Topics トピックス/リリース
2025.11.05
Japan Mobility Show 2025 ボッシュ、卓越したソフトウェアとハードウェアの強みで、ソフトウェア ドリブン モビリティ時代を形成
2025年10月30日
Japan Mobility Show 2025 ボッシュ、卓越したソフトウェアとハードウェアの強みで、
ソフトウェア ドリブン モビリティ時代を形成
▶冗長性と信頼性を兼ね備えたバイワイヤブレーキアクチュエータ
▶包括的ソフトウェア「ビークルモーションマネジメント」から顔認証で走行モードを自動認識する新機能やイージーターンアシストを発表
▶2026年より栃木工場で第10世代の横滑り防止装置ESCの生産開始予定
|
横浜 — グローバル規模で革新のテクノロジーとサービスを提供するリーディングカンパニーであるボッシュの日本法人、ボッシュ株式会社(本社:神奈川県横浜市都筑区、以下 ボッシュ)は、Japan Mobility Show 2025において、「ソフトウェア ドリブン モビリティ(Software-driven Mobility)」をテーマに、ハードウェアからソフトウェアまで包括的なソリューションをブースで紹介しています。
代表取締役社長のクリスチャン・メッカーは、ボッシュがブースにて展示する、ソフトウェア主導で開発した最新技術から、それを実現するハードウェアまでの幅広いソリューションについて説明したうえで、次のように語りました。「ボッシュは、ソフトウェアとハードウェアの双方において、他に類を見ない専門性と経験を有しています。この強みを最大限に活かし、お客様のニーズにこたえ、引き続き未来のモビリティを形成していきます。」
ソフトウェア ドリブン モビリティに向けた包括的なハードウェアとソフトウェアソリューションを展示
ボッシュはJapan Mobility Show 2025で、バイワイヤブレーキアクチュエータを日本で初めて一般公開しました。ボッシュは完全に電気信号だけでブレーキ動作を実現するバイワイヤシステムに加え、バイワイヤブレーキアクチュエータと横滑り防止装置ESCで構成する油圧式ブレーキバイワイヤシステムも開発しています。ブレーキ ペダルとブレーキシステム間の機械的な接続は不要で、ドライバーからのブレーキ要求は、冗長な電気信号線を介して、電子ブレーキペダルからバイワイヤブレーキアクチュエータと横滑り防止装置ESCに送信されます。異常が発生した場合でも、バイワイヤブレーキアクチュエータと横滑り防止装置ESCはどちらもそれぞれ単独で、4つの車輪ブレーキすべてに必要なブレーキ圧を生成できます。またドライバーのブレーキ要求を電子的に伝達するため、ハンドル位置が右でも左でも仕様変更が不要で、アクチュエータの搭載位置の自由度が上がり、車室内デザインに新たな可能性が生まれます。さらに油圧式のブレーキバイワイヤシステムは、市場で実績のある技術に基づいています。そのため、バイワイヤ化によるメリットを最大限に引き出しながら、信頼性が高く、軽量かつエネルギー効率が高いという特徴があります。ボッシュのバイワイヤブレーキシステムは2026年初頭にアジアの自動車メーカーの量産車に搭載予定です。
「ビークルモーションマネジメント」は、ブレーキ、ステアリング、パワートレイン、サスペンションなど、車両制御のためのさまざまなアクチュエータを統合制御する、包括的なソフトウェアソリューションです。すでにドライバーによる指示のもと、個人の好みや走行シーンに応じてパーソナライズ化された運転を可能にする技術を実現しています。ボッシュでは、この技術をさらに発展させ、事業部間の連携を通じて顔認証でドライバーの好みの走りを自動認識し、ソフトウェアが自動的に最適な走行モードを設定する新機能の開発を進めています。これは、高精度な顔認証技術とAIによる走行分析を使い、ドライバーの個人を特定します。するとシステムがドライバーの過去の運転データや設定履歴、さらに走行中の行動パターンを認識して、ドライバーが意識することなく、その時々の気分や意図、そして継続的に学習された運転スタイルに合致した走行モードをクルマが自動的に提供できるようになるシステムです。
また同じ「ビークルモーションマネジメント」のソフトウェアで、新機能の「イージーターンアシスト」を開発しました。Uターンや急カーブなど車両が急旋回する際に内側のタイヤに軽くブレーキをかけ、モーターの力配分を調整することで、より小さな回転半径で曲がることを可能にします。「イージーターンアシスト」機能により、ドライバーは容易な操縦が可能となり頻繁なハンドルの切り返しが不要となるため、狭い駐車場からのスムーズな発進などを実現します。
日本におけるボッシュの製造力:未来のモビリティを形成
