20255年1月16日

　 

　 

ブルカルド・ボーフェンジーペンに捧ぐ世界限定99台、BMW ALPINA B8 GT発売

　 

　 

　 

　 

　 

　 

BMW ALPINA B8 GT – ブルカルト・ボーフェンジーペン・オマージュ

　 

世界限定99台

　 

ちょうど60年前の1965年、ブルカルト・ボーフェンジーペンは「ALPINA」という会社を創設しました。創業当初の6人の従業員は、このブランドが世界的に知られる小規模生産のメーカーに成長するとは考えもしなかったことでしょう。

それ以来、多くのことが変わり、さまざまな出来事がありましたが、ブルカルト・ボーフェンジーペンの情熱と哲学はアルピナ社内で変わることなく受け継がれています。アルピナは、 贅沢なインテリア、優れた走行性能、そして控えめながらスポーティな外観を持つ、目の肥えたコニサー（目利き、通人）のための特別な自動車を生産しています。

アルピナがただのBMWのチューニングカーだと思っている人々に対して、遠慮のない物言いで知られたブルカルト・ボーフェンジーペンはおそらくこう言うでしょう。「（ わからないのならば）あきらめるしかないね」

アルピナは自動車産業におけるマスマーケティングに対するささやかなアンチテーゼです。公道でもサーキットでも、BMW ALPINA の車は何度もセンセーションを巻き起こして きました。アルピナは、すべてがエクスクルーシブな存在である独自の限定モデルの長い歴史を誇り、それらは今やコレクターやエンスージアストにとって非常に魅力的な自動車と なっています。

こうしたアルピナの伝統的な限定モデルの継承として、BMW ALPINA B8 GT が誕生しました。これは、マスターピースたりえる自動車を創造するという私たちの情熱を体現し、 独自のエレガンスと印象的なパフォーマンスを融合させた一台です。

BMW ALPINA B8 GT は、ブルカルト・ボーフェンジーペンへのオマージュです。
このグランクーペは、世界で99台限定となっています。

　 

アンドレアス・ボーフェンジーペン

フロリアン・ボーフェンジーペン

　 

　 

　 

技術

　 

アルピナの遺伝子

BMW ALPINA B8 GT の4.4リットルV8ビ・ターボエンジンは、アルピナの初期の4気筒（いわゆるA 型エンジン）とは、なんら技術的な共通点はありません。シリンダー数は倍、 排気量はほぼ3倍、出力は7倍以上となっています。それでも、今も昔もそのスムースネスと卓越したパワーを発揮することで知られています。

BMW ALPINA B8 GTには、最後の進化型V8ビ・ターボエンジンが搭載されています。これはBMW ALPINA B5 GTにも使われたものです。このエンジンは466 kW（634 PS）と最大トルク850 Nmを発揮し、アルピナの歴史の中で最も高出力かつ強力なエンジンとなっているのです！

9 kW（13 PS）の出力向上と、50 Nm 増加したトルクは、さらにロスを減らした吸気システム、2つの新しく、よりエアフローの最適化を行ったエアボックス、そしてそれに合わせた エンジンマネジメントとブースト圧の見直しの結果です。エンジニアたちは、特にレスポンスと性能の向上に重点を置き、コンフォート・モードとスポーツ・モードでそれぞれ異なる 優れた走行性能を実現しています。高トルクに最適化されたZF 8速スポーツオートマチックトランスミッションのソフトウェアは、ダイナミックなギアチェンジを実現し、さらに改良され たローンチコントロールによって最高の走行性能を発揮します。

　 

　 

速く、より速く、もっと速く

ブルカルト・ボーフェンジーペンは、常に速い車への情熱を持ち続けました。特に大型クーペは、歴代のアルピナ製品ラインアップにとって欠かせない存在でした。このBMW ALPINA B8 GT は、常に卓越したドライビング・パフォーマンスを提供してきたトップモデルの系譜に加わります。たとえば、BMW ALPINA B7 S ターボクーペ（1982年、 BMW E24ベース）は、現代の基準をもってしても決して遅くはありません。最高速度262 km/h、0から100 km/h までの加速は5.8秒で、当時のこのセグメントで最速の一台で した。

