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2025.06.23
「日産リーフ」バッテリーの再利用でローマ・フィウミチーノ空港の排出ガスネットゼロの目標を支援
2025年6月13日
「日産リーフ」バッテリーの再利用で
ローマ・フィウミチーノ空港の排出ガスネットゼロの目標を支援
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・ 電気自動車「日産リーフ」の使用済みバッテリー(再生バッテリー)をイタリアのローマ・フィウミチーノ空港に設置し、排出ガスネットゼロの目標を支援
・ 84台分の「リーフ」バッテリーに2.1MWhの電力を蓄電
・ 同空港は太陽光発電と本バッテリーを組み合わせ、年間31GWhの再生可能電力を供給する予定
(本リリースは、欧州日産が現地時間6月3日に発表したリリースの抄訳です)
欧州日産自動車は、電気自動車「日産リーフ」84台分の再生バッテリーをイタリア最大のローマ・フィウミチーノ空港に設置し、最先端バッテリーエネルギー貯蔵システム(BESS)によって環境負荷の少ないエネルギーを空港に提供します。
本取り組みは、フィウミチーノ空港と、EUイノベーションファンドが共同出資した「Pioneer」プロジェクトの一環で、EVの再生バッテリーを活用した蓄電システムを開発し、運用しています。ローマ・フィウミチーノ国際空港は2030年までに排出ガスをネットゼロにする目標の達成を目指しており、本蓄電システムに蓄えられたエネルギーで、空港のエネルギー消費がピークとなる夕方の電力をカバーします。
BESSは合計10MWhの蓄電容量を持ちますが、そのうち2.1MWhを「リーフ」84台分の再生バッテリーが賄います。また、「Pioneer」は55,000枚の太陽光パネルで、年間31GWhを発電します。これをBESSと組み合わせることで、空港にクリーンな電力を供給し、様々なサービスに活用します。
本再生バッテリーは30kWhと40kWhのバッテリーを使用しており、ともに厳格な安全性と性能の基準を満たしています。日産は、本再生バッテリーは空港での通常使用で6~7年以上の運用が可能と予測しており、プロジェクト終了後にはリサイクルも検討しています。
日産は2010年の初代モデル発売以来、15年間でグローバルに約70万台の「リーフ」を販売しています。脱炭素社会やサステナブルな社会の実現に向け、「リーフ」で使用したバッテリーの再利用を今後も推進していきます。
以上
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