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2025.05.27

日産フォーミュラEチーム、ホームレースの東京E-PRIXで2度のポールポジションと表彰台を獲得、第9戦では悲願の優勝を果たす

2025年5月19日

  

  

日産フォーミュラEチーム、ホームレースの東京E-PRIXで2度のポールポジションと表彰台を獲得、第9戦では悲願の優勝を果たす

  

  

  

  

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:イヴァン エスピノーサ)は、同社の日産フォーミュラEチームが参加した初の東京ダブルヘッダーで、2度のポールポジションおよび表彰台を獲得しました。日曜日の第9戦では、ドライバーズランキングで首位に立つオリバー ローランドが念願の優勝に輝きました。

ABB FIAフォーミュラE世界選手権シーズン11(2024/25)の第8戦と第9戦のうち、土曜日に開催された第8戦では雨により予選が中止され、フリープラクティス(FP)2の結果がグリッドに採用されました。これにより、FP2で好調なペースを見せたローランドが首位スタートとなり、チームメイトのノーマン ナトーは3位からスタートしました。

ローランドは、ウェットコンディションの中、セーフティカー先導によるスタート後に1位を維持し、赤旗が上がる前に十分な差を広げました。しかし、レース再開後に義務付けられたピットブーストを完了すると、赤旗前にピットブーストを完了したドライバーに首位を奪われ2位に後退していました。その後、ローランドは懸命に追い越しを図りましたが叶わず、シーズン6度目の表彰台となる2位でフィニッシュしました。

一方、ナトーは序盤でポイント争いに加わっていましたが、タイヤに問題が生じ、グリップを掴みきれず、15位でゴールしました。

日曜日は曇り空となり、ドライコンディションで開催された予選のグループステージで、両ドライバーは素晴らしい走りを見せデュエルに進出、クォーターファイナルでは日産フォーミュラEドライバー同志の直接対戦となりました。ローランドは決勝まで進出し、シーズン3度目のポールポジションを獲得、3度開催された東京E-Prixでポールスタートした唯一のドライバーとなりました。

再びリードを維持したローランドは、そのペースとチームの優れた戦略が見事に功を奏しました。2回目の6分間のアタックモードを起動する前には順位が6位まで落ちましたが、次々と追い越しを決め、残り数周で首位を奪い返し、そのまま後続車からの猛攻をしのいでシーズン4度目の勝利を収めました。

ナトーは8位からスタートし、ポイント争いに加わっていましたが、接触により後退し、最終的には17位でフィニッシュしました。

この結果、ローランドはこれまでの9戦で4勝と2位を3回という好成績により、ドライバーズランキングで161ポイントを獲得し、2位との差を77ポイントに拡大しました。チームランキングでは日産フォーミュラEチームは172ポイントでトップに返り咲き、またマニュファクチャラーズランキングでも日産は225ポイントで1位と、全ランキングで首位に立ちました。

次戦のフォーミュラEは、第10戦と第11戦が中国・上海で5月31日(土)と6月1日(日)に開催されます。

日産フォーミュラEチームのマネージングダイレクター、およびチームプリンシパルであるトマソ ヴォルペは以下の通りに意気込みを語りました。 「特別な週末でした!ホームファンの前でこんなに素晴らしいパフォーマンスを発揮できるのは本当に気持ちが良いです。土曜日は雨の中で難しいコンディションでしたが、懸命に戦い、ローランドと共に表彰台に立てたことを誇りに思います。結局、赤旗のタイミングがピットブーストに影響し、勝利を逃したのは残念でした。ナトーはグリップを掴むのに苦労しましたが、フリープラクティスでは素晴らしいスピードを見せてくれました。彼はレースでも懸命な走りをみせましたが、その努力に見合うポイントを獲得できませんでした。 日曜日は最高の結果となりました。日産の多くの同僚やトップマネジメントが応援に駆けつけてくれた中で、レースに勝てたのは素晴らしいことです。ローランドはポールを獲得し、2回目のアタックモードを巧みに活用して前に出て、後ろからのプレッシャーにも耐えました。ナトーはデュエルに進出し、ポイント争いに加わる良い展開を見せていましたが、ポジション争いで接触して後退してしまいました。彼にとっては悔しい結果で、何が起こったのか、どのように改善できるかをしっかりと分析していきます。 全体として、非常にポジティブなレースでした。ホームで全てのランキングの首位を取り戻すことができ、とても満足しています。東京で表彰台に立ちながら日本の国歌を聞くのは、チーム全員にとって信じられない瞬間であり、日産の皆さんが誇りに思っていただけたら嬉しいです」

  

  

オリバー ローランド

「日本のホームファンの前でこんなに素晴らしい結果を出せたことにとても興奮しています。マシンは常に素晴らしい感触で、チームも素晴らしい仕事をしました。昨日勝利を逃したのは残念でしたが、2位を獲得できたて良かったです。下位のドライバーがリスクを背負って取ったピットブーストの戦略が勝ってしまいました。日曜日に、ホームである日本のサポートを受けて勝てたのはとても嬉しく思っています。2回目のアタックモードの前に少し順位を下げてしまっていたので、大きなチャレンジをしなければならないと感じました。緊張感がありましたが、首位に出て最後まで順位を守り切ることができました。ドライバーズランキングでの、このポイント差は夢のようです。ここ数年のチームの立て直しの取り組みに大きな感謝を捧げます。上海に向けてこのパフォーマンスレベルを維持することが目標です」

  

  

ノーマン ナトー

「FPで良いスタートを切り、土曜は3位で決勝をスタートしました。レースではウェットコンディションでグリップを掴むのが難しく、上海に向けてこれを改善する必要があります。日曜はFP3で良いスタートを切り、ポイント争いに加わる良い流れになったように思いましたが、残念ながら別の車に接触され、いくつかのポジションを失ってしまい、リカバリーできませんでした。ローランドとチームの結果に大きな祝福を送り、次回はしっかりとポイントを獲得できるように頑張ります」

  

  

  

以上

  

  

  

  

  

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