BMW ALPINA B8 GT も、卓越したドライビング・パフォーマンスで深い印象をドライバーに与えます。0から100 km/h の加速はわずか3.3 秒で、200 km/h にはわずか 10.5 秒で到達します。200 km/h を超えた後も、その加速は途切れることなく続きます。パフォーマンスの向上と技術的な改良により、B8 GT は最高速度330 km/h を達成する ことができました。したがって、再び最速の一台の一つとして間違いなく位置づけられるでしょう。

　 

前後輪に駆動力を配分するトランスファーはさらに最適化され、トルクの分配がよりリア寄りになっています。これに、電子制御ディファレンシャルのソフトウェアの改良が組み合わされ ることで、より俊敏かつダイナミックなドライビングを体験できます。

サスペンションのセットアップも、数多くのテスト走行と開発時間をかけて徹底的に最適化されました。新たにドームバルクヘッド・ストラットによりフロントエンドの剛性アップが行われ、 ステアリングレスポンスと精度が向上しています。アルピナの特徴的な点は、ステアリングモードを「COMFORT」、「SPORT」、「SPORT+」の3つから選べることです。ステ アリングはスポーティでダイレクトなレスポンスか、または適度に抑えの効いた穏やかなフィードバックとするかのいずれかをドライバーの好みに応じて提供します。

B8 GT のドライビングモードの違いは、今まで以上に明確に体感できることでしょう。正確性がより向上したことで、高速走行時のスタビリティがさらに強化され、車体の動きが抑えら れることで長距離走行時の快適性もさらに向上しています。

　 

　 

V8サウンドトラック

強力なエンジンと相まって、アルピナのスポーツ・エキゾーストシステムは、力強い8シリンダーサウンドを奏でます。新しいセンターサイレンサーの採用により、ニュアンス豊かで スポーティな音が生み出されます。エキゾーストシステムの特徴的なツインテールパイプは、エレガントなブラック仕上げです。

　 

　 

エクステリア・デザイン

　 

さらに高まったスポーティさ

ブルカルト・ボーフェンジーペンにとって、デザインは常に重要な要素であり、中心的な役割を果たしてきました。「形態は機能に従う」という原則に基づき、デザインは細部に至 るまで洗練され、完璧に仕上げられています。デザイン案は何度も見直され、最高のものをという厳しい要求を満たすために改良が重ねられました。今日、アルピナの車両はそのエレ ガントで控えめながらも独自性のある美意識が、世界中で高く評価されています。

BMW ALPINA B8 GT は、この確立されたコンセプトに基づいて開発され、スポーティなダイナミクスとラグジュアリーカーのエレガンスを融合させています。

エクステリアの新しいカーボンパーツはその代表例です。フロントバンパーのエアダクト、サイドダイブプレーン、エアブリーザーのトリム、そして新しくデザインされ、より印象的 な存在感を放つディフューザーがカーボンファイバーで仕上げられています。これらの要素は、グランツーリズモとしてのエレガントな印象を損なうことなくB8 GT のスポーティな 側面を強調して仕上げられています。

21インチのアルピナ・クラシック鍛造ホイールは、アルミニウムサテン仕上げです。複雑な鍛造工程により繊細で深い光沢を湛えた鏡のような表面を生み出しています。この工程の後、 ホイールはさらにマットクリアでコーティングされます。この高光沢の鍛造の肌とマットクリアラッカーの組み合わせにより、ホイールはユニークで印象的、かつ極めてエレガントな外観 を持っています。ホイールセンターキャップはアルミニウムの無垢材から削り出されており、アルピナのすべての車を特徴づける細部へのこだわりを体現しています。

エクステリアのディテールとして、Bピラーに施された控えめなB8 GT のロゴや、ブルカルト・ボーフェンジーペンのサインが入ったB8 GT 専用にデザインされたドアシルプレートが、 限定モデルの外観を一層引き立てています。

また、他モデルではオプションのアルピナ・ハイ・パフォーマンスブレーキシステムも標準装備としています。マルチピースのフローティングタイプのドリルドベンチレーテッドディスクと 摩擦係数の高いブレーキパッドにより、優れた制動力を発揮します。

　 

　 

インテリア・デザイン

　 

