Topics トピックス/リリース

2025.04.14

ダイムラートラック社、2024年の通期決算を発表【三菱ふそうトラック・バス】

2025年3月18日

  

  

ダイムラートラック社、2024年の通期決算を発表

  

  

・トラック・バス事業のフリーキャッシュフローが増加

  

・MFTBC の「eCanter」を含むバッテリーEV の売り上げは 17%増

  

・FUSOはインドネシアでトップシェアを継続

  

・欧州で「eCanter」を大規模受注

  

  

三菱ふそうトラック・バス株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長・CEO:カール・ デッペン、以下 MFTBC)は、高度運転支援機能を改良し、車種ラインアップを追加した大型ト ラック「スーパーグレート」を発売しました。2025年3月より、全国の三菱ふそう販売会社及び 三菱ふそう地域販売部門にて順次販売を開始します。

  

三菱ふそうトラック・バス株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長・CEO:カール・ デッペン、以下 MFTBC)の親会社ダイムラートラック社は、2024年の通期決算を発表しました。 欧州の需要減の中、安定した業績を残しました。FUSO ブランドはインドネシアでの地位を堅 持し、「eCanter」を含むバッテリー電気自動車(EV)の販売を伸ばしました。

ダイムラーグループの2024年の売上高は541億ユーロで、2023年(559億ユーロ)より3%減少 しました。調整済み EBIT は46.67億ユーロと15%減(2023年:54.89億ユーロ)となりました。一 方で、トラック・バス事業のフリーキャッシュフローは31.52億ユーロに増加(2023年:28.11億 ユーロ)しました。

FUSO ブランドを含むトラックアジア事業部門は、販売台数は125,234台と前年比22%の減少で した(2023年:161,171台)。売上高も13%減の61.11億ユーロとなりました(2023年:70.60億 ユーロ)。特に中国におけるダイムラートラック社と北汽福田汽車社との合弁会社における減 損処理が大きく影響しました。

FUSO はインドネシアで38.1%の市場シェアを獲得し、54年連続でトップシェアとなりました。イ ンドネシアでは2024年に「eCanter」を発売しました。

ダイムラートラック全体では460,469台を販売し、前年比12%の減少でした(2023年:526,053 台)。バッテリーEV は17%増となる4,035台を販売しました。三菱ふそうの「eCanter」はギリシャ ではアテネとテッサロニキで計89台、スペインの Planway Logística 社から22台の受注を獲得 しました。ギリシャでは、eCanter に同国のカウシス社による架装を施した車両がごみ収集作 業に用いられています。スペインでは山吹色の「eCanter」がスペインの郵便サービス・Correos に利用されています。

日本国内では、大型トラック「スーパーグレート」最新モデルが、その性能の高さと燃費性を評 価されました。

2025 年は、ダイムラートラック社は 46 万台から 48 万台の販売台数を予想しています(2024 年:460,409 台)。

  

  

*財務指標はすべて、ダイムラートラックホールディング社が発表したものです。

  


2024年にスペイン・Planway Logística 社に22台の「eCanter」を納車

  

三菱ふそうトラック・バス株式会社について

三菱ふそうトラック・バス株式会社(MFTBC)は、川崎市に本社を置く商用車メーカーです。ダイムラート ラック社が89.29%、三菱グループ各社が10.71%の株式を保有しています。90年以上の歴史を持つ FUSO ブランドのトラックやバス、産業用エンジンを世界約170の市場向けに開発・製造・販売していま す。日本初の量産型電気小型トラック「eCanter」による電動化や、運転自動化では大型トラック「スー パーグレート」に国内商用車初の SAE レベル2相当の高度運転支援技術を実装するなど、先進技術の 開発に積極的に取り組んでいます。

  

ダイムラートラック社について

Daimler Truck Holding AG(「ダイムラートラック社」)は、世界最大の商用車メーカーの一つであり、世界 40以上の主要拠点と、10万人以上の従業員を有しています。ダイムラートラック社の創業者は、125年 前にそのトラックとバスによって、現代の輸送産業の基礎を作りました。今日まで変わらず、同社は「世 界を動かし続ける全ての人々のために」というひとつの目的のために活動を続けています。同社のお 客様は、確実、時間通り、そして安全な人々の移動と商品の輸送を可能にし、そのための技術、製品、 そしてサービスを提供します。これはカーボンニュートラルな運転への転換にも当てはまります。深い 技術的知識とお客様のニーズを明確に理解することで、サステナブルな輸送を実現することを目指し ています。ダイムラートラック社の事業活動は、五つのセグメントによって構成されています。
① トラックノースアメリカ:「フレートライナー」と「ウエスタン・スター」のトラック、スクールバスの
 「トーマス・ビルト・バス」
② トラックアジア:商用車の「FUSO」ならびに「RIZON」
③ メルセデス・ベンツ・トラック:「メルセデス・ベンツ」および「バーラトベンツ」
④ ダイムラーバス:「メルセデス・ベンツ」と「セトラ」
⑤ ダイムラー・トラック・ファイナンシャルサービス(DTFS)
トラックセグメントは、長距離、配送、建設輸送向けの小型、中型、大型トラックと、主に地方自治体や 専門機関で運用される特殊車両をラインアップしています。バスセグメントは、路線、スクール、都市間 および観光バスと、バス用シャシーを提供しています。新車・中古車の販売に加え、アフターサービスと コネクティビティサービスも提供しています。

  

FUSO ブランドについて

「FUSO」はダイムラートラックのブランドの一つです。世界約170の市場において、トラックやバスといっ た商用車や産業用エンジンを展開しています。90年以上の歴史と日本ならではの品質や熟練技術に よる効率性や安全性、快適性が特徴です。小型トラック「キャンター」は世界中の様々な市場でトップ シェアを獲得しており、日本初の量産型電気小型トラック「eCanter」をグローバルに展開し、商用車の 電動化をリードしています。ブランドスローガン「Future Together」の下、FUSO はお客様とともに安全か つサステナブルな輸送ビジネスを未来へ繋いでいくことを約束します。

  

電気小型トラック「eCanter」について

「eCanter」は、MFTBC が2017年に発売した日本初の量産型電気小型トラック(バッテリーEV トラック)で す。温室効果ガスを排出せず、CO2削減という社会課題の解決に貢献しつつ、静穏かつ低振動という EV トラックの特性により、都市内輸送・深夜早朝の輸送をより快適・低負荷で行えます。2023年3月に フルモデルチェンジして発売した新型モデルは、シャシラインアップや架装バリエーションの拡大、ニー ズに合わせた航続距離の展開によって、さらに多様なニーズへの対応が可能です。日本のほか欧州 31市場やオセアニア地域に加え、インドネシアや台湾といったアジア地域および中東・南米など、海外 市場への新たな展開も進めています。

  

  

  

  

  

三菱ふそうトラック・バス株式会社 ホームページはこちら

  

一覧に戻る