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EMC/電磁波評価の総合測定サービス事業を開始【図研】

2012年7月26日

− 移動体通信端末の測定機能を強化、携帯キャリア各社の認証取得予定 −

昨今、電子機器製品の品質保証におけるEMC試験や各種コンプライアンス試験については、新規規格への対応、社内設備の維持管理など、対応に苦慮する企業が増えています。一方、さまざまな製品に無線機能が搭載されてきており、マイクロ波レベルでの電磁波測定ニーズが高まってきました。
㈱図研(以下、図研)では、このような状況を踏まえ、この度「図研 Technical Lab.」を開設して電磁波評価の総合測定サービス事業を開始します。

設備拡充と新サービスの概要は、次の通りです。
1). マイクロ波対応の電波暗室の新設
従来のEMC用電波暗室を大幅に刷新するとともに、マイクロ波/ミリ波帯に対応した高精度の電波暗室を新設しました。これによって、アンテナ測定やRCS測定のほか、スマートフォンなど移動体通信端末の測定が可能となります。今後は、携帯電話キャリア各社の認証も取得して測定サービスを推進する予定です。

2). EMS試験システムの導入
放射エミッション測定、伝導エミッションはもちろん、国際電気標準規格IEC61000-4シリーズに準拠したイミュニティ試験システムを導入しました。今後は、一般的な国際規格、欧州規格で採用されているほとんどの試験に対応可能となりました。

各種のマルチメディアやスマートフォンに代表される移動体通信機器はもちろん、車載用デバイスや各種工業用製品にも、無線LANやBluetoothモジュールなどの無線機能が搭載されている今日、製品開発におけるノイズ検証や対策が、ますます重要性を帯びてきました。また、製品の開発に携わる技術者の方は、測定内容によっては日程調整や遠隔地への出張など、業務上で大きな負荷がかかることもありました。しかし、この度の施設拡充により、お客様は新横浜駅に近い「図研 Technical Lab.」にお越しいただくだけで、ノイズ測定だけではなく電磁波に関する測定評価を総合的に行うことができます。
同施設には専門スタッフが常駐していますので、お客様は、EMC対応電波暗室とマイクロ波/ミリ波対応電波暗室やEMS試験システムを活用することにより、電磁波関連の測定と評価、そして対策の検討をワンストップで総合的に実施することが可能になりました。

本サービスは、8月1日より開始の予定です。

なお、「図研Technical Lab.」に関する詳細は、下記サイトをご参照ください。
http://www.zuken.co.jp/product/consul/technical_lab.html

参考

「図研 Technical Lab.」の主な設備

本件に関するお問合せ先

㈱図研  コーポレート・コミュニケーション室
TEL : 045-942-1511(代)
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