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2025.06.26

第75回 自動車技術会賞「技術開発賞」を受賞【堀場製作所】

2025年5月23日

  

  

第75回 自動車技術会賞「技術開発賞」を受賞

  

  

株式会社堀場製作所は、公益社団法人 自動車技術会が主催する「第75回 自動車技術会賞」において「技術開発賞」を受賞しました。
自動車技術会賞は、自動車工学および自動車技術の向上発展を推奨する目的で1951年に設けられました。このうち技術開発賞は、過去3年間に自動車技術の発展に役立つ新製品または新技術を開発した個人および共同開発者に贈られます。この度の受賞は、「多様な燃料に対応した車載・ラボ両用の可搬型排ガス計測システムの開発」に対するもので、環境への配慮に加え、次世代モビリティ開発に不可欠な技術要素を高い水準で備えている点が評価されました。

  


受賞した可搬型排ガス計測システム「MEXAcube」

  

  

受賞内容

  

受賞した可搬型排ガス計測システム「MEXAcube(メクサキューブ)」は、2021年に開発したHORIBA独自の赤外線ガス分析技術「IRLAM(アーラム)TM※1」を搭載したエンジン排ガス測定装置です。消費電力を約80%削減※2した環境配慮製品であり、高濃度の水分を含む水素やアンモニアなどカーボンニュートラル燃料の排ガスにも対応することで、多様化が進む次世代モビリティ開発に貢献します。 また、車載用・ラボ設置用のいずれにも活用できる製品で、Euro 7※3をはじめとする次期排ガス規制で新たに求められるアンモニア、亜酸化窒素、ホルムアルデヒドなどを含んだ9成分を本製品1台で高精度に測定することができます※4。
さらに、路上走行時の排ガスを測定するRDE※5試験特有の過酷な環境変動に対応できる高い信頼性も備えています。

  

  

受賞概要

  

◆第75回 自動車技術会賞 技術開発賞
受賞対象:多様な燃料に対応した車載・ラボ両用の可搬型排ガス計測システムの開発
受賞者:株式会社堀場製作所 近藤 洋輔、並河 祥司、茂原 治久、濵内 翔太、原 健児

  


授賞式の様子

  

※1 赤外レーザー吸収変調法(Infrared Laser Absorption Modulation)。IRLAMは、株式会社堀場製作所の日本及びその他の国における登録商標または商標です
※2 当社従来製品 エンジン排ガス測定装置「MEXA-ONEシリーズ」(ラボ設置型)との比較。使用方法や条件によって効果が異なる場合があります
※3 欧州連合(EU)の次期自動車排ガス規制(2026年に乗用車、2028年に商用車を対象に規制の適用が検討されている)
※4 使用方法や条件によって測定可能な範囲が異なる場合があります
※5 Real Driving Emissionsの略称

  

  

関連情報

  

自動車技術会賞|公益社団法人自動車技術会 -
第75回 自動車技術会賞 受賞者決定|プレスリリース|公益社団法人自動車技術会 -
可搬型排ガス計測システム「MEXAcube」を発売 - HORIBA -

  

  

  

  

  

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