ボッシュの強みは、ソフトウェア主導の開発と、それらを実現する高度なハードウェアの開発、そして製造です。ボッシュは、2026年初頭より栃木工場で第10世代の横滑り防止装置ESCの生産を開始し、日本の自動車メーカーへの供給を順次進めていく予定です。それに先立ち、2025年10月には本製造ラインの導入が完了しており、現在は生産開始に向けて最終準備を進めています。
ボッシュは、最新のソフトウェアの開発と、それらを実現する高度なハードウェア開発、双方の強みを活かし、今後もソフトウェア ドリブン モビリティ時代をけん引していきます。
報道関係対応窓口:
古市、浄土寺
電話:045-605-3010
日本のボッシュ・グループ概要
日本のボッシュはボッシュ㈱、ボッシュ・レックスロス㈱、その他の関係会社から構成されます。ボッシュ㈱は自動車用パーツの開発、製造、販売そしてサービスの業務を展開し、また自動車用補修パーツや電動工具も取り扱っています。ボッシュ・レックスロスは油圧機器事業、FAモジュールコンポーネントやその他のシステムの開発と生産を行い、日本の産業機器技術に貢献しています。2024年の日本のボッシュ・グループの第三者連結売上高は約4,280億円で、従業員数は約6,300人です。
世界のボッシュ・グループ概要
ボッシュ・グループは、グローバル規模で革新のテクノロジーとサービスを提供するリーディングカンパニーです。2024年の従業員数は約41万8,000人(2024年12月31日現在)、売上高は903億ユーロ(約14.8兆円*)を計上しています。ボッシュはモビリティ、産業機器テクノロジー、消費財、エネルギー・ビルディングテクノロジーの4つの事業領域を展開しています。事業を通じて、自動化、電動化、デジタライゼーション、ネットワーク化、持続可能性の取り組みといった普遍的なトレンド形成に、自社のテクノロジーを活用することを目指しています。こうした観点から、ボッシュは地域や業界の壁を超えた幅広い事業展開により、革新性と堅牢性を高めています。ボッシュはセンサー技術、ソフトウェア、サービスにおける実績ある専門知識を活かし、さまざまな分野にまたがるソリューションをワンストップでお客様に提供しています。また、ネットワーク化とAIに関する専門知識を応用して、ユーザーフレンドリーで持続可能な製品を開発・製造しています。ボッシュはコーポレートスローガンである「Invented for life」なテクノロジーによって、人々の生活の質の向上と天然資源の保護に貢献したいと考えています。ボッシュ・グループは、ロバート・ボッシュGmbHとその子会社490社、世界約60カ国にあるドイツ国外の現地法人で構成されており、販売/サービスパートナーを含むグローバルな製造・エンジニアリング・販売ネットワークは世界中のほぼすべての国々を網羅しています。ボッシュの未来の成長のための基盤は技術革新力であり、世界136の拠点で約8万7,000人の従業員が研究開発に携わっています。
ボッシュの起源は、1886年にロバート・ボッシュ(1861~1942年)がシュトゥットガルトに設立した「精密機械と電気技術作業場」に遡ります。ロバート・ボッシュGmbHの独自の株主構造は、ボッシュ・グループの企業としての自立性を保証するものであり、ボッシュは長期的な視野に立った経営を行い、将来の成長を確保する重要な先行投資を積極的に行うことができます。ロバート・ボッシュGmbHの株式資本の94%は慈善団体であるロバート・ボッシュ財団が保有しており、残りの株式はロバート・ボッシュGmbHおよび創業家であるボッシュ家が所有する法人が保有しています。議決権の大半はロバート・ボッシュ工業信託合資会社が保有し、株主の事業機能を担っています。
*2024年の為替平均レート、1ユーロ=163.8354円で計算
さらに詳しい情報は 以下を参照してください。
www.bosch.com ボッシュ・グローバル・ウェブサイト(英語)
www.bosch-press.com ボッシュ・メディア・サービス(英語)
@BoschPress ボッシュ・メディア 公式X(ドイツ語)
www.bosch.co.jp ボッシュ・ジャパン 公式ウェブサイト(日本語)
@BoschJapan ボッシュ・ジャパン 公式X (日本語)
https://www.facebook.com/bosch.co.jp ボッシュ・ジャパン 公式フェイスブック (日本語)
https://www.youtube.com/boschjp ボッシュ・ジャパン 公式YouTube(日本語)
https://www.linkedin.com/company/bosch-japan/ ボッシュ・ジャパン 公式LinkedIn(日本語)
ボッシュ株式会社 ホームページはこちら