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2025.04.17

電気小型トラック「eCanter」欧州モデルで高所作業車・クレーン架装を新たに追加【三菱ふそうトラック・バス】

2025年4月8日

  

  

電気小型トラック「eCanter」欧州モデルで高所作業車・クレーン架装を新たに追加
‐「bauma 2025」にて発表‐

  

  

・「eCanter」三転ダンプ架装車を「bauma 2025」で展示

  

・小型トラック「キャンター」の平ボディ、クレーン、ダンプも展示

  

  

三菱ふそうトラック・バス株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長・CEO:カール・デッ ペン、以下 MFTBC)は、電気小型トラック「eCanter」の欧州市場向けモデルでクレーンおよび高 所作業車を2025年内に新たな架装ラインアップとして追加することを、ドイツのミュンヘンで開幕中 の国際建設鉱業機械・建設資材製造機械・建設車輛・関連専門見本市「bauma 2025」にて発表し ました。

2025年4月13日まで開催される「bauma 2025」では、小型トラック「キャンター」のダンプ車1台と、ク レーン架装車1台の計2台を FUSO ブースで展示します。2025年内には「eCanter」欧州モデルの一 部車種で、高所作業車及びクレーン架装車が新たな架装ラインアップとして加わる予定です。

「bauma 2025」では、GVW(車両総重量)7.49トンの「eCanter」三転ダンプ架装車も展示します。最 大積載量3.6トンの同車両にはモーター駆動の ePTO(動力取り出し装置)を搭載しており、ePTO を通じて動力を架装側に伝達することで、ダンプ、キャリアカー、リヤクレーン、ごみ収集車などの 様々な用途の架装が可能となっています。重機産業のお客様はEV トラックを利用する際に、幅広 い架装ラインアップからの選択が可能になります。

「bauma 2025」で展示した GVW6.0トンの「キャンター」の平ボディおよびクレーン架装車は、建設業 界における小型トラックの主要な用途です。標準キャブで小回りが利き、操作しやすい同車両は、 狭い道路での重量物の輸送など、厳しい条件下での輸送作業に適しています。「bauma 2025」の 屋外会場では、GVW(車両総重量)8.55トンの「キャンター」のダンプ車を展示します。

今年で34回目となる同展示会では、57カ国から3,500を超える出展者が機械や技術を展示します。 2022年の同展示会では、「eCanter」のダンプ車を初展示しました。MFTBC は、過去にも「bauma China」で産業用エンジンを展示しています。

  

三菱ふそうトラック・バス株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長・CEO:カール・ デッペン、以下 MFTBC)の親会社ダイムラートラック社は、2024年の通期決算を発表しました。 欧州の需要減の中、安定した業績を残しました。FUSO ブランドはインドネシアでの地位を堅 持し、「eCanter」を含むバッテリー電気自動車(EV)の販売を伸ばしました。

ダイムラーグループの2024年の売上高は541億ユーロで、2023年(559億ユーロ)より3%減少 しました。調整済み EBIT は46.67億ユーロと15%減(2023年:54.89億ユーロ)となりました。一 方で、トラック・バス事業のフリーキャッシュフローは31.52億ユーロに増加(2023年:28.11億 ユーロ)しました。

FUSO ブランドを含むトラックアジア事業部門は、販売台数は125,234台と前年比22%の減少で した(2023年:161,171台)。売上高も13%減の61.11億ユーロとなりました(2023年:70.60億 ユーロ)。特に中国におけるダイムラートラック社と北汽福田汽車社との合弁会社における減 損処理が大きく影響しました。

FUSO はインドネシアで38.1%の市場シェアを獲得し、54年連続でトップシェアとなりました。イ ンドネシアでは2024年に「eCanter」を発売しました。

ダイムラートラック全体では460,469台を販売し、前年比12%の減少でした(2023年:526,053 台)。バッテリーEV は17%増となる4,035台を販売しました。三菱ふそうの「eCanter」はギリシャ ではアテネとテッサロニキで計89台、スペインの Planway Logística 社から22台の受注を獲得 しました。ギリシャでは、eCanter に同国のカウシス社による架装を施した車両がごみ収集作 業に用いられています。スペインでは山吹色の「eCanter」がスペインの郵便サービス・Correos に利用されています。

日本国内では、大型トラック「スーパーグレート」最新モデルが、その性能の高さと燃費性を評 価されました。

2025 年は、ダイムラートラック社は 46 万台から 48 万台の販売台数を予想しています(2024 年:460,409 台)。

  

  


「bauma 2025」では、GVW(車両総重量)7.49トンの「eCanter」三転ダンプ架装車を展示

  


「bauma 2025」では GVW6.0トンの「キャンター」平ボディとクレーン架装車を展示

  


「bauma 2025」の屋外会場では、GVW(車両総重量)8.55トンの「キャンター」ダンプ車を展示

  

  

  

以上

  

三菱ふそうトラック・バス株式会社について

三菱ふそうトラック・バス株式会社(MFTBC)は、川崎市に本社を置く商用車メーカーです。ダイムラー トラック社が89.29%、三菱グループ各社が10.71%の株式を保有しています。90年以上の歴史を持つ FUSO ブランドのトラックやバス、産業用エンジンを世界約170の市場向けに開発・製造・販売していま す。日本初の量産型電気小型トラック「eCanter」による電動化や、運転自動化では大型トラック「スー パーグレート」に国内商用車初の SAE レベル2相当の高度運転支援技術を実装するなど、先進技術の 開発に積極的に取り組んでいます。

  

FUSO ブランドについて

「FUSO」はダイムラートラックのブランドの一つです。世界約170の市場において、トラックやバスといっ た商用車や産業用エンジンを展開しています。90年以上の歴史と日本ならではの品質や熟練技術に よる効率性や安全性、快適性が特徴です。小型トラック「キャンター」は世界中の様々な市場でトップ シェアを獲得しており、日本初の量産型電気小型トラック「eCanter」をグローバルに展開し、商用車の電 動化をリードしています。ブランドスローガン「Future Together」の下、FUSO はお客様とともに安全かつ サステナブルな輸送ビジネスを未来へ繋いでいくことを約束します。

  

電気小型トラック「eCanter」について

「eCanter」は、MFTBC が2017年に発売した日本初の量産型電気小型トラック(バッテリーEV トラック)で す。温室効果ガスを排出せず、CO2削減という社会課題の解決に貢献しつつ、静穏かつ低振動という EV トラックの特性により、都市内輸送・深夜早朝の輸送をより快適・低負荷で行えます。2023年3月に フルモデルチェンジして発売した新型モデルは、シャシラインアップや架装バリエーションの拡大、ニー ズに合わせた航続距離の展開によって、さらに多様なニーズへの対応が可能です。日本のほか欧州 31市場やオセアニア地域に加え、インドネシアや台湾といったアジア地域および中東・南米など、海外市場への新たな展開も進めています

  

  

  

  

  

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