Topics トピックス/リリース
2025.11.28
UDトラックス「ミンセイ6TW12」が日本自動車殿堂 歴史遺産車部門に選定
2025年11月13日
UDトラックス「ミンセイ6TW12」が日本自動車殿堂 歴史遺産車部門に選定
|
UDトラックス株式会社(本社:埼玉県上尾市、社長CEO:伊藤公一、以下「UDトラックス」)の往年の名車「ミンセイ6TW12」が、このたび「日本自動車殿堂 歴史遺産車部門」に選定されました。戦後日本の物流発展を支えた商用ディーゼルトラックとして、その技術的価値と社会的貢献が高く評価されたものです。今回の選定により、日本の自動車史に優れた足跡を残した名車として日本自動車殿堂に登録され、歴史的遺産として永く伝承されることになりました。
UDトラックスの前身である民生デイゼル工業株式会社(1960年の販売時から日産ディーゼル工業株式会社に社名変更)は、戦後の復興期に国産ディーゼル技術の確立と商用車開発をけん引してきました。今回、日本自動車殿堂の「歴史遺産車部門」に選定された「ミンセイ6TW12」は、1960年に発売された大型ディーゼルトラックで、一般道路も高速道路も未整備の当時の日本において、物流の長距離高速移動と大量輸送の時代の到来を想定し開発されました。当時としては画期的な直列6気筒ディーゼルエンジンと堅牢なシャシー構造が採用され、高い耐久性で全国各地の輸送・建設・公共インフラ現場で活躍しました。
11月12日の表彰式ではUDトラックスの商品戦略担当 専務執行役員の小田原俊彦が、受賞挨拶で次のように述べました。
「戦後の経済成長で大量輸送の需要が高まり、高馬力・大容量の積載トラックが求められました。6TW12はそのような時代に自社開発のUD6型のエンジンを搭載して生まれたトラックです。輸送が鉄道からトラックに移行するタイミングで、日本で初めて積載量10トン、200馬力を超え、最高速度90キロの高速走行を可能にし、ダムや高層ビルなどの建設において大いに活躍しました。故障が非常に少なく信頼性が高いと評価され、以来大型トラックは当社のビジネスの中核となりました。UDトラックスにとってDNAといえるこの象徴的な車が、日本自動車殿堂の歴史車部門に選ばれたのは本当にうれしいことです」
|
UDトラックスは、1935年の創業以来、常に挑戦者として社会課題の解決に取り組んできました。創業時の「時世が求めるトラックとサービスを提供する」というビジョンのもと、時代の変化に合わせた商用車を世の中に提供しています。今回の受賞は、今年90周年を迎える当社の取り組みが商用車の歴史に刻まれたことを改めて示すものです。
UDトラックス株式会社 ホームページはこちら