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インドネシアにおけるプラスチック用着色剤事業拡大について【東洋インキ】

2011年9月12日

東洋インキグループは、インドネシアでのプラスチック用着色剤事業を拡大する。同グループの一社であるPT. TOYO INK INDONESIA社は、現在ジャカルタ郊外(西ジャワ州ブカシ県)にグラビアインキ工場を有しているが、同県の工業団地「Greenland International Industrial Center(略称G.I.I.C.)」に新たに50,000m2の用地を取得し、新事業としてプラスチック用着色剤生産のための新工場を建設する。

新工場の着工は2011年10月を予定しており、2012年8月の稼動を目指す。工場の規模は、延べ床面積で約6,000m2を計画しており、生産開始時には押出機を3~4台設置、以後段階的に増設していく予定である。
従来、東洋インキグループの他国拠点から輸入し販売してきた容器包装材向け着色剤製品を現地生産化し、インドネシア市場で今後拡大が見込まれるOA家電や自動車関連など、広く顧客の開拓を進めていく。また、東南アジア地域の生活水準向上に伴い、今後の市場拡大が期待されている衛生関連などの一般消費財や太陽電池部材に向けた製品の生産・輸出拠点へと成長させていくことを視野に入れている。
新工場での生産品目は、マスターバッチを主体に、着色樹脂、受託コンパウンドなどを計画しており、2012年末には月間500トン以上、2014年以降は年間10,000トン以上の生産数量を目指す。
東洋インキグループでは、インドネシアをはじめ、インド、ブラジルなど成長市場をグローバル事業展開の戦略地域と位置付けており、安定成長を続けるインドネシアをその先駆けとして展開・拡大を加速する方針を掲げている。今回の新工場が担うプラスチック用着色剤事業は、東洋インキグループのホールディング制移行(2011年4月)に伴い発足したトーヨーケム株式会社(代表取締役社長 柏岡 元彦、東京都中央区)が統括する事業の一つであるが、同事業にとってホールディング制移行以後、最初の本格的な工場建設となる。


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