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2025.06.25

Honda F1初勝利60周年記念プログラムを展開【本田技研工業】

2025年6月17日

  

  

Honda F1初勝利60周年記念プログラムを展開
~GoodwoodでチャンピオンマシンWilliams Honda FW11のデモ走行を実施~

  

  

 Hondaは今年、FIA※1フォーミュラ・ワン世界選手権(以下、F1)で初勝利を収めてから60周年を迎えます。
 その記念の一環として、Hondaは英国ウエスト・サセックス州で開催されるGoodwood Festival of Speed 2025(開催日:現地時間7月10日~13日)にてHonda F1に初のコンストラクターズチャンピオン※2をもたらしたマシン「Williams Honda FW11」※3のデモ走行を行います。
 また、デモ走行では当時FW11のドライバーとして活躍した、ナイジェル・マンセル氏がステアリングを握ることが決定。これにより、Honda F1の挑戦と勝利の歴史を振り返るとともに、世界中のモータースポーツファンの皆様を盛り上げていきます。

  

 Goodwood Festival of Speed 2025では今年F1誕生75周年とモータースポーツ125周年の歴史を祝い“The Winning Formula–Champions and Challengers”をテーマに掲げています。その中でデモ走行を行う「FW11」は、1,050馬力以上を誇ったHonda製1.5LV6ツインターボエンジン「RA166E」を搭載し、1986年に16戦中9勝を上げHonda F1として初めてコンストラクターズチャンピオンを獲得したマシンです。その記念すべきマシンを、当時のドライバーであるマンセル氏がドライブするにあたり、Williams Heritage※4の協力のもと、車体、エンジンに特別なメンテナンスを施しイベントに参加します。また、このマシンは、8月に米国のカリフォルニア州で開催される自動車の祭典Monterey Car Week 2025でのデモ走行も予定しています。

  


1986年に「FW11」をドライブするナイジェル・マンセル氏

「RA166E」:FW11に搭載されたHonda製エンジン

※1 Fédération Internationale de l’Automobile(国際自動車連盟)の略称
※2 1シーズン(1年)を通じて最も多くのポイントを獲得したチームに与えられる年間タイトル
※3 1986年Hondaが現Atlassian Williams Racingにエンジンを供給する形でF1参戦していたマシン
※4 Atlassian Williams Racingのレストアを担う部門

  

  

 さらに、60周年の締めくくりとして、Hondaが初優勝した1965年10月24日のメキシコグランプリから60年後にあたる、2025年10月24日~26日に、当時と同じエルマノス・ロドリゲスサーキットで開催されるF1メキシコグランプリ※5にて、初優勝を達成したマシン「Honda RA272」のデモ走行を実施することも決定しました。

 Hondaは、創業当初よりレースを人と技術の研鑽の場と位置づけ、F1に果敢に挑戦し幾多の勝利を重ねてきました。今後も、世界最高峰レース“F1”への挑戦を通じて、人と技術を磨き続けるとともに、世界中のモータースポーツファンの皆様やHondaファンの皆様に夢や感動をお届けしていきます。

  

※5 正式名称は「FIA FORMULA 1世界選手権メキシコシティ・グランプリ」

  

  

株式会社ホンダ・レーシング 代表取締役社長 渡辺康治のコメント

  

「グッドウッドでのFW11のデモ走行が決まり大変うれしく思います。今回、走行をお披露目するFW11は、Honda F1に初の栄冠をもたらしたかけがえのない存在です。この特別なマシンをレストアした関係者の技術を称えるとともに、この走行の機会を与えてくださった皆様に感謝を申し上げます。そして、グッドウッドに加え、それ以降に計画している“Honda F1初勝利60周年”を記念した企画においても、ファンの皆様に楽しんでいただけるよう準備を進めていきます」

  

  

Hondaの主なF1活動

  

1964年-1968年
エンジン・車体を含めたオールHondaとして参戦

1965年
メキシコグランプリで初優勝

1983年-1992年
エンジンサプライヤーとして参戦

1986年
Williams Hondaとしてコンストラクターズチャンピオンを獲得

1987年
Williams Hondaとしてドライバーズチャンピオンとコンストラクターズチャンピオンのダブルタイトル獲得

1988年-1991年
McLaren Hondaとして4年連続でドライバーズチャンピオンとコンストラクターズチャンピオンのダブルタイトル獲得

2000年-2005年
B・A・R Hondaとしてエンジン供給と車体の共同開発による参戦

2006年-2008年
エンジン・車体を含めたオールHondaとして参戦

2015年-2017年
パワーユニットサプライヤーとして参戦
McLaren Racingにパワーユニットを供給

2018年
Scuderia Toro Rossoにパワーユニット供給を開始

2019年
Red Bull Racingにパワーユニット供給を開始

2021年
Red Bull Racingのマックス・フェルスタッペン選手がドライバーズチャンピオン獲得
2021年をもってF1参戦を終了

2022年
Red Bull PowertrainsへHRCが技術支援を開始。 Red Bull Racingとマックス・フェルスタッペン選手がコンストラクターズチャンピオンとドライバーズチャンピオンのダブルタイトル獲得

2023年
2026年からのF1再参戦を発表
コンストラクターズチャンピオンとドライバーズチャンピオンのダブルタイトルを2年連続で獲得

2024年
マックス・フェルスタッペン選手がドライバーズチャンピオン4連覇を達成

  

  

  

  

  

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