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2024.12.27
NXP、スケーラブルな車載ネットワークを実現し NXP CoreRideプラットフォームを拡充する 安全かつセキュアな新しいイーサネット・スイッチ「S32Jファミリ」を発表
2024年10月16日
NXP、スケーラブルな車載ネットワークを実現し
NXP CoreRideプラットフォームを拡充する
安全かつセキュアな新しいイーサネット・スイッチ「S32Jファミリ」を発表
・80Gbpsの新しい高性能スイッチ「S32Jファミリ」はNXP S32プロセッシング・デバイスとスイッチ・コアを共有し、ソフトウェアの最大限の再利用とネットワーク構成と統合の簡素化を実現
・市場をリードするソフトウェア・パートナーとNXPが提供する統合済みソフトウェアを搭載した量産グレードのネットワーク機能により、開発に伴う負担の軽減とシステム性能の最適化を実現
・S32Jファミリ上に構築されたNXP CoreRideネットワーキング・ソリューションはソフトウェア・デファインド・ビークル(SDV)に関連する複雑なネットワークの課題に取り組むOEMやTier 1サプライヤをサポート
車載用プロセッシングとネットワーキングで世界をリードするNXP Semiconductorsは高性能イーサネット・スイッチとネットワーク・コントローラで構成される新しいS32Jファミリを発表しました。
S32Jファミリは共通スイッチ・コア「NXP NETC」をNXPの最新マイクロコントローラ/プロセッサ「S32」と共有し、1つの拡張された仮想スイッチとして動作を連携させることができます。共通ネットワーキング・スイッチ・コア「NXP NETC」により、最近発表したNXP CoreRideプラットフォーム内で他のソリューションとの統合とソフトウェアの再利用が簡素化され、OEMは効率的で再構成可能なネットワーキングを選択できます。
S32Jは80Gbpsの帯域幅を持ち、10Mbから10Gbまでのポート、強力なデュアルArm® Cortex®-R52コアを備えており、新しいビークル・アーキテクチャの多様な要件を満たします。S32JはTSN(Time-Sensitive Networking)車載規格、堅牢なASIL-D安全要件に準拠し、ハードウェア・セキュリティ・エンジン(HSE)、MACsecポートを備えているため、重要度が混在するデータ・トラフィックに対応できます。
S32JファミリとNXP CoreRideプラットフォームを併用すれば、統合済みのソフトウェアとツールを備えた量産グレードのネットワーキング・ソリューションとしてご利用いただけます。このソリューションにはHSEとMACsecセキュリティを搭載した包括的なソフトウェア・イネーブルメント・キット、TSNスタック、リモート・コンフィギュレーション、モニタリング機能が含まれます。S32Jファミリ向け仮想開発キットは2024年末までに提供を開始する予定です。このソリューションは2025年にOEMやTier-1サプライヤに提供を開始する予定です。
SDVネットワークの構成要素
NXPの上席副社長 兼 車載ネットワーキング担当ゼネラル・マネージャーのMeindert van den Beldは次のようにコメントしています。「ソフトウェア・デファインド・ビークルに移行する際、OEMはネットワーク・アーキテクチャを簡素化し、ソフトウェアとハードウェアの統合における複雑さを軽減する必要があります。
こうした新しいソフトウェア・デファインド・ネットワーク・アーキテクチャにおいて、S32JとNXP CoreRideネットワーキングのソリューションは量産対応の構成要素としてご利用いただけます。」
NXP CoreRideネットワーキング・エコシステム各社の声
Sonatus社、最高マーケティング・オフィサー、Dr. John Heinlein氏
「SonatusはNXPの長年のパートナーです。両社のテクノロジを組み合わせた製品はすでに数百万台の量産車に搭載されています。今回発表された新しいNXP CoreRideネットワーキング・ソリューションにより、NXP製品における車両ネットワーキングとNETCネットワーキング基盤のサポートが強化され、OEMはソフトウェア・デファインド・ビークル向けに、適応性が高く、アップグレード可能なアーキテクチャの開発を加速できるようになります。」
TTTech Auto社、CTO兼共同創業者、Dr. Stefan Poledna氏
「TTTech AutoはNXPのCoreRideネットワーキング・プラットフォームを通じてビークル・ネットワーキング・ソリューションが進化したことを嬉しく思っています。スケーラブルで動的に再構成可能なネットワーク管理機能をTSNベースの先進的なイーサネット・ネットワークに統合することはソフトウェア・デファインド・ビークル(SDV)の開発において極めて重要な意味を持っています。TTTechのMotionWiseプラットフォームはNXP CoreRideネットワーキング・ソリューションの補完的な役割として、OEMやTier 1サプライヤにおける開発サイクルの加速、システムの信頼性の向上、ビークル・ネットワークにおけるシームレスなエンドツーエンド通信の実装をサポートする、安全で柔軟な通信ソリューションを提供します。」
NXP CoreRideプラットフォーム
自動車メーカーがソフトウェアとハードウェアの統合の障壁を克服し、ソフトウェア・デファインド・ビークル(SDV)の新しいアーキテクチャ開発を拡大する上で、NXP CoreRideプラットフォームは大きなサポートとなります。NXP CoreRideプラットフォームはNXPのS32のコンピューティング、ネットワーキング、システム電源管理機能以外にも、Accenture ESR Labs、ArcherMind、BlackBerry QNX、Elektrobit、ETAS、Green Hills Software、Sonatus、Synopsys、TTTech Auto、Vector Informatik、Wind Riverなどの世界をリードする車載ソフトウェア・プロバイダや、ValeoなどのTier 1サプライヤ、Foxconnなどのインテグレーション・サービス・プロバイダが提供するミドルウェア、OS、その他のソフトウェアと連携しています。
NXP Semiconductorsについて
NXP Semiconductorsは車載、インダストリアル& IoT、モバイル、通信インフラ市場における革新的ソリューションの信頼あるパートナーです。NXPでは「Brighter Together」アプローチにより、最先端のテクノロジとパイオニア精神を持つ人材の両方を活用し、より良く、安全・安心なコネクテッド・ワールドを実現するシステム・ソリューションを開発しています。NXPは30か国強で事業を展開しています。2023年の売上高は132億8,000万米ドルでした。
詳細はwww.nxp.com をご覧ください。
NXPジャパンはNXP Semiconductorsが開発および製造するプロセッシング・ソリューション、認証技術、コネクティビティ、高出力RFやアナログ製品などを日本市場に提供しています。本社は東京都渋谷区で、名古屋および大阪に営業所があります。詳細はWebサイトwww.nxp.jp(日本語)をご覧ください。
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