表示
- 断面表示
- アニメーション(変形、モード形状、時刻歴)
- モデル表示
- 軸対称・面対称表示
- 静止画や動画と解析結果の重ね描き
多彩で有用なデータ処理機能
計測 / クエリー / 接触判定 / FLD
計測機能では節点間の距離や角度をインタラクティブに画面に表示し、グラフを描画できます。衝突解析で有用な接触判定やプレス成形解析で有用なFLD図の作成も簡単に行えます。
結果処理の編集
ファイルの異なるサブケースに対して、重みを付けたサブケースの重ね合わせ処理が可能です。作成されたサブケースに対しても、通常の可視化処理が行えます。
結果モデルの出力
AVI形式や独自のH3D形式、またPNGやアニメーションGIF、JPEG 形式等さまざまなファイル形式でアニメーションや静止画を出力することが可能です。
パワフルな自動化処理とレポート機能
マクロを作成すると、解析結果の定型レポート作成作業などを自動で処理させることができます。またTcl/Tk 言語と組み合わせることにより、独自のメニューとフォームを作成し、用途に合った評価システムを構築することも可能です。