パワートレイン解析
enDYNA 【エンジンシミュレーション】
概要
MATLAB/Simulinkで構成されたリアルタイムハードウェアに適応可能なエンジンモデルとシミュレーション環境をもつECU開発用エンジンモデル。
定常運転によるエンジンベンチの計測データとエンジン諸元からGUIを操作してパラメータを構築。モード運転やエンジンダイナモ、アイドリング運転といった各種シナリオによるシミュレーションが可能.(mファイルでシナリオを用意)
各種リアルタイムハードウェアにも対応(ADI / dSPACE / ETAS / NI)。
特徴
【エンジンシミュレーション】
自然吸気ガソリンエンジン、直噴ガソリンエンジンをはじめとし、ターボ直噴エンジンやコモンレールターボディーゼルエンジンのシミュレーションモデルも提供しています。 エンジン諸元、定常運転データを元にパラメータを生成し、シミュレーションスピードがCFD、1次元モデルと比較して速くリアルタイムシミュレーションが可能です。一般のHILシミュレータにモデルを実装し、実ECUのテストに利用できます。
【エンジン以外のシミュレーションも可】
エンジン本体だけでなくトランスミッションや排気系、エンジン冷却システムなどのコンポーネントもライブラリで用意しています。 これらのモデルの構成によって、燃費シミュレーションやエンジン周辺装置のシミュレーションを実施することができます。
また、スターターやオルタネータ、バッテリー(またはスーパーキャパシタ)、さらにはモータやDC/DCコンバータなどのコンポーネントも含まれています。モータやバッテリーが燃費性能へ与える影響をオフラインで調査したり、エネルギーマネジメントシステムの設計で利用することができます。
【拡張が簡単】
enDYNAは、Simulinkブロックで構成されていますので、エンジンモデルの改造やユーザー定義によるルーチンの追加など、MATLAB/Simulink®ベースでの機能拡張がより簡単に行えます。さらにMATLAB/Simulink®オプションのReal-Time Workshopと、専用ハードウェアを使用してHILシミュレータを構築することができます。
また専用ハードウェアには、ADI、dSPACE、ETAS、National Instruments、Opal-RT、The Math Works社の製品が対応しています。