工芸的、そして手仕事

1970年代にはすでに、アルピナの顧客はシートやステアリングホイール、その他のインテリアを、アルピナ・デザインでオーダーすることができました。ブルカルト・ボーフェンジーペンは、 卓越したセンスを持ち、小さいながらも洗練されたディテールで印象的なアクセントを加える方法を心得ていました。これらのディテールは、今日まであらゆるアルピナ車を特徴づけて いるデザインエレメントとなっています。B8 GT もこの伝統を守り、最高級の素材と、調和の取れた美意識を備えたアルピナならではのコックピット体験を提供しています。

BMW ALPINA B8 GT は、4種類のバリエーションから選べる専用のフルレザーシートを装備しており、高品質なメリノレザーとアルカンターラのシートセンター部分の組み合わせ が用意されています。完璧にコーディネートされたカラーアクセント、印象的なコントラストステッチ、そしてフロントシートバックレスト上部のブルカルト・ボーフェンジーペンのサイン が刺繍によって仕上げられ、彩を添えています。

さらに、社内のアルピナ・レザー工房が提供する特別なオファーも用意しています。ここでは、最高級の天然なめし革であるラヴァリナを使用したオーダーメイドのフルレザーインテリアで カスタマイズすることができるのです。各インテリアは熟練の手作業によって仕上げられ、B8 GT を唯一無二の特別な存在に仕上げます。

アルピナ・ウォールナット・アンソラサイト仕上げの高級ウッドトリムは、創業者ブルカルト・ボーフェンジーペンのサインが刻まれたカップホルダーの蓋に金属製のインサートとともに、 すべてのB8 GT のインテリアに標準装備されています。

　 

　 

装備とアクセサリー

シルバーのアルピナ製フルアルミニウム・シフトパドルや高品質なアルカンターラ製ヘッドライナーなど専用のディテールが、B8 GT のラグジュアリーなキャラクターを際立たせて います。

ラゲッジコンパートメントマットとフロアマットには、BMW ALPINA B8 GT のメタルエンブレムが施され、上質なレザーのパイピングが施されています。インテリアとエンジン ルームにはステンレススチールのシリアルプレートが取り付けられており、BMW ALPINA B8 GT のシリアルナンバーが刻まれています。

各車両には、2つの専用ウィークエンダーバッグが付属しています。黒い最上級のラヴァリナ・レザーで作られており、エレガントなデザインはブルーのアクセントによってスタイリッシュ さが引き立ちます。ブルーのジッパーには"ALPINA" のロゴが型押しされ、バッグの両側には精緻に刺繍された"ALPINA" のロゴが施されています。また、ライナーには "ALPINA" のワードマークが織られています。それぞれのウィークエンダーバッグには、ブルカルト・ボーフェンジーペンの署名と車両の番号が刻まれたステンレススチールの プラークが付属しています。このプラークは、美しく設えられた木製の納車ボックスにも添えられており、車両のキーとB8 GT のキータグを収納するスペースがあります。

B8 GT の納車における特別なハイライトは、名高いスイスの時計・宝飾店であるカール F. ブヘラとの共同開発による限定クロノグラフです。「マネロ・フライバック」をベースとし たこのタイムピースは、ブルカルト・ボーフェンジーペンのスタイルを反映したモディファイを施しています。

文字盤はエレガントなブルーとし、控えめなシルバーの"ALPINA" のロゴがアクセントを加えています。秒針はアルピナ・ブルーで仕上げられており、この文字盤は耐久性とスタイル を兼ね備えた43mm のステンレススチール製ケースに囲まれています。

カール F. ブヘラによるコラムホイール式クロノグラフを内蔵したキャリバーCFB 1973ムーブメントは、56時間のパワーリザーブを備えており、サファイア・クリスタルの裏蓋からそ の精緻な機構を見ることができます。特別なデザイン要素として、自動巻きローターがアルピナのハイ・パフォーマンスブレーキシステムをイメージした意匠となっており、それがアル ピナ・クラシック・ホイールの奥で回転するようになっています。裏面のベゼルには、B8 GT のタイヤにインスパイアされた精密なレーザーエングレービングが施されており、各時計 は車両番号に合わせてパーソナライズされています。

