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2026.09.02

NXP、インフォテインメント設計の簡素化を実現する ラジオ機能とAI/MLオーディオ機能を統合した シングルチップ・ソリューションを発表

2026年7月24日

  

  

NXP、インフォテインメント設計の簡素化を実現する
ラジオ機能とAI/MLオーディオ機能を統合した
シングルチップ・ソリューションを発表


新製品「SAF9800」は規制ガイドラインやシステムの複雑化など ラジオ関連の新しい課題に対応するための柔軟性を自動車メーカーに提供

  

  

  

  

NXP Semiconductorsは、インフォテインメント・システムのアーキテクチャを簡素化する新しい車載オーディオ/ラジオ向けプロセッサ「SAF9800」を発表しました。これを実現するため、NXPはアナログ・ラジオ(AM/FM)とAI/ML対応オーディオ処理機能を、幅広い次世代車両のニーズに対応する高い柔軟性を備えたシングルチップ・ソリューションに統合しました。このソリューションにより、自動車メーカーはシステム構成を簡素化し、グローバルな車両プラットフォームに共通する機能を展開できます。

SAF9800は、アナログ・ラジオ受信機能と高性能オーディオ処理機能を1つに統合したソリューションです。自動車メーカーは、この革新的なアプローチにより、これまで複数のディスクリート部品で実現していたラジオ機能やオーディオ機能を、拡張性に優れた単一デバイスに集約できます。

また、SAF9800ではAIを活用した音源分離技術を採用しており、車内マイクで取得したデータから、音声コマンドや機械の異常音、緊急車両のサイレンなどの重要な音を、周囲の大きな雑音から分離します。車内のような複雑な音響環境では、従来のフィルタリング技術は機能しないことが多く、動的なリアルタイム音声を抽出する上で、機械学習は有効な手段となります。

NXPの上席副社長 兼 インフォテインメント&オーディオ・システム製品ライン担当ゼネラル・マネージャーのJohn van den Braakは次のようにコメントしています。「業界では、個別のハードウェアで構成されたインフォテインメント・システムから、統合型のソフトウェア・デファインド・アーキテクチャへの移行が進んでいます。SAF9800は、ラジオやデジタル・オーディオなど、長期間利用されるインフォテインメントの構成要素と新しいAI/ML対応オーディオ機能が統合されており、車内体験の向上、車内音響センシング、セーフティ/ADAS関連のオーディオの実現をサポートしています。世界各国の厳格なRFおよびオーディオ要件を満たす柔軟性の高いシングルチップ・ソリューションとして、これらの機能を統合した「SAF9800」により、自動車メーカーは開発を簡素化し、変化する市場ニーズに合わせてプラットフォームを拡張することができます。」

さらに、SAF9800は、ニューラルネットワーク処理機能を備えたHiFi 5オーディオDSPと、ハードウェアベースのNXP製Biquad filterのアクセラレータを統合しており、前世代比で10倍以上のオーディオ処理性能を実現しています。これにより、固定的な信号処理手法ではなく、データ駆動型のアルゴリズムを活用した、リアルタイムのノイズ・リダクションや音声分類、適応性に優れた車内リスニング体験などの高度なオーディオ用途が可能になります。

ソフトウェア・デファインド・アーキテクチャ向けに設計されたこのソリューションは、ソフトウェアによる機能拡張をサポートしているため、自動車メーカーはハードウェアを変更せずに、ラジオおよびオーディオ機能を設定、アップグレード、差別化できます。

  

  

背景

あらゆる車両セグメントにおいて先進運転支援機能の必要性が高まる中、自動車メーカーやTier 1サプライヤは、性能、規制適合、コストのバランスをいかに取るかという難題に直面しています。特に「Euro NCAP 2030」の要件では、低照度環境で死角にいる歩行者の検知や、全天候下での堅牢なパフォーマンスといった、実際の走行環境におけるユースケースへの対応が求められています。SAF8444は、カメラとレーダーのデータをチップ上で直接融合させることで、これらの課題を解決します。このアプローチにより、システムの複雑さや消費電力だけでなく、全体の部品コストも大幅に削減できるようになります。

従来、Euro NCAP 2030などの厳しい安全要件を満たすには、プロセッシング能力の強化や中央集中型コンピューティングの追加が不可欠とされており、コストや熱負荷、アーキテクチャの複雑性を押し上げる要因となっていました。SAF8444は、レーダー・センサ自体にインテリジェンスを持たせることで、このトレードオフを解消します。レーダーSoCが認識レベルの処理を直接サポートすることにより、自動車メーカーは中央集中型ADASコンピューティングの負担を軽減し、ビークル・アーキテクチャを簡素化することで、規制に適合したADAS機能をより多くの自動車プラットフォームに幅広くグローバル展開できるようになります。

  

  

背景

自動車メーカーは、ラジオ関連政策や規制の動向、消費者からの期待の変化、車載ラジオに関する技術的課題への対応に取り組んでいます。例えば米国では、ラジオ放送(AMラジオを含む)を車内で受信できるよう義務付ける法案が提出されています。その一方で、電動化の進展に伴って信号干渉という新しい課題が発生しており、次世代車両におけるアナログ放送の役割や実装のあり方をめぐって議論が活発化しています。こうした課題に対応するためには、自動車メーカーの選択肢を広げる柔軟なソリューションが必要です。

SAF9800は、ラジオとオーディオの処理機能を単一の拡張性の高いチップレベルのソリューションとして統合しつつ、主要なサポートを提供することにより、こうした課題の解決に貢献します。自動車メーカーは、システムの小型化と統合の簡素化により、変化する世界各国の要件にも柔軟に対応できます。また、NXPでは、EVを主因とするAM帯域の信号干渉への対策として、新しいSAF9800製品シリーズ向けに、最新世代のAMノイズ低減技術「EVAM-lite」のようなソリューションも提供しています。

  

  

提供開始時期

SAF9800車載ラジオ/オーディオ・プロセッサは、2026年5月から提供を開始しました。お客様による設計を加速するための開発サポートやソフトウェア・イネーブルメント・ツールも提供しています。

  

  

NXP Semiconductorsについて

NXP Semiconductorsは車載、インダストリアル& IoT、モバイル、通信インフラ市場における革新的ソリューションを提供する、信頼できるパートナーです。NXPでは「Brighter Together」というアプローチのもと、最先端のテクノロジとパイオニア精神を持つ人材の両方を活かし、より良く、安全・安心なコネクテッド・ワールドを実現するシステム・ソリューションを開発しています。現在、NXPは30か国以上で事業を展開しており、2025年の売上高は122億7,000万米ドルとなりました。

詳細については、www.nxp.comをご覧ください。

  

NXPジャパンはNXP Semiconductorsが開発および製造するプロセッシング・ソリューション、認証技術、コネクティビティ、高出力RFやアナログ製品などを日本市場に提供しています。本社は東京都渋谷区で、名古屋および大阪に営業所があります。詳細はWebサイト www.nxp.jp(日本語)をご覧ください。

NXP、NXPロゴはNXP B.Vの商標です。他の製品名、サービス名は、それぞれの所有者に帰属します。All rights reserved. © 2026 NXP B.V.

  

  

プレスリリースに関するお問い合わせ
NXPジャパン株式会社
マーケティングコミュニケーション & オートメーション統括本部
パブリックコミュニケーションズ & エコシステムマネージャー
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Tel: 070-1305-8813
yumiko.baba@nxp.com

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〒102-0083 東京都千代田区麹町3-2-6 麹町本多ビル2A
Tel: 090-5579-4897
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