イベント セミナー情報
第62回自動車工学基礎講座[名古屋]【自動車技術会】
 
				
				
				
				
				
				■参加のおすすめ■
				
自動車は、様々な性能が絡み合って成り立っています。例えば、運動性能の技術開発をしている方がエンジン性能を全く知らないというのでは、昨今の技術開発は出来なくなりつつあります。 また、最近の開発プロセスのフロントローディングの中で生産技術を知ることも重要になってきています。
				
企業では、専門分野については教育や OJT などで学ぶことはできますが、専門分野以外の技術については、なかなか知識を習得する機会がないのが現状です。また、大学では、自動車に関する講義は少ないのではないでしょうか。更に開発に従事する技術者が生産技術についての基礎知識を習得することは、日本のものづくりを高度化していくためには必要と思います。
				
このような中、本会では自動車技術者の継続的な能力開発について検討し、次の方々を対象とした本講座を開講いたします。
				
○自動車に係わる技術全般の知識を得たいと考えている入社後2~3年の技術者の方
				
○熟練技術者で自分の専門以外の自動車技術分野について学びたい方
				
○自動車について学びたい学生の方
				
○電動化、つながる車、自動運転技術等で新たに自動車産業に参入する
				
 電機・通信・インフラ産業等のエンジニア、研究者
				
講義の前提となる予備知識は、大学理工系で学ぶ数学・力学で、特に機械系の力学の知識があれば、今まで学んだことが自動車技術として整理・理解することができます。予備知識の有無にかかわらず、様々な方が自動車技術の基礎知識を習得していただけるよう、出来る限り平易に解説いたします。この機会に、是非ご参加下さい。 
技術者育成委員会委員長 本田 康裕
				
				開催概要
				
				
				