この専用時計はB8 GT と同じく世界限定99本のみの生産で、ブルーのステッチが施された黒のラヴァリナ・レザーのストラップが付属しています。

　 

※記載の内容は一部日本仕様とは異なる場合があります。予めご了承ください。

　 

　 

導入時期について

　 

BMW ALPINA B8 GT は、世界で99台限定、日本国内では30台限定です。 詳細については、アルピナ世田谷ショールーム、アルピナ青山ショールームおよび全国のアルピナ 正規代理店にお問い合わせください。

希望小売価格（10％の消費税込み車両本体価格）： BMW ALPINA B8 GT ： 34,950,000 円（ 左ハンドル）　35,400,000円（ 右ハンドル）

記載されているテクニカル・データ、標準装備とオプションの内容は国によって異なる場合があります。日本仕様の具体的な情報や詳細については、アルピナ社日本総代理店ニコル・ オートモビルズ、またはお近くのアルピナ正規代理店（BMW正規ディーラー）にお問い合わせください。アルピナは予告なしにデザイン、技術、装備内容、価格等を変更する権利を 有します。なお、誤字脱字はこの限りではありません。これらは予告なく変更される場合がありますので予めご了承ください。

　 

　 

感動の極み、アルピナ

　 

ブルカルト・ボーフェンジーペンが1965年にアルピナ・ブルカルト・ボーフェンジーペン有限 & 合資会社（ALPINA Burkard Bovensiepen GmbH + Co KG）を設立して以来、 ブッフローエは、独立資本の家族経営企業がBMW 社とのパートナーシップを通じて開発・製造する、BMW 車をベースにしたハイ・エンド・モデルを生み出す本拠地として広く知ら れています。この緊密なパートナーシップが、アルピナ・ブランドの持続的な成功の基礎となっています。アルピナ・モデルはいずれも、量産の高度な品質基準と安全基準を満たしな がらも、細部まで技術の粋を結集した仕上がりとなっています。アルピナは1983年に、ドイツ政府自動車局によって自動車製造業者として登録されています。

控え目なエレガンスはアルピナのブランド哲学の中核を担っており、快適性に重点を置いたインテリア、想像を超えるドライビング・パフォーマンス、そしてスポーティでありながらも控 え目な外観にもよく表れています。BMW ALPINA モデルは路上、レーストラックのいずれでもセンセーションを幾度も巻き起こし、輝かしい自動車史にその名を残しています。

現在、息子のアンドレアスとフロリアンとともに運営を行っておりますが、2025年末をもって、アルピナ・ブランドの商標権をBMWに譲渡いたします。家族経営のアルピナ・ブルカ ルト・ボーフェンジーペン有限 & 合資会社は今後新たに「BOVENSIEPEN 社」として、クラシックカー関連事業への投資や、これまでと異なる情熱的で新しいモビリティの開発に 挑戦し続けます。なお、車両開発と生産は、今まで同様2025年末までドイツのブッフローエで継続されます。

ブッフローエ、2025年1月

　 

　 

TECHNICAL DATA

　 

BMW ALPINA B8 GT GRAN COUPÉ

　 

車名：BMWアルピナ／認証型式：ー
製造事業者：ALPINA Burkard Bovensiepen GmbH + Co. KG
輸入事業者：ニコル・レーシング・ジャパン合同会社

　 

※記載のデータはメーカー公表値のため、国土交通省届出値とは異なる場合があります。
※本仕様は予告なく変更する事があります。

　 

　 

　 

　 

ニコル・グループについて

　 

ニコル・グループは、Penske Automotive Group（ ペンスキー・オートモーティブ・グループ）の一員として、神奈川県と東京都のラグジュアリーカーの輸入・販売会社として、お客様に卓越したカスタマーサービスとドライビング・エクスペリエンスを47年にわたり提案し続けています。また、同時にBMW ALPINAという真の名車を提供するインポーターとしても全国的に知られています。ニコル・グループは、BMW ALPINA、BMW、MINI、ロールス・ロイス、フェラーリの代理店として20の拠点を持ち、約400名の従業員を擁しています。

　 

ニコル・レーシング・ジャパン合同会社
https://www.nicole.co.jp/

　 

　 

　 

　 

　 

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