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2025.11.10
<EICMA 2025> スポーツツアラー「CB1000GT」を世界初公開【本田技研工業】
2025年11月4日
<EICMA 2025> スポーツツアラー「CB1000GT」を世界初公開
Hondaの英国現地法人であるホンダモーターヨーロッパ・リミテッド(本社:バークシャー州ブラックネル 社長:奥田 克久)は、現地時間2025年11月4日(火)9:00に以下を発表しましたので、その内容をご案内いたします。
Hondaは、水冷・4ストローク・DOHC・直列4気筒・1000cm3の高性能エンジンを搭載した、スポーツツアラー「CB1000GT」を、イタリア・ミラノ市で開催されているEICMA 2025(ミラノショー、プレスデー:11月4日~5日、一般公開:11月6日~9日)で、世界初公開しました。
CB1000GT |
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CB1000GTの主な特長 |
・開発のねらい
CB1000GTの開発コンセプトは、「High Performance Tourer -速く、遠くまで快適に-」としました。スポーツネイキッドモデルの高いパフォーマンスや操る楽しさ、ツアラーの快適性や積載性を高次元でバランスさせることを目指して開発した新しいスポーツツアラーです。
・パワーユニット
CB1000 HORNETに搭載し力強さで定評の水冷・4ストローク・DOHC・直列4気筒・1000cm3エンジンをベースに、専用のFI(フューエルインジェクション)セッティングとスロットルバイワイヤ(TBW)システムを採用。力強い出力特性を維持しながら、スロットルの開け始めの出力をより滑らかにすることなどにより、長距離ツーリングでライダー、パッセンジャーの疲労を軽減し、快適性に寄与しています。
・車体
CB1000 HORNETのスチール製ダイヤモンドフレームをベースに、シートレール部を新設計しました。パッセンジャーや荷物の積載に配慮し、走行時の車体安定感を高めています。
サスペンションには、幅広い走行シチュエーションや積載状況に対応する、電子制御サスペンションEERA※1(Electronically Equipped Ride Adjustment)を標準装備しました。このシステムは、6軸IMU(Inertial Measurement Unit)による車体姿勢、ECUのエンジン制御情報、車輪回転速度などから走行状態を把握し、前後サスペンションの減衰力を最適化することで、路面状況に適した高度な減衰力自動調整を可能としています。
・スタイリング
High Performance Tourerをコンセプトに開発された機能性をスタイリングでも表現。精緻な外観のハイパフォーマンスエンジンを中心に、シャープな造形を施したフロントカウル一体のシュラウドが、グランドツーリングにふさわしい快適性をもイメージさせています。
フロントカウルには、5段階、上下81mmの調節幅を持つアジャスタブルスクリーンを採用しました。シャープな造形でまとめながらも、高いプロテクション性能とニュートラルなハンドリング特性を両立させています。
・電装・制御
スポーティーな走行から、パートナーとの長距離ツーリングまで幅広いシチュエーションで、楽しく快適に走るための先進装備を随所に採用しました。
市街地からワインディングまで幅広いシチュエーションや路面状況に合わせて好みの走りを選択できるライディングモードを搭載。ライディングモードはそれぞれに適切な出力特性や前後サスペンションの減衰力特性を組み合わせたSTANDARD、SPORT、RAIN、TOURの4モードに加えて、各モードにおける減衰レベルを車体負荷や好みに応じて調整可能なユーザーモードが登録可能です。
発進、停止時以外で左手によるクラッチ操作を不要としたクイックシフターを標準装備。市街地や長距離の走行などでの疲労低減に寄与します。
また、バイクとスマートフォンをBluetooth®※2で接続することで、通話やナビゲーション機能などを利用できる独自のHonda RoadSync※3を標準搭載しています。
・純正アクセサリー
CB1000GTは、より楽しく快適に使用していただくために、積載性を向上させるトップボックスやパニアケースをはじめ、より快適性を高めるためのハイスクリーンやコンフォートシートなど、豊富な純正アクセサリーをラインアップしています。
このCB1000GTは、欧州をはじめ日本やアジア・大洋州地域などで販売を計画しています。
※1 EERAはAstemo株式会社の登録商標です
※2 Bluetooth®は米国Bluetooth SIG, Inc.の登録商標です
※3 Honda RoadSyncのご利用には市販のバイク対応Bluetooth®ヘッドセット(別売)との接続が必要です。また専用アプリのインストールが必要です
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