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2026.07.31
2025年度日本トライボロジー学会 奨励賞を受賞【NTN】
2026年6月26日
2025年度日本トライボロジー学会 奨励賞を受賞
NTN株式会社(以下、NTN)に所属する2名の従業員が、一般社団法人日本トライボロジー学会*1より「2025年度日本トライボロジー学会 奨励賞」を受賞しました。受賞テーマは「転がり軸受のフルーチング形成メカニズムの解明」および「油潤滑玉軸受の転がり粘性抵抗式の高精度化」です。転がり軸受における電食損傷メカニズムの解明と、玉軸受トルクの高精度予測技術に関する研究成果が評価され、今回の受賞となりました。
NTNは今後も、トライボロジー分野における研究開発を通じて、技術力の向上と新たな価値創出に取り組んでまいります。
*1)日本トライボロジー学会:
https://www.tribology.jp/
「奨励賞」受賞 (左より) NTN基盤技術研究所 葛谷 紘澄 日本トライボロジー学会第71期会長 佐々木様 NTN基盤技術研究所 江川 航平 |
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「2025年度日本トライボロジー学会 奨励賞」受賞 |
受賞者名 NTN基盤技術研究所 葛谷 紘澄
受賞テーマ 転がり軸受のフルーチング形成メカニズムの解明
近年のモーターの高電圧化・高周波化を背景に、軸受内部に電流が流れることで金属表面が損傷する「電食」が課題となっており、転がり軸受では対策の重要性が高まっています。本研究では、軸受に流れる電流の大きさや電気エネルギーが、フルーチング*2形成にどのように影響するかを明らかにしました。さらに、潤滑油に添加剤を加えることでフルーチングが発生するまでの時間を延長できることを確認し、特にリン系添加剤が有効であることを示しました。これらの成果は電食が起こるメカニズムの理解を深めるとともに、実用的な対策につながる点が評価され、このたびの受賞となりました。
*2)電食損傷の一種で、軸受の軌道面に波板状の損傷が生じる現象。リッジマークとも呼ばれる。
受賞者名 NTN基盤技術研究所 江川 航平
受賞テーマ 油潤滑玉軸受の転がり粘性抵抗式の高精度化
玉軸受の低トルク化と高精度な予測技術の確立を目的に、本研究ではトルクの主な要因である転がり粘性抵抗に着目し、その計算式の高精度化とトルクの計算手法の構築・検証を行いました。その結果、解析条件や潤滑油量の変化にも対応可能な計算手法を確立し、軸受トルクを実測値と高い精度で再現できることを明らかにしました。さらに、中低速域においては転がり粘性抵抗とトラクション(接触面でのせん断抵抗)がトルクの主な要因であることを示しました。本成果は、玉軸受の低トルク設計と高精度な性能予測技術の発展に寄与するものであり、その有用性が評価され、このたびの受賞となりました。
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