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未来のテクノロジーがボッシュの成長を促進【ボッシュ】

2015年7月14日

成長著しいドライバー アシスタンス システム市場が自動運転への道をリード
ボッシュのドライバー アシスタンス システムの売上高、2016年に10億ユーロに到達する見込み
2014年にボッシュのサラウンドセンサーの累計出荷台数が5,000万台を突破
2016年にボッシュのレーダーセンサー(77GHz)の累計生産台数が1,000万台に到達する見込み
より高度な自動化により、ドイツ国内の事故発生率を3分の1以上減少できる可能性


シュトゥットガルト – ボッシュにとって自動運転は単なる夢物語ではありません。グローバル規模で革新的なテクノロジーとサービスを提供するボッシュは、すでにこの分野で商業的・技術的に成功を収めています。「成長著しいドライバーアシスタンス市場が自動運転への道をリードするでしょう」と、ボッシュ取締役会メンバーのディルク・ホーアイゼル(Dirk Hoheisel)は述べています。この分野において、ボッシュの売上高は毎年3割増の成長を続けています。ホーアイゼルはさらに、「2016年には、ドライバー アシスタンス システムの売上高は10億ユーロを超えるでしょう」と補足しました。システムサプライヤーとして、そして世界最大の自動車機器サプライヤーとして、ボッシュはその幅広い製品群を強みとして活かしています。

パワートレインからネットワーク化へ – ボッシュはすべてをシングルソースで提供
ボッシュのように自動運転に必要とされるあらゆる技術に精通した自動車機器サプライヤーはごくわずかです。こうした技術にはパワートレイン、ブレーキ、ステアリングだけでなく、センサー、ナビゲーションシステムや車内外のネットワーク化ソリューションも含まれます。ホーアイゼルも、「ボッシュはコンポーネントから包括的なシステムまで、あらゆる側面から開発を進めています」と述べています。例えば、ボッシュのセンサーに対する需要は非常に高く、昨年、ドライバー アシスタンス システムに使用されるサラウンドセンサーは、過去最高の5,000万台という販売台数を記録しました。また、2014年にはレーダーセンサーとビデオセンサーの販売台数が倍増し、2015年も同様の成長を見込んでいます。ボッシュはアダプティブ クルーズ コントロールなどのシステムに使用されるレーダーセンサーで世界の市場をリードしており、来年にはレーダーセンサー(77GHz)の累計生産台数が1,000万台に到達する見込みです。

ボッシュの約2,000人のエンジニアがドライバー アシスタンス システムの開発に尽力
ドライバー アシスタンス システムに携わる従業員数もまた、この分野におけるボッシュの成功をあらわしています。ボッシュでは現在、約2,000人のエンジニアがドライバー アシスタンス システムの開発に取り組んでおり、その数は2年前と比べて700人以上増加しました。ドライバー アシスタンス システムは、自動運転の基礎となります。現在、これらのシステムはすでに車線変更や車線維持、障害物が現れた際のブレーキングなどでドライバーを支援していますが、ボッシュはその先を見据え、開発を進めています。ある欧州の自動車メーカーは、回避操作や交差点での右折/左折をサポートするシステムだけでなく、ボッシュのトラフィック ジャム アシストも量産車に採用しています。「私たちは自動運転の実現に向けて前進する過程で、数多くの新しいアシスタンスシステムを市場に投入していくつもりです」とホーアイゼルも述べるように、ボッシュはこうしたシステムから得た知識や経験をそのまま自動運転の開発に活かし、その実現に向けてさらなる弾みをつけています。

ボッシュは2013年初めから、ドイツのA81号線と米国の州間高速道路280号線でテスト車両による公道試験を実施していますが、2020年には自動車の自律走行が高速道路上で実現できると予測しています。ただし、自動運転を実現するためには、法的枠組と技術開発の足並みを揃える必要があります。現在は、ドライバーが常に車両を制御下に置かなくてはならないと規定した、1968年制定の道路交通に関するウィーン条約という法的制約により、高度な自動運転はいまだ合法として認められていません。しかし、ドイツやその他多くの国々では法規に変化の兆しが見え始めており、ドライバーの操作がシステムに対して優先されること、または、システムを無効にすることができるという条件下において、自動運転が認められていく可能性があります。こうした例外を認めるために、どのように法規を改正するかについての議論が行われています。自動運転を実現する上でもうひとつのハードルとなっているのが、システムの検証方法です。現在の検証方法では、オート パイロット システムが量産に移行するまでに、数百万kmにもおよぶテスト走行を行う必要があります。ボッシュはこの点についても新たなアプローチに取り組んでいます。

