オンライン開催

2025.5.21

16:00 - 17:30

半導体産業の未来展望
〜技術進化とグローバル競争の行方〜

かつて世界シェアの約 50% を誇った日本の半導体産業。しかし現在、そのシェアは10%以下にまで落ち込み、最先端半導体の多くを海外に依存する状況となっています。

一方で、Rapidusの北海道進出、TSMCの熊本進出など、国内半導体産業の復活を促す動きが活発化しています。
また、GAA(Gate-All-Around)技術の量産化、ICの3D化、生成AIの進化、AIを活用した半導体製造の最適化といった技術革新が急速に進展し、産業構造の変革が求められています。

こうした状況の中、日本の半導体産業はグローバル市場で持続的な競争優位を確立し、再び成長の軌道に乗ることができるのでしょうか?

競争力を取り戻すためには、技術開発だけでなく、経営戦略の視点からサプライチェーン戦略、企業の競争優位性の確立、国家政策との連携、そしてグローバル市場におけるポジショニング戦略が不可欠です。

そこで、本セミナーでは、ベストセラー『新・半導体産業のすべて AI を支える先端企業から日本メーカーの展望まで』をはじめ、多数の半導体関連書籍を手掛ける、株式会社半導体エネルギー研究所(SEL)顧問 菊地 正典 氏 をお迎えし、日本の半導体産業の未来を経営戦略の視点から読み解きます。

菊地氏は、かつて日本電気株式会社(NEC)にて半導体事業グループの統括部長・主席技師長を歴任し、業界を牽引してきた技術者であり経営者でもあります。

本セミナーでは、日本の半導体産業の競争環境、グローバルなバリューチェーンの変化、企業の成長戦略、政策支援の活用法など、経営の視点を踏まえた最新情報をお届けします。

こんな方におすすめ

  • 日本の半導体産業の動向が気になる方
  • 日本の半導体産業の復活・復権を疑問視している方
  • 製造業における経営の考え方に、新しい視点を求めている方

セミナー概要

<当日のアジェンダ>
⚫︎半導体業界の最新動向と市場機会

⚫︎Rapidus の施策と今後の展開

⚫︎インテルの戦略転換と競争環境の変化

⚫︎先端技術と経営戦略
  ・GAA 技術の量産化と IC の 3D化
  ・生成 AI(DeepSeek)と半導体の融合
  ・AI 活用による半導体工場の最適化

⚫︎これからの半導体産業の展望と競争戦略
  ・成長の鍵となる技術革新と市場競争戦略
  ・競争環境と地政学リスク
  ・グローバルサプライチェーン戦略と国家政策の役割

セミナー講師

  • 菊地 正典 氏
    菊地 正典
    株式会社半導体エネルギー研究所(SEL)顧問
    元 一般社団法人 日本半導体製造装置協会(SEAJ)専務理事
    元 日本電気株式会社 半導体事業グループ 統括部長、主席技師長
    1944年樺太生まれ。東京大学工学部物理工学科を卒業。日本電気株式会社 で半導体の開発から量産までの業務に従事し、部長、統括部長、主席技師長を歴任。社団法人日本半導体製造装置協会(SEAJ)専務理事を務めた後、半導体エネルギー研究所(SEL)の顧問として現在に至る。著書に「入門ビジュアルテクノロジー最新 半導体のすべて」「図解でわかる 電子回路」「図解でわかる 電子デバイス(共著)」「プロ技術者になる エンジニアの勉強法」「やさしくわかる 半導体」「半導体用語がわかる辞典(共著)」(日本実業出版社)「半導体・ICのすべて」(電波新聞社)「史上最強図解 これならわかる!電子回路」(ナツメ社)「半導体のキホン」「IoTを支える技術」(SBクリエイティブ)「半導体工場のすべて」「半導体産業のすべて」(ダイヤモンド社)などがある。

開催概要

主催
株式会社ビザスク
開催日時
2025年5月21日  16:00 - 17:30
開催場所
オンライン開催
受講料
無料
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