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2024.12.11

ボッシュとCARIAD、日本で自動運転の実証実験を開始 新型ID.Buzzにて2024年10月より試験走行

2024年10月22日

  

  

ボッシュとCARIAD、日本で自動運転の実証実験を開始
新型ID.Buzzにて2024年10月より試験走行

  

  

▶ 最初の試験車両は、最新のセンサーと独自の測定技術を搭載
▶ 日本は、運転支援および自動運転機能の試験に適した環境
▶ 共通目標:グローバル規模で展開可能なソフトウェアスタックの開発

  

  

  

横浜 – ボッシュとフォルクスワーゲン子会社CARIADは、両社による自動運転の包括的なパートナーシップ協定(以下、自動運転アライアンス)のもと、日本において自動運転システムの実証実験を開始します。最初の試験車両となるのはフォルクスワーゲンの新型車両ID.Buzzで、2024年10月中旬より日本で試験走行を開始します。この試験車両を通じて、ボッシュとCARIADが共同開発したソフトウェアスタックの実証を進め、運転支援および自動運転機能を量産化に適したものとし、より多くの消費者に提供するための足掛かりとする予定です。ID.Buzzの試験車両には、非常に複雑な交通状況を実環境で処理するための最新技術が搭載されています。また試験車両には、複数のカメラ、レーダー、集約型コンピューティングシステムが搭載され、すべての関連データが記録されます。さらに、総合的判断を可能にするための独自の測定技術を搭載しています。

  

日本は理想的な試験環境

日本は、複雑な都市構造と交通事情により非常に特殊な道路環境を有しており、SAEレベル2からレベル3の運転支援および自動運転機能を実現するためのあらゆる実証実験に適しています。横浜のような大都市では、欧州の都市ではあまり見られないような交通経路やラッシュアワーの状況が発生します。そのため、貴重なデータを収集することができ、システム開発がさらに促進します。加えて、左側通行の日本は、右側通行が主流である中国など他のアジア市場と比べて特殊な実証実験が可能となります。自動運転アライアンスは、このような特殊な状況で実証実験を行うことで、日本市場にとって特に重要で貴重な知見を得ることを期待しています。

  

国際化に向けた重要な一歩

共通の目標は、グローバル規模で展開可能なソフトウェアスタックを開発することです。日本でID.Buzzの実証実験を行うことは、ボッシュとCARIADが、自動運転技術のさらなる発展にはアジア市場、特に日本市場を重要視していることを示しています。今回の実証実験は技術的な検証だけでなく、日本市場に特化した将来的な機能やサービスの開発にも役立ちます。

  

自動運転アライアンスの一環として使用される新しい試験車両は、日本におけるボッシュの運転支援および自動運転機能の開発業務を補完するものです。ボッシュはすでに、ローカル・フォー・ローカルの方針に基づき、日本市場における自動運転の開発を以前より推進しています。CARIADとの自動運転アライアンスの一環として、欧州市場向けに初めて構築されたソフトウェアスタックはグローバルに展開されつつあり、アメリカでもすでに最初の取り組みを開始しています。

  

  

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モビリティは、ボッシュ・グループ最大の事業セクターです。2023年の売上高は562億ユーロで、グループ総売上高の約60%を占めています。モビリティの売上により、ボッシュ・グループはリーディングサプライヤーの地位を確立しています。モビリティ事業セクターは、安全でサステイナブルかつ魅力的なモビリティを目指し、お客様にモビリティのためのトータルソリューションを提供します。その事業領域は主に、電動化、ソフトウェアとサービス、半導体とセンサー、車両コンピューター、先進運転支援システム、ビークルダイナミクスコントロールシステム、オートモーティブ アフターマーケット向けのリペアショップコンセプト/テクノロジー/サービスなどです。さらにボッシュは、電気駆動マネジメントや横滑り防止装置ESC(エレクトロニック スタビリティ コントロール)、ディーゼル用コモンテールシステムなどの自動車の重要な革新技術を生み出してきました。

  

世界のボッシュ・グループ概要

ボッシュ・グループは、グローバル規模で革新のテクノロジーとサービスを提供するリーディングカンパニーです。2023年の従業員数は約42.9万人(2023年12月31日現在)、売上高は916億ユーロ(約13.9兆円*)を計上しています。事業はモビリティ、産業機器テクノロジー、消費財、エネルギー・ビルディングテクノロジーの 4 事業セクター体制で運営しています。ボッシュは事業を通じて、自動化、電動化、デジタライゼーション、ネットワーク化、持続可能性の取り組みといった普遍的なトレンド形成に、自社のテクノロジーを活用することを目指しています。こうした観点から、ボッシュは地域や業界の壁を超えた幅広い事業展開により、革新性と堅牢性を高めています。ボッシュはセンサー技術、ソフトウェア、サービスにおける実績ある専門知識を活かし、さまざまな分野にまたがるソリューションをワンストップでお客様に提供しています。また、ネットワーク化とAIに関する専門知識を応用して、ユーザーフレンドリーで持続可能な製品を開発・製造しています。ボッシュはコーポレートスローガンである「Invented for life」なテクノロジーによって、人々の生活の質の向上と天然資源の保護に貢献したいと考えています。ボッシュ・グループは、ロバート・ボッシュGmbHとその子会社470社、世界約60カ国にあるドイツ国外の現地法人で構成されており、販売/サービスパートナーを含むグローバルな製造・エンジニアリング・販売ネットワークは世界中のほぼすべての国々を網羅しています。ボッシュの未来の成長のための基盤は技術革新力であり、世界136の拠点で約9万人の従業員が研究開発に、そのうち約4.8万人がソフトウェアエンジニアリングに携わっています。

  

*2023年の為替平均レート、1ユーロ=151.9026円で計算

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