xEV用モータの設計・製造の勘どころ【東京会場】
こんな方におすすめ
- モータ設計に携わっている技術者
- これからモータ開発を計画している技術者
- 製造技術や品証技術を取り扱う実務技術者
- 現在自動車用モータに関する課題を抱えている技術者
- モータの信頼性や寿命評価に関わる技術者
セミナー概要
本セミナーの趣旨
実際に設計・製造した立場から、設計・製造の押さえるべき要点を解説します。
モータ設計は、トルク・出力・効率計算に加えて枠、軸、高速回転ロータ、軸受等の強度、ステータ電気絶縁性能、絶縁耐力、耐インバータサージ電圧絶縁性能、放熱冷却、振動、騒音、漏れ磁束による軸受電食、ノイズ発生など種々の課題を検討しなければならず、電磁気学、材料力学、電気機械、機械工作、有機絶縁物性、放電工学など広範囲の知見が必須である。また自動車用主機モータには、品質維持向上の高信頼性も要求される。講師は、約40年のモータ設計経験を有し、自動車用モータ設計に13年携わり、製造・品質課題に直面し解決した立場から、同じ分野を辿る技術者に押さえるべき要点、言い換えると小型で大トルクを出す秘訣ではなく、製造してみて経験する問題を解決する設計根拠(何故そうしなければならないか)を解説します。
プログラム
1.設計保証と製造保証について DRBFMの勧め
2.設計・製造工程における重要な技術ポイント
(1)ハウジングとブラケットのハメアイ構成
(2)ハウジングとステータコアのハメアイ構成
(3)エアギャップ精度を考慮した構造と組立方法
(4)電気絶縁の確保
(5)ロータ部材と軸とのハメアイ構成
(6)ステータ製造プロセス課題
(7)ロータ製造プロセス課題
(8)組立製造プロセス課題
3.性能のバラツキ低減のための設計押さえどころ
(1)性能バラツキ要因(設計値と実測値が合わない原因も含む)
① 構成材料特性によるもの
② 設計計算(解析)によるもの
③ 製造上によるもの
④ 性能測定時のモータ温度のバラツキ
⑤ 計測器によるもの
4.モータ工法紹介 巻線(丸線)-挿入工程
(1)巻線方式
(2)巻線-挿入工程
(3)コイルインサータの概要
(4)インサータにおけるコイル傷の発生要因例
(5)コイルのピンホール試験方法
セミナー講師
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- 安原 隆 氏
- YMTソリューション 代表
開催概要
- 主催
- S&T出版株式会社
- 開催日時
- 2025年9月8日 13:00 - 16:30
- 開催場所
- 連合会館 404会議室 東京都千代田区神田駿河台3-2-11
- 受講料
- 39,600円〜