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2025.06.19

NXP、レベル2+~4の自動運転向け 第3世代イメージング・レーダー・プロセッサを発表

2025年5月12日

  

  

NXP、レベル2+~4の自動運転向け
第3世代イメージング・レーダー・プロセッサを発表

  

  

・NXPのハイエンドのレーダー・プロセッサ「S32R47ファミリ」は厳しいレベル2+~4の自動運転技術要件に対応

  

・高解像度のセンシングが交通弱者/落下物の検知などの高度なユースケースを実現

  

・演算能力の向上により、自動車メーカーはオートパイロット・ナビゲーションなどの先進アプリケーションの開発や、将来的なソフトウェア・デファインド・ビークル(SDV)に必要な要件への大規模な対応が可能に

  

  

  

NXPは、イメージング・レーダー分野でこれまでに培ってきた定評ある技術力を基に、16nmのFinFET技術を活用した新しいイメージング・レーダー・プロセッサ「S32R47」を発表しました。第3世代となる今回のイメージング・レーダー・プロセッサは前世代の最大2倍の処理能力、システム・コストの削減、電力効率の向上という特長を持っています。S32R47ファミリはNXPのミリ波レーダー・トランシーバ、電源管理、車載ネットワーキングの各ソリューションと組み合わせることにより、機能安全規格のASIL ISO 26262 ASIL B(D)に準拠し、自動運転技術のさらなる進化に向けて自動車業界を後押しします。

Yole Intelligence社の『Status of the Radar Industry 2024』レポートによると、2029年までに市場に投入される新型乗用車の走行台数のうち約40%が運転支援レベル2+(L2+)またはレベル3(L3)となり、レベル4(L4)車両も徐々に増えていくと見込まれています。SDV化に向けて急成長する自動運転市場に対応するため、自動車メーカーやTier 1サプライヤは、自動運転や完全自動駐車などの安全で高度な自律機能に不可欠なレーダー性能を向上させる必要があります。

上席副社長 兼 レーダー&ADAS担当ゼネラル・マネージャーのMeindert van den Beldは次のようにコメントしています。「S32R47は、現在の量産ソリューションに比べて3倍以上のアンテナ・チャンネルをリアルタイムで効率的に処理することができます。高度な自動運転のユースケースにおいてイメージング・レーダーに求められる高い解像度、感度、ダイナミック・レンジを実現しつつ、大量生産に向け自動車メーカーが設定する厳しい消費電力要件とシステム・コスト要件も満たします。」

イメージング・レーダーによって得られる高精度な点群データは、周囲の環境を詳細に再現することができます。複雑な都市環境などの厳しい状況下において、AI搭載の認識システムによる高度な支援/自動運転に不可欠な役割を果たします。

S32R47は高性能マルチコア・レーダー・プロセッシング・システムを統合し、次世代ADASシステムの実現につながる高密度な点群出力と強化されたアルゴリズムを提供します。これにより、物体の識別精度と検出信頼性が向上し、交通弱者や落下物の分類精度が向上します。

  

  

NXPの第3世代イメージング・レーダー・ソリューション

  

・過去2世代で培った定評ある技術とノウハウを基に開発されたこの新しいソリューションは、レーダーMPUにおいて最大2倍の処理性能を実現しながら、ICのフットプリントを38%削減

  

・到来方向(DoA)処理の高度化や物体識別などの機能を支えるAI/MLもサポート

  

・NXPの次世代イメージング・レーダー・ソリューションは、部品構成の最適化と、アンテナ・チャンネルや処理能力の拡張性向上を実現した新しいイメージング・レーダーの開発を可能に

  

・NXPのソリューションは、他のソリューションと比べ、最大89%少ないアンテナ・チャネル数で同等またはそれ以上の性能を実現しており、システム・コスト、サイズ、消費電力を抑えながら統合上の課題を解決

  

詳細はS32R47イメージング・レーダー・プロセッサをご覧ください。

  

  

NXPのレーダー製品ラインナップ

すでに主要なお客様向けにサンプルを出荷し、次世代のOEMプラットフォームを対象としたNXPの新しいレーダー・プロセッシング・ソリューション「S32R47」は、 包括的かつスケーラブルなレーダー・センシング製品を基盤としており、コーナー・レーダーから高解像度4Dイメージング・レーダーまで、自動車メーカーの多様化するユースケースやアーキテクチャに対応しています。S32Rプラットフォームはソフトウェアの再利用と迅速な開発が可能な共通アーキテクチャ、高性能なハードウェア・セキュリティ・エンジン、OTAアップデートのサポート、最新のサイバーセキュリティ標準への準拠を提供します。

  

  

NXP Semiconductorsについて

NXP Semiconductorsは車載、インダストリアル& IoT、モバイル、通信インフラ市場における革新的ソリューションを提供する、信頼できるパートナーです。NXPでは「Brighter Together」というアプローチのもと、最先端のテクノロジとパイオニア精神を持つ人材の両方を活かし、より良く、安全・安心なコネクテッド・ワールドを実現するシステム・ソリューションを開発しています。現在、NXPは30か国以上で事業を展開しており、2024年の売上高は126億1,000万米ドルとなりました。

  

詳細はwww.nxp.com をご覧ください。

  

NXPジャパンはNXP Semiconductorsが開発および製造するプロセッシング・ソリューション、認証技術、コネクティビティ、高出力RFやアナログ製品などを日本市場に提供しています。本社は東京都渋谷区で、名古屋および大阪に営業所があります。詳細はWebサイトwww.nxp.jp(日本語)をご覧ください。

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〒150-6024 東京都渋谷区恵比寿4-20-3恵比寿ガーデンプレイスタワー24F
Tel: 070-1305-8813
yumiko.baba@nxp.com

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〒102-0083 東京都千代田区麹町3-2-6 麹町本多ビル2A
Tel: 090-5579-4897
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