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2025.03.24

広帯域対応、3225サイズ車載PoCインダクタを商品化【村田製作所】

2025年2月28日

  

  

世界最高水準の高精度な自動車向け6軸慣性センサを開発
~搭載機器の小型化・軽量化に貢献~

  

  

  

  

株式会社村田製作所(以下、「当社」)は、3225サイズの車載PoCインダクタLQW32FT_2Hシリーズ(以下、「当製品」)を商品化しました。2025年1月より量産を開始しています。

近年、先進運転支援システム(ADAS)の普及に伴い、高精細な車載カメラの搭載数が増加しています。LVDS※1伝送の車載カメラシステムでは、1本の同軸ケーブルに信号と電源を重畳させる高速インターフェースのPoC※2が多く採用されています。PoC回路では、回路処理部で広帯域信号を扱うほか、信号と電源を分離するために広帯域で高インピーダンスを維持する必要があることから、通常は複数のインダクタを使用します。 そこで当社は、独自のセラミック材料や製品構造により高インピーダンスを実現することで、PoCインダクタの員数削減を可能にしました。これにより、実装スペースの削減による搭載機器の小型・軽量化に寄与します。

当社は、今後も市場ニーズに対応した製品開発に取り組み、自動車の高性能化・高機能化に貢献していきます。

  

  

  

主な仕様

製品名 LQW32FT_2Hシリーズ
サイズ(㎜) 3.2 × 2.5×2.3
インダクタンス値 22μH
使用温度範囲 -40~125℃
その他 AEC-Q200※3に準拠

※1 LVDS (Low Voltage Differential Signal):差動データ転送の最も一般的な規格。
※2 PoC (Power Over Coax):信号ラインと電源ラインを同軸ケーブルに一本化した方式。
※3 AEC-Q200:AEC (Automotive Electronics Council、車載電子部品評議会)が策定している規格のひとつ。

  

  

製品情報

  

製品詳細はLQW32FT_2Hをご覧ください。

  

  

関連サイト

  

車載PoC用インダクタのラインアップはこちらをご覧ください。

  

  

問い合わせ

  

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ムラタについて

  

村田製作所はセラミックスをベースとした電子部品の開発・生産・販売を行っている世界的な総合電子部品メーカーです。独自に開発、蓄積している材料開発、プロセス開発、商品設計、生産技術、それらをサポートするソフトウェアや分析・評価などの技術基盤で独創的な製品を創出し、エレクトロニクス社会の発展に貢献していきます。

  

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