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《速報/人テク2016名古屋》新インホイールモータシステム【NTN:小間番号57】
減速機式インホイールモータとして、ホイールに収まる小型・軽量化を実現しました。
従来の懸架・転舵・ブレーキ構造を変更することなく搭載可能で、車両開発のコスト削減や期間短縮に貢献します。
モータをホイール内に配置するインホイールモータは、車内空間の有効活用につながるだけではなく、車輪ごとのトルク制御が可能で走行性能が向上することから、今後採用の拡大が期待される電気自動車(EV)の新しい駆動方式です。
今回開発した「新インホイールモータシステム」では、減速機構造を見直すことで更なる小型・軽量化を図りました。
減速機とともに全体構造を最適化することで、懸架・転蛇構造を変更することなく車両に搭載でき、ホイール内への従来ブレーキの配置が可能となりました。
このため、懸架や制動等の重要な車両性能を確保しやすく、かつ、車体開発におけるコストの削減や期間の短縮に寄与できます。
【新インホイールモータシステムの特長】
①平行軸歯車式減速機の採用により、薄型化を実現
②従来の懸架・転舵構造が利用可能
③従来のブレーキ構造をそのまま利用可能
④冷却方式 : 空冷(水冷で必要となる配管などが不要)
なお、NTNは1918年に三重県桑名市で創業し、地域とともに発展しながらグローバル企業に成長してきたことから、「伊勢志摩サミット」および「ジュニア・サミット」を応援しており、三重県と桑名市に「新インホイールモータシステム」を搭載したコンバートEVを貸与し、サミット期間中、公用車として活用いただいています。
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