AEGからのお知らせ

【最前線コラム UP!】音速式濃度計によるカーエアコン冷媒中のオイル濃度測定技術アプリケーション【アントンパール・ジャパン】

 カーエアコンをはじめとする空調冷凍機では、コンプレッサで冷媒を加圧し、コンデンサで放熱し、エキスパンションバルブでエバポレータへ一気に噴射させて冷媒を気化させる機構を有している。このような機構において、コンプレッサ内で冷媒を加圧する際にコンプレッサの機械的潤滑性を確保するため、別に潤滑剤としてオイル(冷凍機油)の添加が必要不可欠である。一般的にオイル量が十分であればコンプレッサに対しては機械的な負荷が避けられるが、オイルは基本的に熱伝導率が低いため、システム内を循環する際には冷媒の効果を下げてしまう。よって、システム内を循環するオイルの濃度、循環率(Oil Circulation Ratio:OCR)の最適化が求められている。

  

続きを読む