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2026.06.17

ワールドチャンピオンのオリバー ローランド 来シーズンのGEN4マシンでテスト走行を実施【日産自動車】

2026年6月10日

  

  

ワールドチャンピオンのオリバー ローランド 来シーズンのGEN4マシンでテスト走行を実施

  

  

  

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:イヴァン エスピノーサ)は、同社のフォーミュラEチームのオリバー ローランドが、来シーズンのレースで使用するGEN4マシンで初のテスト走行を実施したことを発表しました。

ABB FIAフォーミュラE世界選手権では、現行のGEN3マシンを使用するシーズン12も残すところあと7戦となり、今年後半から始まるシーズン13では進化したGEN4マシンが登場します。GEN4はGEN3に比べて大幅な性能向上が図られています。レース時の出力は300kWから450kWに、さらにアタックモード時には350kWから600kWへと大幅に引き上げられます。また、アクティブ4輪駆動の採用によりグリップ性能が向上し、コーナリングスピードも大きく向上します。

ワールドチャンピオンのローランドは次のように述べています。
「GEN4マシンのパワーには本当に驚かされました。特にフロントの駆動が大きくパワーアップしており、これによる非常にユニークな挙動に慣れる必要があります。性能面でもGEN3から大きく進化しており、とても印象的でした。高いダウンフォースによって、これまで以上のグリップが得られますし、ディファレンシャルや四輪駆動、先ほど触れたフロントアクスルの追加パワーなど、新たな技術的要素も多数あります。パワーはほぼ倍増しており、加速は非常に鋭く、すべての動きがより速くなっています。シャシーも改良されており、現行のマシンより乗り心地も改善されている点はドライバーにとって大きなプラスです」

GEN4マシンへの適応には一定の時間がかかる可能性がありますが、ローランドはこのマシンの進化は自身にマッチすると考えています。

「テストを通じて徐々にマシンに慣れ、すぐにスピードに乗ることができました。最も対応が必要なのはパワーステアリングです。これまであまり使ってこなかったため、ステアリングを通じて限界を感じ取る方法や、性能やパワー、ドライビングスタイルの最適化を学ぶ必要がありました。パワーとダウンフォースがこれまでのマシンとのもう一つの大きな違いです。トップスピードも高くなっていますし、コーナリングスピードも同様です。技術的な観点からマシンをどうセットアップするかに大きく左右される部分もありますが、マシンの最大限のパフォーマンスを引き出そうとすることについては、今までと変わりません。また、ブレーキのフィーリングはより良い進化をしていると感じました」

近年のフォーミュラEは、ペロトン(集団走行)による予測困難でエンターテインメント性の高いレースが特徴となっていますが、より高性能化したGEN4マシンにより、そのレーススタイルが変化する可能性もあります。ローランドは、現時点では結論を出すのは難しいと述べています。

「レースの勝敗はエネルギーマネジメントに大きく依存します。従来のような省エネ戦略やアタックモードが維持されれば、引き続き予測不能、かつ面白いレースになるでしょう。ただし規則の細部次第では、スピード向上により従来のフォーミュラカーのレースのようにオーバーテイクが減る可能性もあります。まだ不確定要素が多く、他車の後ろを走った際の影響も完全には分かりません。ただ、タイヤは耐久性が高いため、走行におけるタイヤ性能の大きな低下はないはずです。来シーズン初期のレースではいくつか調整が必要になるでしょうが、近年のような魅力的なレースを継続できる適切なバランスを見つけることが重要です」

ローランドは、次のように締めくくりました。
「GEN4はフォーミュラEにとって大きな前進です。見た目にも迫力があり、すべてのドライバーが非常に期待しています。他カテゴリーのドライバーからの評価もさらに高まるでしょう。ラップタイムを比較すれば、大幅な進歩が確認できるはずです」

GEN4マシンの開発は、今年11月のプレシーズンテストでの初公式走行に向けて引き続き進められます。
一方でローランドは、次戦となる6月20日(土)に中国の三亜で開催される第11戦に向け、今シーズンのレースに集中しています。

  

  

  

以上

  

  

  

  

  

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