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いすゞ、新型「フォワード」に車両総重量15トン以上モデルを追加
2024年7月24日
いすゞ、新型「フォワード」に車両総重量15トン以上モデルを追加
~米国カミンズ社との共同開発 新型直列6気筒エンジンを搭載~
いすゞ自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市、社長COO:南真介、以下「いすゞ」)は、中型トラック「フォワード」にカミンズ・インク(本社:米国インディアナ州、会長兼CEO: Jennifer Rumsey (ジェニファー・ラムジー)、以下「カミンズ」)と共同開発した新型直列6気筒ディーゼルエンジン(以下、「DB6A」(排気量6.7L))を搭載した車両総重量(GVW)15トン以上モデル(16トン、20トン、22トン仕様)を追加し、本日より販売を開始します。
新型「フォワード」平ボディGVW20トン車 |
いすゞとカミンズは、次世代パワートレインの効率的な開発を目的に、2019年5月にIsuzu Cummins Powertrain Partnership(いすゞ カミンズ パワートレイン パートナーシップ)を締結。中型ディーゼル・パワートレイン事業におけるグローバル規模での協業に合意し、今回はその成果の第一弾として、新たに共同開発した「DB6A」を中型トラック「フォワード」に搭載しました。当GVWクラスへのモデル追加により、お客様の多様なニーズにお応えします。
1.主な改良点
✓ 「DB6A」は、最高出力220kW(300PS)/最大トルク1081N・m(110kgf・m)*1の十分なパワーを発生するとともに、従来の6気筒エンジンと比べ大幅に軽量化しました。
「DB6A」エンジン |
✓ プラットフォームの基本構造を、海外向けモデルと統一しシャシフレームを一新。さらに、ホイールベースの変更により、前後軸重の重量バランスが最適化され、高積載を実現しました。
✓ 専用のバンパーヘッドランプを採用。中型車の車格感をダイナミックなキャブデザインで演出しました。
✓ 商用車の稼働を支えるいすゞ独自のコネクテッドソリューションサービス「PREISM」を、「DB6A」エンジンを搭載した当モデルにも提供します。
2.主要モデル諸元
型式 | 2DG-FVZ26U4 |
---|---|
仕様 | 平ボディ/アルミブロックアオリ/フルキャブ |
エンジン型式 | DB6A |
排気量 | 6690cc |
トランスミッション | スムーサーFx(9速AMT) |
全長 | 9,980mm |
全幅 | 2,480mm |
全高 | 2,880mm |
荷台内寸法(長さ/幅/高さ) | 7,400mm/2,350mm/400mm |
最大積載量 | 11,900kg |
車両総重量 | 19,905kg |
最小回転半径 | 8.7m |
乗車定員 | 2人 |
3.カミンズとの「DB6A」ラインオフセレモニー
先般いすゞの栃木工場で、いすゞとカミンズによる「DB6A」エンジンのラインオフセレモニーが実施されました。
カミンズのJennifer Rumsey 会長兼CEOは、次のように述べています。
「私たちの強力なパートナーシップは、両社の強みとスケールを活かして共に成長し、お客様のニーズに応えるために非常に重要です。カミンズ105年の歴史の中で初めて日本のオン・ハイウェイ市場(商用車向けエンジン市場)に参入することは、カミンズ、いすゞ、両社にとって重要なマイルストーンです。」
いすゞ自動車社長の南真介は、次のように述べています。
「カーボンニュートラル社会の実現に向けては、世界中でさまざまな事情がある中で、多くのパワートレインの選択肢が必要だと思います。ディーゼルエンジンにおいても、高次排出ガス規制に対応した新しい低CO2の製品を常に世の中に出し続けていく必要があり、DB6A はまさに最先端の排出ガス規制技術を持つエンジンとして市場における優位性を確保していくものと考えております」
いすゞは、これからも最適パートナーとの協業を推進し、お互いが持つ技術を最大限に融合して、各々のお客様の多様なニーズにあったパワートレインを提供すると同時に、社会的ニーズに応えてまいります。
〈国内目標販売台数〉 16,000台 / 年 (フォワードシリーズ全体)
〈東京希望小売価格〉 主要モデル(型式:2DG-FVZ26U4):14,363,000円(税抜)/15,799,300円(税込)*2
*1 6×4モデルのみ。4×2モデルは最高出力191kW(260PS)/最大トルク883N・m(90kgf・m)
*2 キャブ付きシャシ(標準ルーフ)+安全装備PREMIUMの価格
以上
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