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2026.06.03
日産、Quemixと共同で世界初となる量子アルゴリズムを用いた車両空力シミュレーションの実証に成功
2026年6月1日
日産、Quemixと共同で世界初となる量子アルゴリズムを用いた
車両空力シミュレーションの実証に成功
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日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表:イヴァン エスピノーサ、以下 日産)は、株式会社Quemix(本社:東京都中央区、代表:松下 雄一郎、以下 Quemix)と共同で、量子コンピューターを活用した空力解析の研究を実施しました。本研究では、世界で初めて量子コンピューター向けアルゴリズムを車両空力シミュレーションに適用し、その有効性を実証しました。これは、従来1日を要していた計算を、数分レベルに短縮できる可能性を示唆するものです。
本研究では、車両周りの流体計算に対し、量子コンピューターと従来型のコンピューター(以下 古典コンピューター)を組み合わせた新たなハイブリッドアルゴリズムを開発しました。量子コンピューターが計算の主要部分を担い、古典コンピューターが周辺処理を補完する構成とすることで、計算効率向上を図ります。このアルゴリズムを用いて、複雑な形状を対象とした空力シミュレーションを、量子コンピューターのシミュレーター上で実行した結果、従来の古典計算と同等の精度で流体挙動を再現可能であることを確認しました。
簡易車両モデルにおける空力解析結果の比較
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現在、空力解析には格子ボルツマン法(LBM)などが用いられていますが、計算時間の長さが課題となっています。また、本分野における量子コンピューターの活用では、既存手法をそのまま適用できないという技術的制約がありました。本研究は、これらの課題に対する現実的な解決アプローチの一例です。
日産は開発プロセスのデジタル化を推進する中で、量子コンピューターについても、材料開発、モビリティサービス、EVを用いたエネルギーマネジメントの最適化など幅広い領域での活用を検討しています。本研究はその中でも汎用性の高い流体解析分野への適用可能性を示すもので、本成果について、日産とQuemixは共同で特許出願を行いました。
今後は研究をさらに発展させ、量子コンピューターを活用した車両空力シミュレーションの実用化を目指すとともに、将来的な車両開発プロセスへの適用の可能性を検討していきます。
なお、本研究成果は、2026年6月4日から5日にグランドハイアット東京で開催される国際カンファレンス「Q2B 2026 Tokyo」において発表予定です。
【量子分野の国際会議 Q2B 2026 Tokyo】
開催場所:グランドハイアット東京(東京都港区六本木6-10-3 六本木ヒルズ内)
開催期間:2026年6月4日・5日
公式サイト:https://q2b.qcware.com/ja/conference/2026-tokyo
以上
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