自動運転は安全性、効率性と快適性を向上
ボッシュは、自動運転で道路交通の安全性の向上を目指しています。毎年、交通事故による死亡者数は、世界で約130万人に達すると推定され、その事故の90%が人為的なミスに起因していると考えられています。「危険な交通状況下においては、適切なサポートが人命を救います」とホーアイゼルは指摘します。ボッシュの事故調査によると、より高度な自動化により、ドイツ国内だけでも事故発生率が3分の1以上減少すると予測されています。さらに、自動運転は道路交通の安全性の向上につながるだけでなく、効率性の向上にも寄与します。米国の調査報告書によると、戦略的な予測走行により、高速道路で最大39%の燃費向上が可能だという結果が出ています。オートパイロット機能を備えた自動車は、まるで自宅が移動しているかのような新たなドライビングエクスペリエンスの可能性を開くことになるでしょう。


関連リンク
www.automated-driving.com


このプレスリリースは2015年7月14日に Robert Bosch GmbH より発行されました。
原文をご覧ください。

 

ボッシュ・グループ概要
モビリティ ソリューションズは、ボッシュ・グループ最大の事業セクターです。2014年の売上高は333億ユーロで総売上高の約68%を占めています。モビリティ ソリューションズの売上により、ボッシュ・グループはリーディングサプライヤーの地位を確立しています。モビリティ ソリューションズは、自動化、電動化、ネットワーク化の3つの領域においてその専門性を統合させ、お客様にトータルソリューションを提供します。その事業領域は主に、内燃機関の燃料噴射テクノロジー/パワートレイン周辺機器、パワートレイン電動化の様々なソリューション、安全システム、ドライバーアシスタンス システム/自動化機能、ユーザーフレンドリーなインフォテインメントやCar-to-CarおよびCar2X通信、オートモーティブアフターマーケット向けのコンセプト/テクノロジー/サービスなどです。さらにボッシュは、電気駆動マネジメントや横滑り防止装置ESC(エレクトロニック スタビリティ コントロール)、ディーゼル用コモンテールシステムなどの重要な革新自動車技術にも対応しています。

ボッシュ・グループは、グローバル規模で革新のテクノロジーとサービスを提供するリーディング・カンパニーです。 2014年の従業員数は約360,000人(2015年4月1日現在)、売上高は490億ユーロ*を計上しています。事業はモビリティ ソリューションズ、産業機器テクノロジー、消費財、エネルギー・建築関連テクノロジーの4事業セクター体制で運営しています。ボッシュ・グループは、ロ バート・ボッシュGmbHとその子会社約440社、世界約60カ国にあるドイツ国外の現地法人で構成されており、販売、サービス代理店のネットワークを加 えると、世界の約150カ国で事業展開しています。この開発、製造、販売のグローバル・ネットワークが、ボッシュのさらなる成長の基盤です。2014年に ボッシュは全世界で約4,600件の国際特許の基礎特許(第一国出願)を出願しています。私たちボッシュ・グループはコネクテッドライフに向けたイノベー ションの提供を戦略的目標に定め、革新的で人々を魅了する全製品とサービスを通じ、人々の生活の質を向上します。つまりボッシュはコーポレートスローガン である「Invented for life」-人と社会に役立つ革新のテクノロジーを生み出していきます。

さらに詳しい情報は、以下のサイトをご参照ください。
www.bosch.com ボッシュ・グローバル・ウェブサイト(英語)
www.bosch-press.com ボッシュ・メディア・サービス(英語)
https://twitter.com/BoschPresse ボッシュ・メディア 公式ツイッター(ドイツ語)
www.bosch.co.jp ボッシュ・ジャパン 公式ウェブサイト(日本語)
https://twitter.com/Boschjapan ボッシュ・ジャパン 公式ツイッター(日本語)
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*公表された2014年の売上高には、現在では完全子会社化されたかつての折半出資の合弁会社であるBSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH(現在はBSH Hausgeräte GmbHに社名変更)およびZF Lenksys-teme GmbH(現在はRobert Bosch Automotive Steering GmbHに社名変更)は含まれていません。








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