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2026.04.21

NXP CoreRide、スケーラブルな48Vゾーン・アーキテクチャの実現を加速

2026年3月19日

  

  

NXP CoreRide、スケーラブルな48Vゾーン・アーキテクチャの実現を加速

  

  

  

NXP CoreRide Z248ゾーン・リファレンス・システムは、48Vエネルギー分配とインテリジェントなデータ・ルーティングを、事前統合されたハードウェア/ソフトウェア・プラットフォームとして提供されます。これにより、シリコン性能を最大限に引き出し、SDV(Software-Defined Vehicle)アーキテクチャの量産に向け、より高速でスケーラブル、かつ低リスクの開発を可能にします

  

  

  

  

NXP Semiconductors は、業界で初めて、先進的な48Vシステム、予測可能なデータ処理、機能安全、リアルタイム応答性を組み合わせた、事前検証済みゾーン・プラットフォーム「NXP CoreRide Z248 ゾーン・リファレンス・システム」を発表しました。このハードウェア/ソフトウェア・プラットフォームは、「性能の最適化」「システム統合時の負担軽減」「開発サイクルの短縮」の実現を目的として設計されており、自動車メーカーおよびTier1サプライヤが本来投資すべき領域に集中できるように開発を支援します。これにより、ゾーン・アーキテクチャのコンセプト定義から量産までの道のりを加速する、新たなベンチマークが確立されます。

Z248はS32K5を基盤とし、その統合された先進的なMRAM技術により、車両ライフサイクル全体にわたって超高速かつ高頻度の OTAアップデートを可能にします。さらに、包括的かつ事前検証済みのソフトウェア・スタックを統合しており、「データ・ルーティング」「AI を活用したバーチャル・センシング」「診断」「オーディオ管理」「インピーダンス・電力・保護監視などのスマート・データ・エネルギー・ネットワーク(SDEN)」等の複雑な開発を効率化して提供します。
さらに、Z248は、リモート・コントロール・プロトコル(RCP)を実装することで、エンド・ノードECUの機能統合をサポートし、コスト最適化された新しい車両アーキテクチャを実現します。また、エネルギー「変換」「分配」「保護」を統合管理することで、48Vシステムのゾーン化における主要な課題にも対応します。
それに加え、Z248は、低消費電力モード、高速ブート、高速ウェイクアップを実現するために、数千件のシステムレベルテストによって厳密に検証されています。また、継続的インテグレーション、継続的テスト、継続的デリバリー(CI/CT/CD)開発環境によって支えられており、自動車メーカーおよびTier1サプライヤとのテストループを大幅に高速化し、検証サイクルを短縮します。

  

  

背景

自動車メーカーは、より迅速に動き、より大規模に展開し、より賢く投資することを求められる一方で、「安全なゾーン統合」「ハイブリッド電源システム」「AI を活用した機能の登場」などにより、車両アーキテクチャの複雑性は飛躍的に高まっています。CoreRide Z248ゾーン・リファレンス・システムは、このようなアーキテクチャの複雑性に対してスケーラビリティを提供します。このスケーラビリティは、開発から量産への移行を加速することによるリスク低減、レガシー・プラットフォームからの移行の簡易化に対応することで総所有コスト(TCO)の低減に寄与します。これにより、複雑な統合作業から解放され、量産に向けた確かな道筋を歩むことができます。

NXPのSVP兼車載システムおよびプラットフォーム担当ゼネラル・マネージャーのSébastien Clamagirandは次のようにコメントしています。「新しい E/E アーキテクチャが車両設計を再定義する中においても、私たちの目標はシンプルです。自動車エコシステム開発を加速し、自信をもって差別化できるプラットフォームを提供することです。CoreRide Z248ゾーン・リファレンス・システムは、パワー、データ、ソフトウェアをインテリジェントに融合し、性能の最適化、かつ、スケーラブルな 48Vシステムを提供します。これにより、システム統合を劇的に簡素化し、製品化までの時間を短縮するとともに、自動車メーカーが車両の差別化と長期的価値創出に注力できるようになります。」

  

  

詳細

Z248は、GLIWA のパフォーマンス・モニタリング・スイート、Green Hills のソフトウェア・コンパイラ、Vector の組込みソフトウェアおよびツールなど、NXP CoreRideパートナー・エコシステムから提供されるソフトウェアを含む、完全なボードサポートパッケージ(BSP)とともに提供されます。このパッケージには、ゾーンECU の主要ユースケースに基づいて、処理効率と消費電力を継続的に改善しつつ、性能を最適化するために広範な検証が行われています。

そのスケーラブルで安全・セキュアなハードウェア/ソフトウェア・スタックは、さまざまな SDV 向け E/E アーキテクチャのバリエーションに容易に適応し、NXP の幅広い製品群ともスムーズに統合されます。また、コンピューティング、ネットワーキング、電源管理、48Vシステム対応といった領域にわたる技術を活用しており、オンチップMRAM を搭載したNXPのS32K566ゾーン向けマイクロコントローラも含まれます。これにより、工場での書き込み作業やOTA(Over the Air)アップデート時のECU プログラミング時間が大幅に短縮されます。 このリファレンスシステムは、eFuse、PMIC、DC DCコンバータなど48V対応の電源コンポーネント、Ethernet PHYやCAN トランシーバによる堅牢な車載ネットワーク、そして内蔵オーディオ・サポートも統合しています。さらに、ゾーナルI/O拡張のための新しいコンセプトを導入しています。幅広い用途に対応できるような筐体で設計されたNXP CoreRide Z248ゾーン・リファレンス・システムは、ICE、HEV、BEVプラットフォーム全体に展開可能で、業界が進めるゾーン処理、ならびに、ECU統合への移行を支援します。

