原理と動画で直感的に学ぶ『車載ミリ波レーダとLiDARの違い』【Webセミナー】
・悪天候(霧・雨・雪)による性能劣化。
・高速移動時のMotion Blurによる性能劣化。
・街中に溢れつつある同種のセンサとの、干渉による性能劣化。
・これら性能劣化を回避する目的もあり研究されている次世代技術(1550nm-LiDAR、FMCW-LiDAR、デジタルレーダ)も、まだ情報が乏しい段階だができるだけ解説。
一方で、あまりにセンサの細かい議論にばかりとらわれると、前提となる社会・業界の大きな動向を見失ってしまいます。講師は現在自動運転関連のプロジェクトで働いており、下記のような広い関連情報も解説します。
・最近のADAS/自動運転車における、センサ搭載台数の動向。
・現実世界でのセンサ実験は限界に近付いている。仮想世界(デジタルツイン)でのシミュレーションで補うことが不可欠。講師所属の国プロ「DIVP」の紹介。
・日本において、自動運転車の普及はどこまで進んだか? そこでは何が課題になるか?
なお、本セミナーはセンサレベルの比較に絞ったものであり、センサよりも上位のシステムレベルである、センサフュージョン技術を解説するものではありません。センサレベルだけでも、話題が豊富にあります。
こんな方におすすめ
- 車載センサの、研究・開発・企画・営業業務に携わる方 (Tier1等)
- 車載センサを、導入し使う立場の方 (OEM等)
- 車載センサの視点から、自動運転界の動向を知りたい方
セミナー概要
プログラム
1. 講師、および講師所属の国プロ「DIVP」の紹介
現実世界の実験だけでは限界! 仮想世界シミュレーション(デジタルツイン)で補うしかない
2. ADAS/自動運転車の眼となる、センサのトレンド
2.1 LiDARとRadarは競合関係
① 未来のLiDARとRadarの力関係の変化を象徴する、Mobileye社の動向
② ただし、今現在ではまだLiDARの方が画質が良く、LiDARも併用される
2.2 LiDARとRadarの搭載数のトレンド
① ADAS車のトレンド
② 自動運転車のトレンド
3. LiDARとRadarの違いを、波長の違いで一貫して説明
3.1 具体的な波長の値
① Camera ・LiDAR ・Radar の波長比はざっくり0.5 : 1 : 4000
② 波長が近いので、肉眼(Camera)とLiDARは一般に物体の見え方が近い
【実験ビデオ】ガラス窓の見え方の違い
③ ただし、肉眼(Camera) とLiDAR で見え方が異なる物体も存在するので注意
④ 太陽光による背景ノイズの影響の違い
⑤ 表面粗さによる斜め方向の反射率(再帰反射) の違い
【実験ビデオ】コンクリート壁の見え方の違い
3.2 波長の違いが、悪天候(霧・雨・雪)への耐性の違いを生む
① 波長の違いが、悪天候(霧・雨・雪)への耐性の違いを生むメカニズム
② YouTubeですぐ見れる、悪天候(霧・雨・雪)の影響の紹介
③ 悪天候によるLiDAR偽点が生んだ、事件例
【実験ビデオ】霧の中でのLiDAR画像の例
④ LiDAR偽点はノイズフィルタで除去するのが一般的だが、
たぶん完璧には除去できない
⑤ 日本において、自動運転車の普及はどこまで進んだか?
そこではどんな悪天候が起きるか?
3.3 波長の違いが、ビーム幅の違いを生む
① 波長の違いがビーム幅の違いを生む理由
② ビーム幅の違いによって生じる、LiDARの意外な弱点
【実験ビデオ】鉄製フェンスの見え方の違い
【実験ビデオ】細いポールやワイヤーの見え方の違い
③ ビーム幅と方式(TOF/FMCW)の違いが、更に測定周期の違いを生む
④ 測定周期が遅いと、何が問題か?
【実験ビデオ】回転式LiDARで、普通の国道レベルでも起きる
Motion Blur現象
4.波長とは関係ないが、LiDAR・Radarを使う上で知っておくべきトラブル
① 電波干渉は、LiDARでもRadarでも等しく起きる
【実験ビデオ】LiDARにおける電波干渉の例
【実験ビデオ】Radarにおける電波干渉の例
② 鏡面反射による鏡像も、LiDARでもRadarでも等しく起きる
【実験ビデオ】LiDARにおける鏡像の例
5. まだ情報が乏しい次世代技術(1550nm-LiDAR、FMCW-LiDAR、デジタルRadar)について紹介
5.1 「LiDAR=TOF方式、Radar=FMCW方式」という認識は既に古い。
次世代技術では複雑に入り乱れている
5.2 1550nm-LiDARは、市販車への搭載が始まった一方、あまり知られて
いない問題もある
5.3 FMCW-LiDARの真の目的は、速度を測定することではなく、低コスト化
5.4 デジタルRadarは、研究レベルではLiDARに匹敵する高画質だが、
量産はこれから
学べる事
・三大車載センサ(カメラ・LiDAR・ミリ波レーダ)は、波長が異なるだけで全て電磁波センサ。一見異なるセンサに見えるLiDARとミリ波レーダも、波長の違いから統一的に理解できることを解説。
・できるだけ数式を使わず、動画を使ってビジュアルで解説。
・特に重要な課題である悪天候(霧・雨・雪)による性能劣化について、詳しく解説。
・まだ情報が乏しい次世代技術(1550nm-LiDAR、FMCW-LiDAR、デジタルレーダ)も、できるだけ解説。
・現実世界の実験に代わって、徐々に普及し始めた仮想世界シミュレーション(デジタルツイン)を紹介。
・ADAS/自動運転における、三大センサ(カメラ・LiDAR・ミリ波レーダ)の搭載数の最新の動向。
・日本で自動運転車は、どこまで普及が進んだか? そこでは何が課題になるか?
セミナー講師
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- 天野 義久 氏
- 神奈川工科大学(KAIT) 先進自動車研究所 DIVPプロジェクト 特任研究員
開催概要
- 主催
- 開催日時
- 2025年10月8日 10:30 - 16:30
- 開催場所
- オンライン開催
- 受講料
- 46,200円〜