パワートレイン解析

BOOST/BOOST RT

概要

BOOST RT はリアルタイムで実行可能なシステムレベルのエンジンシミュレーションツールであり、オフラインおよびHIL環境での非定常エンジン運転の解析に適しています。 BOOST RT はこれまでに確立されてきた、1次元サイクルシミュレーションツールBOOST と車両燃費・排ガス・動力性能シミュレーションツールCRUISEのカップリング計算の更なる拡張と位置づけることができます。BOOST RTはエンジン開発の3つのフェーズでのアプリケーションに重点を置いています。
1. コンセプト構築フェーズ
2. パワートレイン設計フェーズ
3. コンポーネント、パワートレイン、車両テストフェーズ

特徴

•BOOST RT は定常・非定常の0次元要素モデルと擬似的多次元要素モデルから構築され、時間領域で実行されるエンジンシミュレーションパッケージです。
•基本的な流れの特性は定常流とマップでモデル化されます。
•エンジン特性は2つの異なるアプローチで表現できます。
  - Surrogateエンジンモデル
  - Crank angle resolvedシリンダーモデル
•BOOST RT は近代的なエンジン/エンジン構成を考えうる限り柔軟にモデル化するのに必要なモデル要素を備えています。
  - ガス流路
  - 熱的回路
  - 機械的回路
  - 制御ネットワーク
  - インターフェイス

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