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2025.02.13
豪州ソフトウエア企業 Seeing Machines と資本業務提携に関する契約を締結【三菱電機モビリティ】
2024年12月23日
豪州ソフトウエア企業 Seeing Machines と資本業務提携に関する契約を締結
グローバルで需要拡大が見込まれる Driver Monitoring System 事業を強化
三菱電機モビリティ株式会社(取締役社長 加賀 邦彦、本社:東京都千代田区、以下、「当社」)は、運転中のドライバーのわき見や居眠りを検知し安心安全な運転を支援する Driver Monitoring
System(以下、「DMS」)事業の拡大を目的に、オーストラリアの DMS ソフトウエアプロバイダ
ー大手である Seeing Machines Limited(シーイングマシーンズ株式会社、本社:豪州キャンベ
ラ、以下、「Seeing Machines」)と資本業務提携に関する契約を締結したことをお知らせします
(以下、「本取引」)。
本取引では、当社が 40.0 百万 GBP を出資し、12 月 23 日に Seeing Machines より第三者割
当増資にて発行された新株 15%(希薄化後 13%)分を当社が引き受けし、12 月 24 日のロンドン
AIM 市場の取引開始前に、既存株主が保有する 6.9%分を相対取引にて追加取得する予定です。
これにより、Seeing Machines に対する当社の株式保有比率は 19.9%となる予定です。
DMS は、事故防止への有用性から、欧州では 2026 年から新車への搭載が義務化され¹、その
他主要市場でも規制化の動きがみられることから、今後世界的に市場の急拡大が見込まれます。
また、SDV²化の進展に伴い、今後 DMS の供給形態はハードウエアとソフトウエアが一体となっ
たコンポーネントビジネスだけでなく、ソフトウエア単体ビジネスが拡大する見込みで、柔軟な
供給形態への対応力が必要となります。
当社は、本取引を通じ、Seeing Machines の強みである画像処理による顔向きや視線などの検
出を高精度で実現する基本センシング技術と、当社の強みである漫然運転や乗員の体調異常など
を車載環境で高度に状態推定する技術を組み合わせ、急成長が見込まれる DMS 市場における事
業拡大を目指します。
両社の技術シナジーにより、グローバルに整備が進む法規やアセスメント要件に対し、迅速か
つ的確な対応を可能にするとともに、技術アセットや開発力を最大限に活用し、基盤技術から応
用技術まで幅広くカバーする競争力のあるソリューションを市場に提供、新たな付加価値を創出
することで、ユーザーにとってより安全で快適な車載環境を実現します。
また、本取引を通じて今後拡大が見込まれるソフトウエア単体ビジネスへの対応力強化や、
Seeing Machines が取り組んでいる運送業者などの法人向けビジネスへの販売支援を行います。
※1 出典:COMMISSION DELEGATED REGULATION (EU)
※2 Software Defined Vehicle
Seeing Machines の概要 |
Seeing Machines は、安全性向上を目的とした AI を搭載したドライバー/乗員監視システム
を設計する、先進的なテクノロジー企業です。自動車分野では、Tier2として多数の顧客へ DMS
ソフトウエアの提供実績があり、欧米市場を中心に活躍しています。
Seeing Machines は、世界中の規制当局のコンサルタントとして、DMS 関連の規制について
助言するさまざまなワーキンググループを主導し、業界団体のアドバイザーを務めています。ま
た、運送業者などの法人向けドライバー安全システムの開発や、航空業界全体の安全性と効率性
を向上させる視線追跡ソリューションの提供も行っています。詳細については、ウェブサイトを
ご覧ください。
社名:Seeing Machines Limited
代表者 :Paul McGlone
所在地 :豪州キャンベラ
設立 :2000 年
売上高 :57.8 百万 GBP (Fiscal Year2024 2023 年 7 月-2024 年 6 月)
従業員 :421 名(2024 年 6 月末時点)
ウェブサイト:https://seeingmachines.com/
三菱電機モビリティの DMS 事業について |
当社は、「交通事故死者ゼロ」の実現を目指し、早期から DMS の技術開発と製品化に取り組ん
でまいりました。車載環境に適応した光学設計をはじめとするハードウエア設計や製造技術を有
しており、わき見、居眠り、漫然運転といった乗員の状態を正確に推定する技術の開発において
豊富な量産実績を持ちます。
さらに、脈拍などの生体検知技術を活用し、運転中の体調急変をいち早く察知し、事故を未然
に防ぐ技術開発や衝突安全に寄与する乗員の体格推定技術等の開発にも取り組んでいます。
お問い合わせ先 |
三菱電機モビリティ株式会社
経営企画ユニット 経営企画部 コーポレートコミュニケーション戦略課
〒100-8310 東京都千代田区丸の内二丁目 7 番 3 号
TEL:03-3218-2913
E-mail:qa.melmb@nh.MitsubishiElectric.co.jp
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