  

  

エコシステムの声
Peter Gliwa氏、GLIWA社CEO 兼 創業者

「NXPは、新しいプラットフォームの成功にはエコシステムと関連ツールが重要であることを、十分理解していました。私たちのAnalysis Suite T1がNXP CoreRide Z248ゾーン・リファレンス・システムに組み込まれたことで、高効率かつ正確なタイミング解析とタイミング検証を十分に行えるようになっています。」

  

  

Dan Mender氏、Green Hills Software社ビジネス開発担当副社長

「NXPのリファレンス・ソリューション戦略は、ゾーン・アーキテクチャ向けに最適化された事前統合のハードウェア/ソフトウェアにより、量産向け車載ECUの開発を簡素化し、加速します。Green Hillsは、この戦略において中心的な役割を担うことを嬉しく思います。Green Hillsの統合ソフトウェア・ソリューションを利用することで、最小限のフットプリントで最高のパフォーマンスを実現しながら、高品質で安全性が求められるアプリケーションを開発でき、導入までの時間も大幅に短縮できます。」

  

  

Sam Yeh氏、Inventec社会長

「車載E/Eアーキテクチャがゾーン型およびセントラル統合に向かうトレンドを受けて、InventecはNXPと協業し、次世代ゾーン・アーキテクチャの発展を支援していきます。この協業を通じて、NXPのゾーン型E/Eアーキテクチャの取り組みの一環として、Inventecは自動車メーカー向けにハードウェア設計およびJDMとしてサポートを提供します。」

  

  

Jochen Rein氏、Vector社ソフトウェア・プラットフォーム・ビジネスユニット担当上席副社長

「NXP CoreRideプラットフォームとVectorのソフトウェア基盤を組み合わせることで、次世代ゾーン・アーキテクチャにおける堅牢な基盤を提供できます。ソフトウェア・スタックが事前に統合され、高度に最適化されているため、お客様は市場投入までの時間を短縮できます。VectorはNXP CoreRideのパートナーとして、事前統合されたソフトウェアとツールを提供し、開発の効率化とゾーンECUアーキテクチャへの円滑な統合に貢献します。」

  

  

提供開始時期

NXP CoreRide Z248ゾーン・リファレンス・システムは、現在特定のお客様向けに供給が開始されています。システム・セーフティ・マニュアル、検証済みKPI、ソフトウェア統合ガイドなどの包括的なシステム・ドキュメントが提供されており、今後の車両プログラムへの導入を加速します。

  

  

NXP CoreRideプラットフォーム

CoreRideゾーン・ファミリは、NXP CoreRideプラットフォームの一部です。自動車メーカーがソフトウェアとハードウェアの統合の障壁を克服し、SDVアーキテクチャ開発を拡大する上で、NXP CoreRideプラットフォームは大きなサポートとなります。このプラットフォームは、NXPが提供するコンピューティング、ネットワーキング、システム電源管理、エネルギー分配に加え、世界の主要な車載ソフトウェア・プロバイダのミドルウェア、OS、ツール、その他ソフトウェアとも統合しています。

詳細については、nxp.com/CoreRideZ248をご覧ください。

  

  

NXP Semiconductorsについて

NXP Semiconductorsは車載、インダストリアル& IoT、モバイル、通信インフラ市場における革新的ソリューションを提供する、信頼できるパートナーです。NXPでは「Brighter Together」というアプローチのもと、最先端のテクノロジとパイオニア精神を持つ人材の両方を活かし、より良く、安全・安心なコネクテッド・ワールドを実現するシステム・ソリューションを開発しています。現在、NXPは30か国以上で事業を展開しており、2025年の売上高は122億7,000万米ドルとなりました。

詳細については、www.nxp.comをご覧ください。

  

NXPジャパンはNXP Semiconductorsが開発および製造するプロセッシング・ソリューション、認証技術、コネクティビティ、高出力RFやアナログ製品などを日本市場に提供しています。本社は東京都渋谷区で、名古屋および大阪に営業所があります。詳細はWebサイト www.nxp.jp(日本語)をご覧ください。

NXP、NXPロゴはNXP B.Vの商標です。他の製品名、サービス名は、それぞれの所有者に帰属します。All rights reserved. © 2026 NXP B.V.

  

  

プレスリリースに関するお問い合わせ
NXPジャパン株式会社
マーケティングコミュニケーション & オートメーション統括本部
パブリックコミュニケーションズ & エコシステムマネージャー
馬場裕見子
〒150-6024 東京都渋谷区恵比寿4-20-3恵比寿ガーデンプレイスタワー24F
Tel: 070-1305-8813
yumiko.baba@nxp.com

株式会社ピー・ディ・エスインターナショナル
鈴木奈保子
〒102-0083 東京都千代田区麹町3-2-6 麹町本多ビル2A
Tel: 090-5579-4897
suzuki@pds-international.com

  

  

  

  

  

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