| 名 称 | 第 62 回自動車工学基礎講座[名古屋]   | 
| 会 期 | 2019年9月3日(火)~6日(金) | 
| 会 場 | 名城大学天白キャンパス共通講義棟東 H 館 H604 (名古屋市天白区塩釜口 1-501) | 
| 定 員 | 200名 | 
| 参加費 (テキスト込み) | 正会員  :10,000円(税別)× 受講日数 学生会員 : 2,000円 (税別)× 受講日数 賛助会員 :15,000円(税別)× 受講日数 一 般 :20,000円(税別)× 受講日数 | 
| 申込方法 | 下記URLより直接ご希望の日程・日数お申込み下さい。(カード決済が可能です。) ①イベントカレンダー(【URL】http://www.jsae.or.jp/calendar/) ②自動車工学基礎講座ページ(【URL】http://www.jsae.or.jp/ikusei/kisokouza.php) 参加申込締切日:前半 2019年 8月 27 日(火) 参加申込キャンセルについて: ・ 8月 27 日(火)まで:キャンセル料は発生いたしません。ご入金済の場合は、 送金手数料を除き返金いたします。 ・ 8月 28 日(水)以降:ご出欠にかかわらずキャンセル料として、参加費全額を お申し受けます。なお、開催終了後テキストを送付致します。 | 
| 企 画 | 技術者育成委員会 | 
プログラム
| 9:00~ 9:30 | オリエンテーション | |
| 生産技術 | ||
| 9:30~ 10:30   | 1.生産技術概要 自動車における生産技術 自動車の製造工程と生産技術 生産技術の役割 品質保証と品質管理   | 蛭川 浩治 (トヨタ自動車)   | 
| 10:40~ 11:40 | 2.材料と加工法 ・自動車の構成材料 ・鉄系材料 自動車の構成材料 鉄鋼材料とその加工方法 | 藤川 真一郎 (日産自動車) | 
| 12:40~ 13:40 | ・非鉄系 ・非金属材料 非鉄系金属材料とその加工法および適用部品 非金属材料とその加工法および適用部品 塗装材料とその加工方法 | 倉橋 秀範 (ホンダエンジニアリング) [JSAEプロフェッショナル エンジニア] | 
| 13:50~ 16:00 | 3.CAD/CAM/CAEを活用した加工工程 プレス加工 鋳造加工 機械加工 | 金子 健一 新堀 直彦 (日野自動車) | 
| 16:10~ 17:10 | 4.組立(ユニット、車体、車両) ユニット組立工程と品質保証 車体組立工程と品質保証 車両組立工程と品質保証 組立領域の生産準備 | 未定 (トヨタ自動車) | 
| 運動性能 | ||
| 9:00~ 10:00   | 1.タイヤ力学 タイヤ座標系と発生する力、モーメント 各種タイヤモデル サイドフォース発生メカニズム サイドフォースとコーナリングフォース 駆動・制動力の影響 コーナリング特性の測定   | 近森 順 (元成蹊大学・芝浦工業大学) [自動車技術会 名誉会員]   | 
| 10:10~ 12:20 | 2.運動力学 運動方程式 運動特性 | 相馬 仁 (名城大学) | 
| 13:20~ 14:20 | 3.ドライバ-自動車系 解析の目的 ドライバ動作の基本形 前方注視モデル 一次、二次予測モデル ニューラルネットワーク・モデル プログラム制御モデル | 近森 順 (元成蹊大学・芝浦工業大学) [自動車技術会 名誉会員] | 
| 振動・騒音性能 | ||
| 14:30~ 16:30 | 1.振動騒音 車の振動騒音概要 振動の基礎 騒音の基礎 自動車の振動騒音の検討 自動車と騒音(車外騒音) | 森村 浩明 (東京工業大学) [JSAEフェローエンジニア] | 
| 法規と規格 | ||
| 16:40~ 17:40 | 1.自動車技術の標準化 標準化がもたらす効能 自動車に関する規格 法規と規格 自動車分野における国際標準化 | 村井 陸 (日本規格協会) | 
| 商品企画・車両計画・車体設計 | ||
| 9:00~ 11:10 | 1.商品企画 自動車の特徴 商品企画の進め方 原価企画 | 坂井 滋 (元日産自動車) | 
| 2.車両計画 車両性能項目と構成要素の関係 車両計画の進め方 | ||
| 3.車体設計 車体の役割 タイヤから加わる力と車体構造の考え方 各コンポーネントの取り付けにおける留意点 衝突時の乗員の安全性向上 車体の軽量化 | ||
| 技術者倫理 | ||
| 11:20~ 12:20   | 1.自動車と技術者倫理 倫理とは何か 技術者に求められる倫理 企業の倫理 研究者の倫理 生命倫理(研究対象者の保護)   | 本澤 養樹 (帝京大学・東京都市大学・滋賀医科大学)   | 
| 制動性能 | ||
| 13:20~ 15:30 | 1.制動性能 制動とは よく使われる制動用語 ブレーキに要求される性能 制動の力学 ブレーキの効き ブレーキの信頼性 ブレーキの振動・騒音 ブレーキ制御による安全性向上 | 西脇 正明 (神奈川工科大学) | 
| エレクトロニクス | ||
| 15:40~ 17:50 | 1.制御工学 制御の定義、必要性とその実例 制御で使われる技術用語 制御系設計の手順と具体例 PI制御とアドバンスト制御理論 | 中村 哲也 (デンソー) [JSAEフェローエンジニア] | 
| 2.予防安全システムとセンシング技術 カーエレクトロニクスと予防安全システム ACCとレーザレーダ プリクラッシュセーフティとミリ波レーダ | ||
| 衝突安全 | ||
| 9:00~ 10:00 | 1.衝突安全 インパクトバイオメカニクス 衝突特性 乗員保護 | 水野 幸治 (名古屋大学) [JSAEフェローエンジニア] | 
| エンジン性能 | ||
| 10:10~ 10:50   | 1.エンジン概論(40分) 熱機関 サイクルと熱効率 燃料消費率   | 山根 浩二 (滋賀県立大学)   | 
| 10:55~ 11:25 | 2.ディ-ゼル機関(30分) ディ-ゼル機関の構造 燃料噴射装置 燃焼室 | |
| 11:30~ 12:20 | 3.ガソリン機関(50分) サイクルと熱効率 各種損失と熱効率改善 次世代ガソリン機関の開発 | |
| 13:20~ 14:05 | 4.燃焼と排気 自動車からの排出ガスと規制 ガソリン機関の燃焼と排気特性 ディ-ゼル機関の燃焼と排気特性 排気ガス中の成分と浄化装置 | 水嶋 教文 (産業技術総合研究所) [JSAEプロフェッショナル エンジニア] | 
| 14:15~ 15:00 | 5.新燃料・新方式原動機 自動車用燃料の現状 天然ガス自動車 ハイブリッド自動車 電気自動車 燃料電池自動車   | |
| 動力伝達性能 | ||
| 15:10~ 17:20 | 1.走行性能 必要な駆動力 走行抵抗 動力性能 余裕駆動力 | 熊谷 頼範 (横浜国立大学大学院) [JSAEフェローエンジニア] | 
| 2. 動力伝達装置 発進装置(クラッチ、流体継手とトルクコンバータ) 変速機(手動・自動・無段変速機、終減速機と差動機構) 継手と推進軸 四輪駆動の構成要素 | ||
| 3. EV/FCV, HV/PHVにおける動力伝達 モータのトルク特性 EVの駆動系 HVの駆動系 | ||
				
				※本プログラムは、都合により講師や時間帯が変更になる場合がございます。
				
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お問合せ先
公益社団法人 自動車技術会育成交流課 藤本
Tel.03-3262-8214
E-mail: kisokouza@jsae.or.jp




