イベント セミナー情報

Mathematics for Industry シンポジウム 〜ものづくりへの数学的アプローチ〜【サイバネットシステム】

 

「数学(Mathematics)」の応用については、従来の物理則に基づいたアプローチとは本質的に異なるアプローチの可能性が期待されています。一方、現実的には「数学」の適用は、情報セキュリティ、可視化、金融工学など限定的なアプリケーションが多く、ものづくりに関わるものは限られています。その理由として、「数学と他分野の橋渡しをする研究・教育活動が少ない」、また「数学系の適用技術が手法として現場に根付かない」「そもそも数学系人材が不在」などが指摘されており、こうした状況がものづくりへの数学的アプローチを妨げる一因となっています。

サイバネットシステムは日本のものづくり力の継続的な発展のため、数理技術の産業界への普及活動に貢献することを目指し、産業技術と数学の架け橋を実現するために、「Mathematics for Industry シンポジウム」を企画しました。

開催日時

2011年9月12日(月)  13:00~16:45(受付開始12:40~)

開催場所

アキバホール(千代田区/秋葉原駅徒歩3分)

対象

産業界(ものづくり)の数理技術(Math)の利用、ならびに人材活用についてご関心ある方
数理技術の産業界への普及にご関心のある方

参加費用

無料

定員

150名

申込

下記WEBページよりお申込下さい
http://www.cybernet.co.jp/maple/mi2011/

基調講演

技術の未来を拓く数学「マス・フォア・インダストリ」
~数学と産業界の連携を目指し~

九州大学マス・フォア・インダストリ研究所  所長  若山正人 氏


「マス・フォア・インダストリ(MI)」とは、「純粋・応用数学を流動性・汎用性をもつ形に融合再編しつつ産業界からの要請に応えようとすることで生まれる、未来技術の創出基盤となる数学の新研究領域」のことである。今回は、それに関するグローバルCOEプログラム活動と、4月に九州大学に設置されたマス・フォア・インダストリ研究所の概要及び展望などをご紹介する。

事例講演

【講演1
マツダ株式会社技術研究所  中本尊元 氏
マツダにおける自動車関連技術開発での数理技術の活用事例紹介

講演2
株式会社富士通研究所 デザインイノベーション研究部主任研究員
九州大学大学院数理学府/マス・フォア・インダストリ研究所教授  穴井宏和 氏
ICTICT企業における産業数理とものづくり

講演3
株式会社本田技術研究所 四輪R&Dセンター  足立由夫 氏
数式処理による自動車乗心地性能設計手法

講演4
株式会社豊田中央研究所 車両システム研究部 熱流体基盤研究室 主席研究員  近藤継男 氏
数理的最適化手法に基くモノづくりの実現に向けて(熱流体分野での最適設計計算の試み)

講演5
Maplesoft社Executive Vice President, Technical Marketing  山口 哲 氏
MaplesoftMaplesoftが取り組む“数学的”ものづくりの実現に向けて


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